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平成21年 > 法務大臣閣議後記者会見の概要(平成21年11月13日(金))

法務大臣閣議後記者会見の概要(平成21年11月13日(金))

平成21年11月13日(金)

 

おはようございます。

私の方から一点御報告をさせていただきたいと思います。犯罪白書についてです。本年の犯罪白書は,我が国の最近の犯罪動向,それから犯罪者処遇の実情を統計資料に基づいて概観するとともに,「再犯防止施策の充実」を特集しています。最近の犯罪情勢を見ますと,一般刑法犯の認知件数は平成14年のピークを過ぎた後,6年連続で減少していますけれども,依然として相当高い水準にあります。特集においては,統計資料に基づいて再犯全般にわたり最近の傾向等を分析するとともに,再犯性の高い窃盗,覚せい剤事犯者について,特別調査等に基づき再犯の要因等を考察しています。近時の犯罪情勢や犯罪者処遇の実情について,広く国民の理解を深めていただき,資料として本白書を使っていただけることを期待をさせていただくところです。以上犯罪白書について御報告をさせていただきました。

【犯罪白書に関する質疑】

Q:犯罪白書についてですが,再犯防止策の充実ということで特集があったのですけれども,監督誓約をつけたところは,非常に再犯に効果があるという内容でした。やはり親族でありますとか,働き先もない犯罪者に,どのように対応していくかというのは非常に重要になってくると思うのですけれども,そういう方たちに対する再犯防止策をどのように取り組んでいかれるのかお考えを聞かせて下さい。

A:御指摘をいただきましたように,やはり再犯防止で一番課題になるのは就労の問題であろうと思います。きちっと仕事につけることによりまして,再犯を防ぐことができるということを私も非常に重要だと思っています。これはただ,いろいろな事業主の方,あるいは社会のいろいろな御協力,あるいは関係省庁との連携,こういうことも重要であろうと思いますので,是非できるだけ就労ができるような,そういう環境を作り,あるいはいろいろな御協力もいただいて,施策を講じていきたいと思っています。

Q:再犯防止の対策という意味で,法務省もいろいろ取り組んできているところだと思うのですが,例えば出所者を受け入れる自立更生促進センターの構想が地元の反対もあってなかなか計画どおりに進んでいないとか,あとは厚生労働省と一緒にやっている地域生活定着支援センターというのも,これもなかなか全国的には展開できていない状況だと思うのですが,なかなか地域の理解というのは難しい問題だと思うのですけれども,特に出所者,犯罪者へのイメージという問題もありまして,大臣としてはどういうふうに今の状況を打開していこうというお考えか聞かせていただけますか。

A:これは本当に難しいというか問題であろうと思っています。これは一歩一歩地域の皆さんの御理解を得る,それから関係機関の御理解そして御協力体制を一歩づつ進めていただく,それを私の方からも丹念に御説明をしたり,あるいは説得をさせていただくということの積み重ねではないかと思っています。是非そういうことを私も努力をしていきたいと思います。万能薬はなかなか無いように思います。

【会計検査院からの指摘に関する質疑】

Q:先日会計検査院からの指摘で,法務省関連で刑務所の看守の出張が不適切だというふうに指摘されましたが,そのことに関して受け止めと,再発防止策というか,今後どのように取り組まれていかれるのかお考えをお聞かせください。

A:指摘をいただいたことは大変遺憾なことですし,私も厳しく受け止めています。すでに再発を防止するため,二度とこういうことがないように,適切な措置をとったものもあります。今後とも是非これを受け止めて指導監督に努めていきたいと思っています。

【事業仕分けに関する質疑】

Q:事業仕分けの関係ですが,まだ法務省分は始まっていないですけども,すでにほかの省庁は始まっており,大変厳しい結果が仕分け人から出ていますけれども,そのことに関して受け止めと,法務省分は改めてどうなのかということをお聞かせください。

A:これは全体にそうかもしれませんが,法務省分も当然,必要不可欠といいましょうか,そういう事業として,予算措置を講じて進めてきている事業です。本当に残念ながら,というのは変な言い方ですけれども,法務省は,そう見ていただけるようなそういう事業がないと言っても過言ではないというくらいかと思っていますが,改めてみていただいて,やはり逆に言えば全部必要なことだと,こういう考え方を出していただけることを私も願っています。

【オバマ大統領の来日に関する質疑】

Q:今日,アメリカのオバマ大統領が来日されますけれども,政府の一員として,日米首脳会談どのような会談になってほしいかというお考えをお聞かせいただければと思います。

A:やはり折角,日米首脳会談が行われますので,これまで以上の信頼関係を是非構築をしていただければと思いますし,よく総理もおっしゃってますけれども,本当に真の意味でお互い対等にものが言える,そして世界を両者で本当にリーダーシップをとっていくことができるような,そういう関係を築いていただければと思っています。

Q:オバマ大統領の訪日ですけれども,ハーグ条約について,オバマ大統領から議題に上るという事が報じられておりますが,締結に向けて,法務省として今の準備状況と大臣のお考えを改めてお聞かせ下さい。

A:ハーグ条約について会談でお話があるのかどうかというのは,私も全く承知をしていませんし分かりません。ただ,ハーグ条約につきましては,日本の国内のいろいろな環境整備等も含めて解決をしなければいけないことが多々あろうかと思っています。特にDV被害を受けられた方とか,そういう関係の皆さんからも大変懸念,心配をされる声もありますので,少し環境整備あるいは法的な整備が必要かどうかというのも,考えていかなければならないところです。これから政府としてどういう姿勢でいくのかということも踏まえつつ検討,あるいはいろいろ研究,勉強をしていきたいと思っています。

(以 上)

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