法務大臣閣議後記者会見の概要(平成21年12月4日(金))
平成21年12月4日(金)
おはようございます。
【国会閉会に関する質疑】
Q:今日,大臣として初めて迎えられた国会が閉会を迎えます。自民党が,途中欠席したままの審議採決になったり,いろいろ混乱もあって,国会運営も批判されるという場面もあったかと思いますが,初めての国会を振り返って率直にどのような御感想をお持ちでしょうか。
A:議論が十分にできなかったという部分もあったかと思いますが,私たちは初めての国会で,課題を提供しながら一定の成果を上げることができ,それから政権が変わったということで,この政権がどのような政策や形でこれからの政治を動かしていこうとしているのかということを,皆さんに一定見ていただくことができたのではないかと思っています。また,法務省所管の法案もきちっと仕上げることができたということで,まず第一歩を踏み出すことができた国会ではなかったかと思っています。
【被害者参加制度及び裁判員制度に関する質疑】
Q:刑事裁判に関連してですが,12月1日で被害者参加制度が始まってから1年を迎えるということになり,この間,8月からは裁判員制度(裁判)も始まりまして,始まる前には,被害者の声が裁判を左右したり,裁判員にとても影響を与えたりするのではないかという懸念もあったかと思います。これまでの運用を御覧になって,この制度をどのように評価されますでしょうか。
A:私はやはり,大変適切な形でスタートして1年が経過をしているのではないかと評価ができると思っています。いろいろ懸念なことはありましたが,決してそのようなことではなく,被害者の皆さんの声が生かされ,それに対して多くの皆さんが理解をするいろいろな機会にもなっているのではないかと思っています。また課題については,これから真摯に検討,あるいは受け止めさせていただきながら,この制度のより一層の成熟に向けて,私もしっかりと見つめていきたいと思います。
【第二次補正予算に関する質疑】
Q:第二次補正予算についてですが,最終盤まで与党の中で総額について綱引きといいますか,調整が続いています。今日これから最終決定という運びになると思うのですが,閣僚の一人として,今回の第二次補正予算についての受け止めといいますか,お考えをお聞かせいただけますでしょうか。
A:これまでの間でできるだけ無駄をなくして,そして必要なところに皆さんの税金を無駄のないようにという姿勢でやってまいりました。経済は大変厳しい状況の中ではありますが,そのような姿勢も持ちながらまとめることができて,ここまで来たのではないかと思っています。
【普天間基地の移設問題に関する質疑】
Q:普天間基地の移設問題に関してですが,鳩山首相と社民党,他の与党のところでの意見の相違で,年を越すのではないかということで,日米関係の摩擦も心配されますが,そのことについてはどうお考えでしょうか。
A:連立という中で,それぞれの政党の持っておられる考え方もおありなのだと思いますが,それぞれが大変前向きに,そして真摯に議論を重ねているという状況ですので,そのプロセスの中ではいろいろな意見が出てくることもあろうかと思います。これは信頼関係の中できちっと議論,ある意味では議論のプロセスで解消されていくものだと思っていますので,是非良い,大きな方向が出されるものだと私も確信をしています。
【死刑制度に関する質疑】
Q:おとといに,駐日EU代表部などが主催した死刑制度に関するシンポジウムで,亀井大臣が,鳩山政権になって,廃止議連の元メンバーである方が法相になられて,首相も友愛を信条とする方がなられたということで,今後死刑制度について,廃止運動をする人たちにとって良い流れになっていくという趣旨のことをおっしゃって,期待を述べられておられました。就任から2か月が経たれましたが,死刑制度について何か議論の場をとおっしゃっておられたのは,その後どうお考えでしょうか。
A:亀井大臣がそのような御発言をされたということは今お聞きをいたしました。どのような形でというのは,なかなか難しい問題でもあり,できるだけ納得いただけるような場ができますようにといろいろ頭をひねっているところでもあります。
(以 上)