法務大臣閣議後記者会見の概要(平成21年6月9日(火))
平成21年6月9日(火)
おはようございます。
【足利事件に関する質疑】
Q:参議院の法務委員会で,野党が足利事件の菅家さんの参考人招致を要求しています。まだ司法判断が確定していない段階で立法府が招致を検討するということについて,自民党などから異論もあるようですが,これについて受け止めをお願いします。
A:国会審議において誰を参考人招致するかということについては,国会が御判断される事柄であると思いますので,法務大臣としてコメントすることは差し控えたいと思います。一般論として申し上げれば,今お話にもありましたとおり,具体的刑事事件について,その手続の進行中に,その当事者を国会において参考人招致することは,司法に与える影響等の観点からの検討も必要であると思っています。
【親権の一時停止に関する質疑】
Q:親権の一時停止について,研究会が発足されて省内で検討が始まりました。児童虐待を防止するという観点で議論が進むと思いまして,民法改正にも波及するテーマですけれども,研究会の今後の議論について,受け止めと期待をお願いします。
A:平成19年の児童虐待の防止等に関する法律及び児童福祉法の一部を改正する法律の附則により,同法律施行後3年以内に,児童虐待の防止等を図り,児童の権利利益を擁護する観点から,親権に係る制度の見直しについての検討を行い,その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとされています。法務省としては,この附則の趣旨を踏まえまして,関係省等と連携して所要の検討を行いたいと考えていまして,この度,その検討の一環として,学者,実務家,関係省担当官等で構成される研究会を開催することとしました。民法を改正して,親権の一時停止制度などを導入するかどうかについては,研究会での議論も踏まえつつ,今後検討していくべき事柄であり,現時点で一定の方向を決めているものではありません。しかしながら,今後の検討の結果,法務省として,民法等,法務省所管の法律を改正する必要があると判断した場合には,法制審議会に諮問の上,その答申を得て方針を提出したいと考えています。いずれにしましても,この研究会において,今後の検討に資するような,有益な議論がされることを期待をしているところであります。
(以 上)