法務大臣閣議後記者会見の概要(平成21年6月2日(火))
平成21年6月2日(火)
おはようございます。
5月29日,30日の2日間にわたり,イタリアのローマで,G8司法・内務大臣会議が開催されました。法務省からは,私の代理として,小津事務次官を出席させました。今回のG8司法・内務大臣会議では,国際組織犯罪対策,児童ポルノ・サイバー犯罪対策,移民問題,都市におけるセキュリティー及びテロ対策等の課題に関しまして,各国の取組や国際的な連携の強化について話し合われたと出席した事務当局から報告を受けています。会議の場で,小津事務次官から,犯罪収益の剥奪に関する我が国の取組として没収に関する国際会議の開催について紹介したほか,海賊問題解決に向けた我が国の対応及び人身取引に対し政府一丸の取組を行っていることなどについて発言をしたと承知をしています。また,今回の会議では,最終日に「総括宣言」のほか,「児童ポルノとの闘いに関する閣僚宣言」及び「海賊との闘いに関する閣僚宣言」の2つの独立した閣僚宣言が採択されたとの報告を受けています。今回の会議において,G8各国の司法・内務分野における結束を世界に示すことができたのは,大きな成果であったと考えています。
【かりゆしに関する質疑】
Q:かりゆしの着心地はいかがでいらっしゃいますか。
A:着心地はすこぶる良いのですけれども,あまり仕事のときは,いかがなものかと個人的には思います。
【国会の延長に関する質疑】
Q:国会の会期が7月28日まで55日間延長されました。延長国会を臨まれる上で,閣僚の一人としてあるいは法務大臣としてこれからの課題,それから抱負についてお聞かせください。
A:なんと申しましても,昨年の秋以来の経済対策を着実に執行するということが最大の眼目だろうと思いますし,また追加の補正予算の執行に不可欠な関連法案の成立を一日も早く期すということが,麻生内閣としての最大の目標だろうと思います。また,法務省といたしましては,改正入管法の御審議をお願いしているところでして,これについても,今後の入管政策において不可欠の改正ですので,なんとしても一日も早い成立を期すために全力で努力をしたいと思いますし,また国会の御協力を仰ぎたいと思っています。
【法科大学院に関する質疑】
Q:昨日,法科大学院協会の方で全法科大学院のアンケートの結果が公表されました。2010年には,およそ47の学校で700人くらいの規模の定員削減があるとの見込が公表されましたが,これについて受け止めをお願いします。
A:私は,かねがね法科大学院の現状に関しては,その数や学生定員が制度設計時の想定を超えており,教育内容や水準にもばらつきがあるとの問題意識を持っています。このような観点から各法科大学院においては,実際の入学者数や教育の実績等を踏まえ,自発的に入学定員の削減を行う必要があると考えていました。今回の法科大学院協会のアンケートによれば,相当数の法科大学院が自発的な入学定員の見直しを検討しているとのことであり,どの程度の入学定員の削減が適当かについては,コメントを差し控えたいと思いますが,このような方向性は好ましいと受け止めています。
【神戸刑務所に関する質疑】
Q:神戸刑務所の方で出入りの業者の人から受刑者が物品を受け取っていたのではないかという話が今朝報道でもあったのですけれども,それについて御存知の範囲でお願いします。
A:その件については今,矯正局から調査中だとの報告を受けていまして,しかるべき段階に事案を公表する必要があれば公表することとしたいと思いますが,今日のところは差し控えたいと思います。
Q:そういうことがあったという事実は把握されているのですか。
A:それも含めて,調査中ですから今の段階でいい加減なことを申し上げるのはどうかと思いますから差し控えます。
【赤れんがまつりに関する質疑】
Q:この日曜日に赤れんがまつりがありまして,雨の中最多の入場者数となっていましたけれども,今後,例えばこの秋とか来年に向けて,赤れんがまつりは続けられるのでしょうか。
A:私は,このあいだ初めて見て,やはり法務・検察行政を一般の方々に理解していただく上で,極めて有意義な催しだと感じました。ただ実際にやる側としては相当負担も多いわけであって,これから検討されることだと思いますけれども,私の個人的な意見としては,できれば,年1回か2回かは別として,やはり何らかの格好で継続した方が良いのではないかと思っています。
(以 上)