法務大臣閣議後記者会見の概要(平成21年7月14日(火))
平成21年7月14日(火)
おはようございます。
【東京都議選に関する質疑】
Q:日曜日に行われました東京都議会選挙ですが,自民党が都議会で44年振りに第一党の座を明け渡して,民主党が第一党になりました。議席の数以上に民主党の勢いを印象づける内容だったと思うのですが,この結果について大臣はどう受け止めておられますか。
A:誠に厳しい審判であったと思います。地方選挙とはいえ,日本国の首都の議員選挙でありますので,やはり重く受け止めなければいけないと思っています。ただ,中央の情勢がまったく影響しなかったかというともちろん事実に反すると思いますけれども,いろいろな複合的な要因の結果であって,やはり敗北の結果をしっかりと分析,総括しなければいけないと思っています。その上で,今後の対応を考え,反省すべきは反省し,また国民の皆様方にもっと理解を訴えるべきは訴えるということで取り組んでいかなければならないと感じています。
Q:前回の記者会見で,都議選の応援にも自ら訪ねられたというお話をなされたと思うのですが,その時応援された候補の方は,今回当選はされたのでしょうか。
A:半分以上が落ちました。ちょっと危なそうなところに行きましたが,誠に残念,役に立たなかったと思って反省しています。
【衆議院解散・総選挙に関する質疑】
Q:今後のことなのですが,昨日,21日にも解散で8月30日投開票というスケジュールが決まりました。昨年から注目されてきた解散総選挙ということですが,国民も含めて,やっとですとか,ついにですとか,いよいよですとか,いろいろ受け止め方は様々だと思うのですが,大臣の現在の御心境と8月選挙への意気込みについてお聞かせいただけますか。
A:かねてから麻生総理は政局より政策ということを,主張してこられました。麻生内閣発足に伴いましてというか,相前後してアメリカ発の世界金融危機,そして世界同時不況が起こりまして,麻生内閣としては現下の不況克服,経済対策こそが麻生内閣の第一の課題であるということで取り組んでまいりまして,随時の経済対策そして重要法案が通る状況になったわけですので,いずれ争点をはっきりさせて解散をすると言っていた麻生総理大臣の言葉どおりに,この時点で解散を決意されたというのは誠に極めて当然のことであると受け止めています。先ほど申しあげたように最近の様々な地方選挙で続けて負けているという状況がありますので,これはやはり,私どものこれまでとってきた政策・取り組みについては大筋において間違っていなかったという確信を持っていますけれども,それを十分に国民の皆様方にお伝えできていないということも感じておりますし,また様々な点でもちろん反省しなければならないところもありますから,それをあまり時間もありませんけれども,しっかりとこれまでの事を総括してこれからの取り組みを決め,そしてなんとしても大変厳しい状況ですけれども,勝利に結び付けたいと麻生内閣の一員として思っています。
Q:解散総選挙の日程が決まったことについて,先ほど様々な受け止め方があると申したのですけれど,大臣の受け止めとしては,やっとなのか,ついになのか,いよいよなのかその辺いかがでしょう。
A:何せ9月10日までが任期でありますので,麻生総理大臣の手で解散を行うとすればかなりぎりぎりの局面でありますが,政局より政策と言ってきた手前,やはりなすべきことはきちんとなしてからでなければならなかったわけですから,そういう意味では正に一番適切な時期に決意をされたと私は受け止めています。
Q:正に解散のタイミングが正しいとおっしゃいましたけれども,解散詔書へのサインはもちろんなさるんでしょうか。
A:それは,麻生総理大臣を支えるのが内閣の一員としての務めですので,私は時期に関わらず署名します。
Q:党内からは,解散の時期について,いろいろ異論などもあるようですが,その辺はいかがですか。
A:私は耳にしていません。
Q:解散を来週の21日にもということですけれども,当初,都議選の直後で,14日とか17日といった案が取り沙汰されていたと思うのですが,昨日,解散の予告をして来週に解散をするというのは,極めて異例なことなのかなと思っているのですが,こういった手法を採られたことに関して,それから来週に解散をするという,この1週間を解散まで時間を残したわけですけれども,そのことについてはどう考えていらっしゃいますか。
A:私は,前例を詳らかに存じませんので,なんとも申し上げられないですけど,私としては,極めて適切な御判断と適切なタイムスケジュールではないかと受け止めています。
Q:今回の解散を大臣がネーミングするとすれば,どういうふうになりますか。
A:そうですね,なかなか難しいけれど,要するに,ちょっとうまいことコピーにはなりませんが,先ほど申し上げたように,世界経済不況から脱出する経済対策に概ねメドがついた上での解散。
Q:今後,選挙戦に入るわけですけれども,民主党は一貫して政権交代というような言葉を使って政権交代を目指しているというふうに言っておりますけれども,今後,与党として自民党として戦っていく上で,政権交代というのは,すごく非常に聞こえの良い言葉といいますか,戦っていく上で非常に有利な言葉でもあるかなというふうに思うのですけれども,その中で実績を訴えてということだけだとやはり選挙戦を戦っていくには,今の風を考えると厳しいところもあるのかなと思います。改めてその中で自民党として何を訴えて,どういうふうに戦っていくのか,戦っていくべきかというお考えをお聞かせください。
A:昨日の今日のことですから,あまり十分考えているようなことではありませんけれども,いずれにしても政権交代というのは,手段であって目的じゃなくて政策でもなんでもないわけです。ですから,果たして政権交代ということがアイデンティティである政党に,政権を任せられるのかということで,私どもはやはり責任政党として,これは法務大臣としてというより自民党の議員としてお答えしますけれども,責任政党として,やはり日本人の生活を守り,そして日本人の安全を守るということを,現実的な立場で考えて,また,その対策に取り組んできたものでして,その結果を国民の皆様方に理解していただくという努力がこれから必要だと思います。その方法とかアピールの仕方というのは,これから選挙戦に向けて,しっかり皆で力を合わせて知恵を出して考えていかなければいけないと思っています。
Q:衆議院の解散と投開票の時期が決まっても,いまだに麻生降ろしというか反麻生の動きが自民党内であるのですが,大臣は,ずっと麻生総理を支えてきたお立場として,そういう動きについてどのようにお考えですか。
A:私は,本当に理解に苦しみますけれども,というか実は,法務行政に一意専心して,あまり党内の情勢に詳しくないものですから分かりませんけれども,やはりそれぞれの方が,それぞれの選挙とかなんとかお立場を考えて,いろいろな動きをなさってるのではないかと受け止めています。もし,そういう方があるとすればですけれども,私は直接あまりよく知りません。
【閣議に関する質疑】
Q:今朝閣議がだいぶ長引かれたようですけれど,総理からどういうお話があって閣僚の皆さんの間でどういうふうに盛り上がられたのかというのをお願いします。
A:総理からは,今私が申し上げたように経済対策が確立して,サミットでも各国から評価を得て,そして重要法案も成立したこの局面なので解散を決意したという話がありました。閣僚からも懇談会に移りましてから,様々な意見がありましたけれども,それは官房長官からプレスリリースされると思いますけれども,いずれも極めて前向きで建設的な様々な意見が出たところです。
(以 上)