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平成21年 > 法務大臣閣議後記者会見の概要(平成21年7月10日(金))

法務大臣閣議後記者会見の概要(平成21年7月10日(金))

平成21年7月10日(金)

 

おはようございます。
 本国会に提出いたしましたいわゆる入管法改正案,正確に言いますと,「出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法の一部を改正する等の法律」がおかげさまで一昨日可決・成立いたしました。その衆議院及び参議院での御審議において,附則第60条第2項として,不法滞在者について,入管法第50条第1項の許可の運用の透明性を更に向上させる等その出頭を促進するための措置その他の不法滞在者の縮減に向けた措置を講ずることを検討するものとする,との1項が修正追加されました。こうしたことを踏まえまして,今般,平成18年10月に策定した「在留特別許可に係るガイドライン」の見直しを行いましたので御報告申し上げます。これまで,在留特別許可につきましては,「在留特別許可に係るガイドライン」を公表した上で,個々の事案ごとに諸般の事情を総合的に勘案し,許可するかしないかの判断を行ってまいりましたが,不法滞在者の自主的な出頭を促進させるためにも更なるガイドラインの明確化・透明化が重要であるとの認識の下,この度,自ら地方入国管理官署に出頭し違反していることを申告した者や,本邦の小中学校に在学し相当期間本邦に在住している実子と同居している家族などを在留特別許可の許否判断に係る考慮事項の積極要素として盛り込む等の改正をしたほか,在留特別許可の許否判断を行うに当たっての考え方を示すとともに,「在留特別許可方向」又は「退去方向」で検討するそれぞれの例を掲載するなど,「在留特別許可に係るガイドライン」の見直しを行ったところです。これにより,在留特別許可の運用の透明性を更に向上させ,不法滞在者が出頭しやすくなる環境を整備したところであり,今後,改正法が施行されるまでの3年間に,平成21年1月1日現在で約13万人いると推測されます不法滞在者について,効率的な摘発を行うとともに,不法滞在者の自発的な出頭を促し,個々の事案に応じて,退去強制すべきものは退去強制し,在留特別許可を認めるべきものは認めることとし,その更なる減少に努めてまいりたいと考えています。

【入管法改正に関する質疑】

Q:今お話がありましたように,一昨日改正入管法が成立しまして,今後,その円滑な施行に向けて,様々な準備が必要になってくると思うのですけれども,国際化への適切な対処ですとか,あるいは治安の回復に向けて,出入国管理行政への期待というのは非常に大きいわけですけれども,21世紀にふさわしい出入国管理行政実現のために取り組むべき課題というは非常に多いと思います。法務大臣として,今後の取組への意気込みについてお聞かせいただけませんでしょうか。

A:まず,先日,これまでの長い入管法の歴史の中で最も大きな改正である入管法の改正法案が可決・成立したことは大変喜ばしいことだと思っています。この法律は,適法な在留資格をもって我が国に中長期に在留する外国人について法務大臣が在留管理に必要な情報を継続的に把握するための新たな在留管理制度の構築を始めとして非常に重要な内容を有するものであると認識しております。そのため,3年後の施行に向けて円滑な制度移行に取り組んでいくことが重要であり,その中でも,私は特に約13万人の不法滞在者を極力減らしていくことが最も重要な点と考えていますので,先ほど御報告させていただきました「在留特別許可に係るガイドライン」の見直しを手始めとして極力自発的な出頭を促す方策によって実現していくことに力を入れてまいりたいと考えています。また,この法律を円滑に施行することは,不法滞在者対策を強力に推進するとともに,観光立国の実現へ向けて多数の健全な外国人の迅速かつ円滑な受け入れに努めるなどいたしまして,そもそも法務大臣就任に当たりまして麻生総理大臣から特に御指示がありました世界に開かれた安全な日本にふさわしい入国管理行政を推進していく上で最も重要であると認識しています。そういった意味からも,全国の入国管理局を挙げて全力でこの課題に取り組んでまいりたいと考えています。

Q:ガイドラインの見直しに関して,今回明確化することで,基準が外から分かりやすくなって出頭を促されるという面が確かにあろうかと思うのですが,一方でこれにも当てはまらない不法滞在者がやはり出てきにくい状況というのは続くのだと思うのですけれども,退去強制していただかないといけない人に向けては,より退去強制を進めやすくするためにと言ったら良いのでしょうか,今後新たな方策を何か検討されるお考えはあるのでしょうか。

A:とにかく今までも,半減計画のときにもそういう方針できたように,効率的な摘発を進めていくことも一方でしなければならないと思っています。

【東京都議選に関する質疑】

Q:東京都議選が終盤に入りました。大臣も応援に入られたりしているようですが,肌で感じられた選挙戦の状況といいますか,それについてお伺いしたいのですが。

A:いろいろな報道などもあり,大変厳しい情勢であると認識をしていますけれども,あらゆる選挙においてそうだと思いますが,最後の最後までとにかく力を抜かずに頑張った方が浮かび上がると思いますので,我が党,与党のそれぞれの候補者に全力を挙げて,最後の最後まで頑張ってもらいたいと思いますし,また私どももできる限りの援護射撃をしたいと思っています。

(以 上)

 

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