法務大臣閣議後記者会見の概要(平成21年3月17日(火))
平成21年3月17日(火)
おはようございます。
【フィリピン人一家3人の処遇に関する質疑】
Q:フィリピン人のカルデロンさん一家の問題についてなのですが,先週末に御両親が自発的に帰国するということを決断されて,先日,早速ノリコさんに在留特別許可が出ました。この間,様々な議論があったわけですが,改めて今回の結果について,大臣としてどのように受け止めていらっしゃいますか。
A:私は,この一家の事情について最大限斟酌しまして,ぎりぎりのところで,適切な判断をしたと思っています。
Q:それから,家族は今後将来,3人でまた日本で暮らしたいというようなこともおっしゃっていましたが,特にお母さんについては刑法犯で有罪が確定していることもあって,基本的には入国ができないというケースだと思うのですけれども,そうした可能性についてはどのようにお考えでしょうか。
A:本来であればこういう強制退去ですから5年間は入れないわけですけれども,いろいろな事情を斟酌して,子どもに対する面会目的で一時帰国するということについては,5年を待たずして1年なり,あるいはそういう申し出があった場合には,上陸特別許可を出すこともやぶさかでないということを申し上げています。ただ,パーマネントに,すぐということについては,いろいろなこともまた考えなければならないこともありますし,今の時点で申し上げるべきではないと思っています。
【裁判員制度に関する質疑】
Q:先週末に最高裁から,裁判員候補者から返送された調査票の回答についての発表があったかと思うのですが,29万5,000人の内,約7万人が辞退したいということで,4分の1ほどになる計算かと思います。最高裁としては想定の範囲内ということのようなのですが,大臣としてはこの数字をどのように受け止めていらっしゃいますか。
A:今言われたように,最高裁としては想定の範囲ということですけれども,いずれにしても,私の個人的な感想では,70歳以上を理由とする辞退が随分多いなということがちょっと気になりまして,やはり更に一層,皆様方の御理解をいただくための啓発・広報活動を関係諸機関と連携してしなければならないなということを強く感じました。
【法曹人口に関する質疑】
Q:先週,法曹人口の問題を考える国会議員の会ができまして,司法試験の年間3,000人合格の目標も見直すことも視野に入れてというような会ができたのですけれども,それについてはどのように受け止めておられますか。
A:法曹人口については,拡大しなければいけないということで3,000人を目指して,司法制度改革の一環として取り組みがなされているところでして,私としては,やはりその目標を目指して引き続き努力をしなければいけないと思っています。ただ,いろいろな御意見もあると思いますから,やはりそれなりに耳を傾けたいと思いますけれども,その議連については,これからどのような見解を示されるのか,これからの御協議によると思いますので,今,それについてどうこうという仮定の質問にはお答えできません。
【公訴時効に関する勉強会に関する質疑】
Q:時効に関しての勉強会なのですが,年度内に何らかの取りまとめというお話でしたが,その後いかがでしょうか。
A:どのようなアウトプットにするかということも含めて,まだ作業中ですので,今の時点では申し上げられませんけれども,精力的に勉強を続けているところです。
(以 上)