法務大臣閣議後記者会見の概要(平成21年5月29日(金))
平成21年5月29日(金)
おはようございます。
御案内のとおり,法務省では今週の5月31日(日)午前10時から午後5時まで省内を広く開放して「赤れんがまつり〜みんなで奏でる司法のハーモニー〜」を開催します。詳しくは法務省のホームページなどに載せていますが,神奈川県の高校生による模擬裁判や様々な催しを企画しているところでして,是非とも大勢の皆様方に御来場をたまわりたいと思っています。
【原爆症認定訴訟に関する質疑】
Q:昨日,東京高裁で原爆症の認定を求める集団訴訟の控訴審判決があり,国に認定されていなかった9人が新たに認定されました。先日の大阪高裁の判決では国は上告を断念しましたけれども,今回の東京高裁判決についての対応をどのように考えていますでしょうか。
A:5月15日の大阪高裁の判決につきましては,判決の内容を精査した結果,基本的には個別の原告にかかわる認定の問題であって,法令解釈違反あるいは経験則違反として最高裁で争う必要はないと判断されましたので,上訴を行わないことにしたものであります。昨日の東京高裁判決についても,判決の内容を検討して判断することとなります。
Q:判断の時期というのは近くですか。
A:決められた期間がありますから,関係機関と鋭意協議することになっています。
【厚生労働省の分割・再編に関する質疑】
Q:政府内で厚生労働省を分割・再編するという論が浮上して,麻生総理大臣が国民生活省と社会保障省に分ける案を例示しました。大臣は厚生労働副大臣の経験もあると思いますけれども,その経験を踏まえてどのようにお考えでしょうか。
A:あたかもそういう具体的な指示があったような報道がなされていますけれども,実際問題としては,政府の安全社会実現会議でそういう御意見が出て,確かに厚生労働省の仕事量というのはボリューム的にはものすごく大きな量になっていますから,検討に値するということで,政府与党内で検討されるということは十分に有意義なことだと個人的には思います。ただ,省庁再編により厚生労働省になって,それによって非常に功を奏しているところもあるので,やはり慎重な検討が必要なのではないかと思いますし,今,閣僚懇談会でも麻生総理大臣からその検討については与謝野大臣に整理をお願いしているという御発言がありました。
【さいたま地検検事に関する質疑】
Q:先日,電車内での痴漢行為で逮捕されたさいたま地検の検事が,昨日30万円の罰金刑になったということですけれども,受けとめをお願いできますでしょうか。
A:人事院の懲戒処分の指針によれば,公共の乗り物等において,そういった行為をした職員は停職または減給とすることとされており,これをもとに様々な事情を勘案して,停職1月の処分としたものであって,私は総合的に考えて相当であると思っています。いずれにしても,検事という職業柄,誠に遺憾なことであるということは間違いないことであって,今後,十分に綱紀を保つように指示をしたところです。
(以 上)