法務大臣閣議後記者会見の概要(平成21年10月6日(火))
平成21年10月6日(火)
おはようございます。
【鳩山総理の献金問題に関する質疑】
Q:東京地検特捜部が,先週から献金の名義人から事情聴取を始めたということですが,それについての受け止めと,この問題に関して鳩山総理大臣が十分な説明責任を果たされてきたとお考えかどうか,その辺についてお伺いします。
A:個別の案件ですので,私の方から特別に申し上げるべきところではありませんので,それは控えさせていただきたいと思います。説明責任は,この間,かなり御努力をされて説明をなさってこられたものだと私は思いますが,これはまた,状況を見て,総理大臣もいろいろとお考えのことだと思います。
Q:捜査が始まって以降,総理大臣も官房長官も捜査に影響があるので,発言は控えるべきだという趣旨の発言をされているかと思うのですけれども,それについてはどのようにお考えでしょうか。
A:それは総理大臣と官房長官がやはりきちっとした解明をということをお考えなのではないでしょうか。
Q:法務当局から今の時点で何か説明を受けられたのでしょうか。受けたとすれば,いつころ,どのような形で受けたのでしょうか。
A:これも個別の,どれも同じですけれども,お答えをすべきものではありませんのでお答えは差し控えさせていただきます。
【補正予算に関する質疑】
Q:先週木曜日の会見の段階では,法務省の分の公表については差し控えたいということでしたけれども,閣僚によっては,おおよその額をおっしゃっている人もいらっしゃるのですが,現段階で法務省分,どうなっているか公表できるものはありますでしょうか。
A:それはどなたかはわかりませんけれども,内閣として統一してしかるべきときに皆さんにお伝えをするということになっていますので,遠からず,皆さんにご報告させていただけるのではないかと思っています。今の段階では,まだ申し上げる段階ではありません。
Q:官邸から各閣僚に省内の段階での見直し案は出さないようにと,それぞれかん口令があったということですけれども,それについては,政策決定の過程を見せないということで,透明さがないではないかという批判もあるかと思うのですが,官邸からそういう指示があったことについてはどのようにお考えになられていますか。
A:これは別に決定過程をお知らせしないということではなくして,取りまとめの段階を踏んで,皆さんにきちっと御報告をするという趣旨ですので,決して決定過程を何か隠そうということではないと受け止めています。
Q:政権にお入りになって,大臣として改めて,閣外にいるときには考えていたこと,実際に大臣になられて補正の見直しを一つとっても,現場の視察をされて,これまでの方針と多少見直さなければならないというような点をお考えなのか,補正に関してはどのようにお考えになっていらっしゃるのかということを改めてお伺いしたいのですが。現場の視察で必要なものというものも肌でお感じになることがあると思うのです。それと政府全体の削るという方針,その中でどのように折り合いをつけていかれるお考えなのか教えてください。
A:なかなか難しいところであろうと思います。特に法務省等にかかわる予算というのは,事業執行をするという,そういう内容ではありませんので,削減をすると言っても,どこをというのは大変難しいところがあります。これは私も閣内に入る前から存じ上げていたという部分でもあります。そういう意味では,そこを十分に基礎に置きながら,しかしマニフェストで皆さんと御約束をしたことを実現していくためには,できるだけ不要不急なものがあれば,そこはこの段階ではできるだけしのいでいくということ,これも責任だと思っていますので,この法務省等の予算の特殊性と言いますか,それを踏まえながらも,しかし政府全体としてのマニフェスト実行に向けた努力に私たちもきちっと対応をしていかなければいけないと思っています。
【嫡出でない子の相続に関する質疑】
Q:先週,最高裁で,嫡出でない子の相続差別についての判決,決定が出たかと思います。結論自体は合憲であったのですけれども,違憲の疑いが極めて強いという意見をおっしゃる裁判官もいまして,改めて民法改正を強くうながす意見もあったかと思うのですが,そうした司法の判断を受けて,改めて民法改正にどのような姿勢で臨まれるか教えていただきたいのですが。
A:最高裁の判決は合憲判決で,お一人が反対意見,それからもう一人が補足の御意見を述べられたと承知をしています。やはりこれだけ反対,そして補足の意見が付けられているということを,私も改めて重く受け止めさせていただいて,この間,民法の改正につきましては,きちっと進めていくということを申し上げています。こういう最高裁の判決内容も重く受け止めながら,検討を更に進めていきたいと思っています。
Q:これはできるだけ早い法改正をうながしたものだと思うのですけれども,すると一番早くてやはり来年の通常国会での改正を目指すという考えにお変わりはないということですか。
A:そうですね。反対意見等の御意見は,できるだけ早い法改正をということを指摘をされていますので,それも併せて,念頭に置いて取り組んでいきたいと思います。
【各省政策会議に関する質疑】
Q:今日,農水省がスタートで副大臣主催の各省政策会議が始まります。これから順次各省で行われるようなのですが,法務省では予定とかありますか。
A:私どもの方でも,近いうちに政策会議をスタートさせていただきたいと思って,今調整をしています。
Q:今週中か来週ですか。
A:来週になろうかと思いますけれども,最終的な日程は今,策定中です。
Q:その際の政策会議の最初のテーマは何になるのでしょうか。
A:今,副大臣,そして政務官の下で詰めていますけれども,今の時期ですので多分この補正予算の状況等が中心になろうかと思っています。
Q:先日の報道で各省政策会議は政府の会議なので,法務省の方で議事録をとって内容も公開するという報道があったのですが,その辺の方針というのはどのようにお考えでしょうか。
A:基本的には政府の会議なのだという位置付けです。場所の例えばキャパシティとかいろいろな問題もありますので,そこは少しフレキシブルに考えていかざるを得ないのかなと思っています。
Q:その際,政策会議の構成メンバーと言いますか,どなたで構成されるのでしょうか。
A:これも統一した考え方ですけれども,必ずしも固定したということではなくて,全部の議員の皆さんに参加と言いますか,出席をお願いをするということにもなろうと思います。あるいはまだ正式に国会の方の委員会の構成とか,それがまた固まれば,例えば法務委員会に所属をする議員の皆さんに集まっていただくとか,いろいろ形があるのかなと思います。
Q:それもやはり法案を立法化していく上での前提となるものだと思うのですけれども,その際の,決定の方法と言いますか,方式と言いますか,これは最終的には多数決で決めるような形を考えていらっしゃるのか,それとも閣内でこれは統一して全会一致でやってくださいということなのか,その辺の決め方については今どのようにお考えでしょうか。
A:これも正直歩きながら模索をするということになるのかも知れませんが,政策会議で何か決定をいただくという形ではありませんので,御意見をいただくなりさせていただいて,決定自体は政務三役なり政府側で決定を,方針を出させていただくということになろうかと思います。
【政務三役会議に関する質疑】
Q:昨日,三役会議がまた開かれたのでしょうか。その際どんなことがお話の中に出たのかということを教えていただければと思います。
A:これは随時やっていますので,様々な問題をそこで議論させていただいているということですが,昨日は大きくは今これから取りまとめをしなければいけない概算要求の件が中心です。
【取調べの可視化に関する質疑】
Q:昨日来からずっと出ていました,中井大臣との取調べの可視化についてのお話というのは,いつごろというのは考えていらっしゃるでしょうか。
A:まだ決めていませんけれども,閣議あるいは閣僚懇談会等々の際にはいろいろな意見を,お互い話を聞かせていただいています。
【入国管理に関する質疑】
Q:今年7月に入管法が改正となって,その後ガイドラインが公表されました。その後,在留特別許可を求めている非正規滞在者ですとか,難民の再申請をしている方の収容が非常に相次いでいます。難民申請者だけで,現在160人以上が収容されているという,そういう状況もあります。このガイドラインを出すということは,ある程度在留特別許可の基準を緩和するのではないかということを思っていた方も多いのではないかと思うのですが,法務省の側はこれは基準ではないと,運用の透明化であるというような言い方をされています。そこで大臣自身が,記者会見で個人通報制度のことですとか,あるいは国内人権機関のことをおっしゃっているわけで,あとは難民認定委員会の設置とか,今までの従来の経営の在り方を少し見直そうというお考えだと思うのです。そういう状態で非常に緊急な状況が,収容が長引くにつれて続いているのですが,そういう状況について何か大臣のお考えがあれば伺いたいのですけれども。
A:今,ガイドラインに基づいてどのような状況になっているかは,様々調査,あるいは意見を聞かせていただいているという状況です。それに基づいてまた必要な検討をするなり,あるいは指示をするなりしてまいりたいと思います。
(以 上)