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法務大臣閣議後記者会見の概要

平成22年2月19日(金)

 おはようございます。

選択的夫婦別姓に関する質疑

【記者】
 先日,鳩山総理が選択的夫婦別姓は基本的に賛成だと言いました。このような総理の発言は,民法改正案の今国会提出に向けての後押しになるとお考えでしょうか。
【大臣】
 大変大きな力,後押しになる御発言だと思っています。是非,総理にも良い意味で先頭に立っていただければ,大変うれしいと思っています。
【記者】
 この選択的夫婦別姓の件で,総理と大臣はお話ししたことはあるのでしょうか。
【大臣】
 この間,一言二言話をさせていただく機会はありました。
【記者】
 その時も,総理は賛成の意向を示されていたのでしょうか。
【大臣】
 明確に云々ということではありませんが,総理御自身は,前向きといいますか,大事なことだという御認識ではおられたと思います。
【記者】
 夫婦別姓について,亀井大臣と認識がかなり違うと思うのですが,これをどのように説得していくかということになるのだろうと思います。中身について亀井大臣がまだはっきり理解されていないということで,詳しく説明していくというお考えなのでしょうか。亀井大臣はもう理解されていて,やはり自分の考えと合わないと私は受け取れるのですが,そうなるとあとは理屈ではなくて,信念や感情というような部分になってくると思うのですが,その辺はどのようにお考えで,どのように説得されるのでしょうか。
【大臣】
 すべて細かいところや,法案の全体の内容を全部承知をいただいているのかどうかというのは私も分かりませんが,大きな考え方については大分違った考え,お気持ちを持っておられるのだろうとは思っています。ただ,先ほどの御質問にもありましたように,総理も積極的な,前向きなお考えをお持ちでもありますので,いろいろな角度から亀井大臣にも御理解をいただく努力を続けていますので,それをもって私も覚悟を決めて是非スタートしたいと思っています。

公訴時効の見直しに関する質疑

【記者】
 公訴時効の見直し策について,来週24日に法制審議会が答申を出す予定です。これを受けて,刑事訴訟法改正案を今国会に提出する運びになると思います。先日,民主党の政策会議で提出された改正案の概要では,施行の日について,公布の日からとしていましたが,この施行日を,制定後すぐとした狙いについて,御説明していただけるでしょうか。
【大臣】
 法制審議会からの最終的な答申をいただいていない段階ですので,あまり確たることを申し上げる段階ではないと思いますが,答申をいただいて,提案をさせていただくということになれば,今,様々な凶悪な犯罪で時効が進行している犯罪もありますので,それらの被害を受けられた方々のことを考えたりいたしますと,できるだけ早く施行ができれば望ましいのではないかと思っています。
【記者】
 政策会議が提示された改正の案は,法制審議会の部会の取りまとめのままということで,民主党の一部から,民主党がまとめた案と違うという異論が上がっていますけれども,この先,委員の方たちにはどのような形で理解を求めていきたいとお考えでしょうか。
【大臣】
 必ずしも反対や異論ということなのかどうかというのは,きちっと伺ってみないと分かりませんが,せっかく議論をしたものが,なんらかの形でできるだけいかされればという御趣旨ではないかと受け止めています。これは大事なことでもありますし,法制審議会の御議論の中でも当然,そのような問題についても御議論がなされた上で,答申をいただいているものだと思いますので,答申をいただければそれを大事にしながらも,議論のせっかくの成果を少しでもいろいろな形でいかせるように,それは私も十分念頭に置いていきたいと思っています。
【記者】
 この前の政策会議では,基本的には法制審議会の部会の取りまとめの内容で法案を準備したいと副大臣が説明されていたのですが,そうなった場合には,民主党インデックスに載せていた内容とは少し違った形での提案になると思います。それについては大臣はどのように考えてらっしゃるんでしょうか。
【大臣】
 民主党インデックスに載せた趣旨というのは,公訴時効について,今,見直す必要があるのではないかというものであり,その一つの考え方として,こういう形はどうかというものです。基本的な法律の中身ですから,議論をした結果,公訴時効については,見直すけれども,こういう形でまとめようというのも,民主党インデックスに極端に異なるとか,あるいは反するというものではないのではないかと考えています。

民主党の政策調査会に関する質疑

【記者】
 民主党内で,政策調査会を復活させてはどうかという声が最近出ているようですが,大臣はこの件についてどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
 この間は,政府与党一つにして,そして政策については,政府が責任を持ってまとめていくということを基本に進めてきたという経緯もあります。ただ,それは国会,あるいは議員の皆様からのいろいろな問題提起や御意見に対して,全く聞く耳を持たないとか,受け止めないということではないので,その辺りを少し整理をしながら,考えていく問題なのかと思っています。国会の側でも,いろいろな議論をして,それをいかしていきたいという気持ちは,議員であれば当然誰でも持つことであろうと思いますし,そのようなものを否定したり,蓋をしてしまうということはあってはならないし,そのようなことをしているつもりはありません。その辺りを少し整理して,政策調査会を作るのかどうかという話も考えていくことになるのかと思います。
【記者】
 そのような動きの理由の一つとして,各省の政策会議があまり期待したように機能していないのではないかという声も,政策調査会復活の理由の一つとして言われていることなのですが,政策会議の在り方について,何かあればお伺いしたいのですが。
【大臣】
 私も全部の政策会議の持ち方や,詳細は分かりませんので,確たることは申し上げられませんが,政策会議をできるだけいかしていくというのも多分あるでしょうし,法務省の政策会議はかなり活発に皆様から御意見をいただいているという実情もありますので,これは一概に云々と言えることではないと思っています。

法務省政策会議に関する質疑

【記者】
 マニフェストに載せたものを政府が進めていき,それを政策会議で説明するというのは非常に分かりやすいのですが,マニフェストになる前のインデックスの段階で掲げていたものを,政務三役だけで決めて実施していくというのは,マニフェストとして国民と約束したわけでもないのに,それを政務三役だけで決めるということで,議員の中には異論を唱える者も出ていると思います。このマニフェストとインデックスの違い,それを進めていくに当たってのやり方は同じでよいのかどうか,その点についてはいかがでしょうか。
【大臣】
 財源等も含めて,これだけはやっていきますよというのが,マニフェストとしての御約束であろうと思いますが,政策というのはそれ以外にも多岐にわたります。だからこそ,インデックス等でこのような課題もある,このような問題も是非取り組んでいかなければいけないということで,まとめているわけですので,その中で,今必要だということで議論をして,政府としてその方針がまとまれば,そこは一つ提起をさせていただくということは,逆に言えば必要なことではないかと思っています。ただ,おっしゃったように議員の皆様からの御意見等を決して聞かないということではなくて,更に中身をブラッシュアップするという意味で,いろいろな議論があって良いと思っています。
【記者】
 それはあくまでも,最終的に政務三役で決めればそれはそれでよいと,政策会議はあくまで説明するだけの機関だということで,その仕組みで構わないというお考えでしょうか。
【大臣】
 議員の皆様や国会の側からの御意見をどのような形でいかしていくかということは当然考えていますし,あってしかるべきだと思っています。ただ,政府の側が勝手に決めればいいということではないとは思いますので,政府が責任をもって閣議決定をして決めるということは,仕組みとしてはそうだろうと思いますが,いろいろな御意見を十分に吸収するということはあって当たり前のことではないかと思います。

拉致問題に関する質疑

【記者】
 昨日,中井大臣が記者会見の中で,拉致被害者の田口八重子さんと一時暮らしていたとされる金賢姫元死刑囚を日本に呼びたいので調整に入りたいという考えを示されていまして,それに当たって警察や法務省に対して,入国において支障のないようにしてもらいたいというふうにお願いをしたという話があるのですが,法務省としてはどのようなスタンスで考えていらっしゃるのでしょうか。
【大臣】
 具体的に御要請をいただいたとか,御相談をいただいているのかどうかというのはまだ確認をしていませんので,今の段階でコメントをするという状況にはありません。
【記者】
 大臣御自身としての考え方はいかがでしょうか。
【大臣】
 今後中井大臣や,政府全体としての考え方に基づいて対処をしていくものだと思っています。

国家公務員法改正に関する質疑

【記者】
 今日の閣議で,国家公務員法改正案が了承されたのですが,改めて,同法案が十分な法律であるかどうかについての御所見をいただきたいのですが。
【大臣】
 なかなか100パーセントということは難しいと思いますし,それから今後,公務員のいろいろな基本権等の問題も,今回は盛り込まれず,また引き続き検討していく部分もあろうかと思いますので,この段階では一定のまとめであると,評価をすることができるのではないかと思っています。

(以上)
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