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千葉新法務大臣官邸記者会見の概要

平成21年9月16日(水)

大臣あいさつ

 この度法務大臣を拝命いたしました千葉景子です。この度の新しい政権,これは多くの国民の皆さんが作られた政権だろうと思っています。そこに込められた国民皆様の思い,是非それをしっかりと私の法務大臣という立場で実現をさせていただきたい,こんな思いです。

 それは具体的に言いますと,やはり国民の皆様と約束をしたマニフェスト,これを一つずつしっかりと実現をしていくということに尽きるのではないかと思っています。特に総理大臣からは,国民に身近な,そして充実した司法の確立,そして人権が尊重される安心して暮らせる社会,こういう大きな理念の下に,マニフェストの具体化を,という指示もいただきました。その実現に向けて取り組んでまいりたいと思っています。

 特に一つ二つ申し上げますと,一つは,人権侵害救済機関の設置の問題です。これは国際的に見ても,もう当然当たり前の機関ということにもなっています。是非これの実現に向けて早急に取り組んでまいりたいと思います。ただこれは,常々私も考えていましたが,内閣府の外局に設置をするということを考えていますので,いずれ設置法の改正やあるいは内閣府との協議等々も含めて進めていきたいと思います。

 それから,二番目が,個人通報制度を含めた選択議定書,各人権条約の選択議定書の批准,これも進めていきたい課題の一つです。人権条約あるいは女子差別撤廃条約等に,選択議定書,個人通報制度が盛り込まれています。これは司法との関連等々が指摘されてはいますけれども,これも国際的な基準に基づいて,是非国際的にも日本が大変積極的だという発信をしていくことができたらと思っています。条約ですので,外務大臣と様々な連携を図らさせていただき,実現に向けていきたいと思います。

 そして,これまでマニフェストで大変大きなテーマになっています取調べの可視化,これについてもマニフェストの実現ということで,きちっと進めていく,こういうことを是非皆さんに御理解をいただきたいということを思っています。

 その他の諸課題がありますけれども,マニフェストで御約束をしたこと,これをまずは早急に取り組んでいくというのが,最優先課題だろうと思いますので,そこから,様々な課題一つ一つの取組を進めてまいりたい,こんな思いですので,どうぞよろしくお願いします。

 とりあえず,冒頭,以上御報告をさせていただきます。

死刑執行に関する質疑

Q:大臣は死刑廃止議連のメンバーでしょうか,また,事務方から死刑執行の命令書が上がってきた場合,サインされますか。

A:私は,議連のメンバーではございます。死刑の問題はやはり人の命ということになりますので,私は慎重に取り扱っていきたいと思います。

法務大臣という職責を踏まえながら慎重に考えていきたいと思います。ただ,これだけ死刑の存置あるいは廃止等について議論があることでもあります。あるいは,それに変わる終身刑の導入はどうかというような議論もあります。そういう意味では,裁判員制度も導入をされ,多くの皆さんが死刑という問題にも大変深い関心とそしていろいろな意味での思いを抱いていると思いますので,是非これは,できれば,広い国民的な議論を踏まえて,これから私たちが行く道を是非見い出していきたい問題だと思っています。

Q:問題がなければそれはやむを得ないということなのですか。

A:慎重に考えてまいります。

西松建設事件及び故人献金問題に関する質疑

Q:大臣は,法務行政を司る立場になるわけですけれども,小沢一郎幹事長の西松建設の捜査ですとか,あるいは鳩山首相も故人献金問題というのを抱えていまして,現在,東京地検に告発がなされています。そういった職責を担う立場として,こういった事案に,どのように対応していくお考えでしょうか。

A:これは特別なことではなくて,適正な判断をしてまいりたいと思っています。

指揮権に関する質疑

Q:民主党は今年6月に,政治資金に関する第三者委員会の報告書の中で,政治的に非常に大きな捜査に関しては法務大臣の指揮権発動も選択肢としてはありえるという考え方を示しているのですけれども,法務大臣として指揮権の発動についてはどのように見解をお持ちでしょうか。

A:検察というのも行政の一つですから,それに対して法務大臣が一般的に指揮権を持っているということは認識をしています。

ただ個別の事件について,どのような権限があるかと言えば,一つはやはり恣意的なあるいは党派的なそういうものを排除する。しかし国民の視点に立って検察の暴走をチェックをする,こういう点からきちっと指揮権というのを踏まえて対処していくべきだと考えています。

(以上)

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