法務大臣閣議後記者会見の概要(平成21年11月24日(火))
平成21年11月24日(火)
おはようございます。
【児童ポルノ禁止法改正案に関する質疑】
Q:先週,自民党,公明党が両党共同で児童ポルノ禁止法の改正案を提出しました。大臣はこれまでも,世の中には必要な法律だとおっしゃってましたが,改正案が出されたことについての受け止めと,改正が必要かどうかという大臣のお考えを改めてお聞かせいただけますでしょうか。
A:これまでも申し上げているとおり,私も児童ポルノの蔓延ということに大変懸念を感じています。そういう意味では,これからきちっと対処していく必要があるのだという認識を持っています。これについては,政権が変わる前,前国会の中で,与野党での協議が相当煮詰まり,改正案の成立も近いのではないかというところまでいきましたが,解散で廃案になったという状況です。そのような意味では,今自民党の方で法案を出されたということは承知しています。国会の方でいろいろな汗をかいていただいているという状況ですので,それをきちっと受け止めながら,私の方でもできるだけの協力をしていきたいと思っているところです。
Q:改正自体はやはり必要だという考えには変わりございませんでしょうか。
A:そうですね,私もやはり法的な手当てをしていく必要はあるのではないかと思っています。
Q:児童ポルノ禁止法の改正にはできる限り協力をしたいというお話ですが,先週末法案を提出されたときに,提出した高市早苗議員が,委員会では是非修正協議に応じる用意があるということで,審議入りを呼びかけています。その辺についてはどのような対応をされるお考えでしょうか。
A:それは国会の方の対応ということですので,私の方からこうしろ,ああしろという話ではないかと思っています。そういう意味では,是非国会の中で議論が煮詰まっていただくことを期待をすると同時に,私もそれをきちっと受け止めて対応をしていきたいと思っています。
【足利事件等に関する質疑】
Q:先週,政府の答弁書の閣議決定の中に,法務省関連で,足利事件と志布志事件と氷見事件について冤罪ではないかという質問に対して,冤罪と答えるのは困難だという回答があったかと思います。大臣は今の3事件について,冤罪だという御認識はお持ちなのでしょうか。
A:いわゆる冤罪というのは法的な用語ではありません。そういう意味で,答弁はそうなっているのですが,いわゆる冤罪と言われているような一般的なことを考えれば,私はそういう意味では冤罪だというふうに認識しています。
Q:今のお答えはつまり,一般的な世間で使われている言葉で言えば3事件とも冤罪だという御認識だということですか。
A:はい。
Q:ただし,政府としてはそれは冤罪だとは答えられないという意味ですか。
A:政府として,法的に冤罪というのはこういうものだという定義がされているわけではありませんので,そこは正確に回答したということです。
【検察官の取調べに関する質疑】
Q:先週の話ですが,千葉の英国人女性の死体遺棄事件の取調べで,市橋容疑者が,検事から死刑もありうるとか,両親が死刑になるべきだといったような取調べがあったということで,弁護団が改善を求めるということで会見をしたのですが,あくまで個別の事件ではありますが,そのような検察官の一般的な取調べで死刑というものを出してきて取調べるといった取調べの方法については,大臣は何かお考えはございますでしょうか。
A:これは個別事件に関わっての御質問であろうかと思いますので,それはそれぞれの捜査活動について申し上げることは差し控えたいと思っています。
(以 上)