法務大臣閣議後記者会見の概要(平成21年3月31日(火))
おはようございます。
【公訴時効制度に関する質疑】
Q:時効の勉強会についてなのですが,年度末ということで,一部に,延長の方向でまとまったという報道もありましたけれども,事実関係等含めていかがでしょうか。
A:そういう報道がなされたということは,私も承知していますけれども,お尋ねの点については,近日中になんらかのアウトプットが出せるよう検討を進めているところであって,現時点において,なんらかの方針を決めたということはありません。いずれにしても,勉強会において,内容がまとまりましたら速やかに明らかにしたいと考えています。数日以内に何らかの形で,ディスクローズさせていただきたいと思います。
【千葉県知事選に関する質疑】
Q:日曜日の千葉県知事選についてなのですが,無所属の森田候補が当選して,民主党系の候補が落選するという結果になりました。西松事件の影響を指摘する声もありますけれども,この結果についてはどのように受け止めていますか。
A:民主党推薦の候補が落選したといいますけれど,森英介も推薦しまして,吉田平候補を支持したという立場でいいますと,やはり出遅れと知名度不足が響いたと率直に思います。なんと言っても,森田候補は前回も挑戦していますし,抜群の知名度と,それから二回ネバーギブアップで挑戦したということで,多くの県民に訴えたのだろうと思いますけれど,私としては,敗軍の兵ですから,あまり多くは語りたくありません。
Q:多く語られたくない中で恐縮なのですが,国政への影響という意味では,なんらかの影響はありますか。
A:非常に難しいです。支持した候補が負けたのですから,誠に残念であって,これは,あまり国政とは関係ないと私は思うのです。関係あるとすると,私が支持したことは,一体なんだったんだと思います。
Q:今後,千葉県に対してどのようなことを森田さんにやってほしいとか望まれることはありますか,期待されることなどありますか。
A:森田さんの持ち味というのは,やはり,ああいう明るさと元気なところだと思うのです。やはり明るいムードを作ってもらうことが第一の期待ではないかと思います。いろいろ私の同志の多くは森田さんを応援している人もいっぱいいますから,みんなの意見をよく聞いてもらって,より千葉県にダイナミズムが出るように頑張ってもらいたいと思います。
【横浜事件に関する質疑】
Q:昨日,判決がありました横浜事件について伺いたいのですが,判決内容としては,実質的に無罪を示唆するような部分があったかと思うのですけれども,それで遺族の方からもきちんと無罪判決を出してほしいという中で,結果としては,免訴という結果だったのですが,大臣は,兼ねてからコモンセンスで,行政に取り組むとおっしゃっていますけれども,今回の裁判所の判断というのが,市民の常識にかなったものという評価ができるかどうか,結果について,全般的にどう受け止めていらっしゃいますか。
A:個別事件に係ることですので,法務大臣として所見を述べることは差し控えたいと思いますが,特に裁判所が出した判決ですので,私から所感を述べることは差し控えたいと思います。
【大学評価・学位授与機構の法科大学院の評価結果に関する質疑】
Q:昨日,法科大学院の認証評価でまた14校分が出たのですが,今回9校が不適合ということで,不適合と評価された学校がちょっと増えている感じがあるのですけれど,それについて大臣はどのようにご覧になられていますか。
A:個別の法科大学院の評価内容について,私からコメントすることは差し控えたいと思います。ただ要するに,司法制度改革の中でやはり法科大学院の占める役割というのは極めて重要だと思います。必ずしも,現時点において,初期の法科大学院の役割というか意義が十全に果たされているとは思っていませんので,是非,法科大学院において,それぞれが自助努力によって更に質的向上を図っていただくように期待したいと思いますし,またそれに向けて,文部科学省が主管ですから,文部科学省にもいろいろな御努力をお願いしたいと思いますけれども,法務省としても全面的に御協力をしていきたいと思っています。
【衆議院解散に関する質疑】
Q:麻生内閣の支持率が上昇したことを受けて,5月解散総選挙という説が自民党内で盛り上がってきていますが,大臣としては解散総選挙よりも景気対策を優先して取り組むべきだというお考えでしょうか。
A:まず,解散権というのは総理の専管事項ですから,私から申し上げることはしません。ただやはり,現下の最大の麻生内閣の使命というのは景気対策であって,それについては,第一次補正予算,第二次補正予算,来年度本予算また関連法案を,一日も早く成立させて,それを実施に移すということが第一目標だったわけですけれど,それを何とか達成することができました。これは速やかに実施に移さなければいけませんが,加えて,更なる追加の対策をどうするのかという局面ですので,やはりとにかく,今なすべきことをなすということが,支持率の如何に関わらず肝心・肝要ではないかと思っています。
Q:補正予算というのは出すだけではなくて,やはり成立までなすべきだとお考えでしょうか。
A:それは,もちろんいずれ成立しなければいけないわけですけれども,どこでどうこうというのは,やはりすべて総理の御判断ですから,今やるべきことをやるということだと思います。
【名誉毀損を巡る民事裁判における賠償額に関する質疑】
Q:先週,東京地方裁判所で講談社と日本相撲協会の名誉毀損を巡る民事裁判の判決がありまして,賠償額としては,多分一番これまでで多いのではないかと思える4,200万円という判決が出ましたけれども,一般的に言って,最近,名誉毀損を巡る民事裁判で賠償金が高額化している流れがあると思うのですけれども,それについては賛否両論あると思いますが,大臣としてどのようにお考えですか。
A:それこそ裁判所の御判断ですから,私からコメントするのは不適当だと思いますので,コメントは差し控えます。
(以 上)