法務大臣閣議後記者会見の概要(平成21年4月21日(火))
平成21年4月21日(火)
おはようございます。
【裁判員制度に関する質疑】
Q:今日4月21日ということで,裁判員制度の開始までちょうど1か月というタイミングですけれども,改めて何かありますか。
A:いよいよ1か月となりまして,裁判員となっていただく国民の皆様方に裁判官とともに司法を担っていただくという重要な役割をお願いするわけですが,国民の良識や感覚を裁判に反映させ,その結果,司法に対する国民の理解や支持がより一層深まり,司法がより強固な国民的基盤を得ることになるという重要な意義だと考えています。併せて迅速で分かりやすい裁判が実現されることも期待されているところです。こうしたことから,裁判員制度の導入は,国民にとってより身近で頼りがいのある司法が実現されることにつながるものと考えています。法務省としましては,このような重要な意義のある裁判員制度の円滑な施行に向け,引き続き気を引き締めて準備に万全を尽くしてまいりたいと思っています。
Q:この1か月で法務省として力を入れたい取組みとかありますか。
A:従前から様々な取組みをしているところでありまして,引き続き更に拍車を掛けて,皆様方の御理解をいただけるように努力をしていきたいと思っています。
【足利事件に関する質疑】
Q:足利事件の再審請求に絡んでなのですけれども,唯一の物証とされていましたDNAの型鑑定が,職権で再鑑定した結果,被告男性のDNAの型と一致しなかったという報告が出ているのですけれども,大臣の方には何かお耳に入っていますか。
A:新聞報道は読みましたけれども,現時点においては,何も手元にありませんので,コメントは差し控えます。
Q:一般論として,非常に古い事件で再鑑定をする場合に資料がどんどん古くなっていく場合の,改めてのDNAの型鑑定というものについて,それが裁判の再審請求に影響を与えるというようなことがあるとすれば,それはどのように評価されるとお考えでしょうか。
A:非常に難しい問題というか,科学技術の進歩とかいろいろなことがございますので,今一言では申し上げられません。
【政治家の世襲に関する質疑】
Q:与党内で,政治家の世襲について禁止するべきではないかという議論が始まっていますが,大臣は世襲については何かお考えはお持ちですか。
A:世襲について聞かれると,私はまさに槍玉にあがる筆頭の一人でして,大正13年からずっと私の一族で議席をいただいてまいりました。その世襲が批判されていることについて,これからの候補者の決定の在り方については検討の余地が十分あると思いますけれども,世襲だから直ちにいけないというのは全く不合理な話だと私は思います。世襲という言い方も,たまたまそういう家に生まれたということですから,それで結局皆様方に御理解いただき,また支持が得られれば,世襲だからといって排除されるものではないと私は思っています。
(以 上)