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法務大臣閣議後記者会見の概要

平成22年1月19日(火)

 おはようございます。

小沢幹事長の元秘書が逮捕された事件に関する質疑

【記者】
 前回の閣議後会見の金曜日から今日まで非常にいろいろなことがありました。金曜日の夜から土曜日の朝にかけては小沢幹事長の元秘書計3人が逮捕され,そのうち1人が現職の国会議員であり,土曜日には民主党大会が開かれ,月曜日には通常国会が開幕するという非常にいろいろなことがあったわけですけれども,この5日間というのは,大臣にとってどういう5日間でしたか。あるいはどういうことをお考えになられて過ごされたのでしょうか。
【大臣】
 基本的には平常な職務と活動をさせていただきました。確かに,党大会があったり,新たな逮捕という事例があったりということはありましたけれども,私の通常の職務と活動に特段に大きく変わるものではありませんでした。
【記者】
 一連の捜査に関して,小沢幹事長が検察と全面対決するというようなことを党大会でも発言されていましたし,それに対して鳩山首相が闘って下さいと声をかけたことに関して,一部批判の声が集まったと思います。あるいは,党大会でもそうだったのですけれども,検察批判をする鈴木宗男さんのスピーチには拍手や喝采が沸き起こっていましたし,あるいは昨日でありますと2回生議員の方々が石川議員は不当逮捕であるというような勉強会を立ち上げ,世の中的には民主党全体として挙党体制で検察と闘うような姿勢になっているのではないかという見方もありますけれども,大臣としてはこのような状況について,適切か適切ではないか,健全か健全でないか,というような観点を含めてどういうふうに受け止めていらっしゃるでしょうか。
【大臣】
 それぞれの御発言等は,その真意というものが定かではありませんし,特に私からコメントをさせていただくことではないと思います。また,いろいろな取り組みをいろいろな場所でおやりになるというのは,別に全く異常なことでもありませんし,それは国会なり,あるいはそれぞれの対応の仕方というのはあるのだと思っていますので,私が何か意見を申し述べるという立場にはありません。
【記者】
 現状ほとんど,小沢幹事長を擁護する声一色になっていて,党として,あるいは政権を担う政府として,検察と対決するような印象を与えているかのように思うのですけれども,そのような状況についてはどう思われるでしょうか。
【大臣】
 そういう見方もあるかもしれませんが,それは多様な御意見なり受け止めなのではないでしょうか。私はそう感じます。
【記者】
 要するに,別に対決をしているわけではないというふうに感じられるということでしょか。
【大臣】
 全員が同じで異様な状況だとは感じていません。
【記者】
 特に自民党議員からは,民主党の対応はほとんど検察批判ばかりで,内部から小沢幹事長の金と政治にまつわる問題についての追及の声が全くあがっていないのではないかという批判もありますけれども,そのことについてはどういうふうに受け止めていらっしゃいますか。
【大臣】
 それは政治の場ですから,それぞれ与野党いろいろな対応の仕方,あるいは御批判,御意見が出ることは当然あり得るのではないでしょうか。特段,今に初めて起こることではありません。野党からのいろいろな御意見が出るということは常にあることではないでしょうか。
【記者】
 複数の世論調査で内閣支持率が急落しているという結果や,あるいは小沢幹事長の説明責任が果たされていないのではないか,辞任すべきではないかという声が多く出ている世論調査が揃いましたけれども,そのことについてはどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
 世論調査はいろいろな要素も絡んで数字が出てくるものだと思います。ただ,それなりに厳しい数字が出ていることは私も重く受け止めなければいけないと思っています。ただ,これから経済の立て直し,あるいは予算の執行等々含めて,また,内閣として皆様の今の状況をできるだけ打開する,そういう方向で真正面から政策の実行に向けて頑張っていくということが求められている大事なことではないかと思っています。
【記者】
 鳩山総理大臣が小沢幹事長にどうぞ闘って下さいとおっしゃった発言に絞ってお聞きをしたいのですけれども,鳩山総理大臣は行政府の長であって,行政府というのはその中に法務省も検察も含んでいる訳ですけれども,行政府のトップが捜査対象となっている人にどうぞ闘って下さいと,そういう発言をされたことは先ほど大臣は真意は良く分からないとおっしゃいましたけれども,真意が分かるか分からないかは別として,そういう発言があって,その効果として捜査当局の捜査に対して圧力というか捜査をけん制させる効果があるのではないかと,そういう点で行政府のトップとしての発言としては不適切ではないかという声もありますけれども,適切なのかどうか,それはどう受け止めていらっしゃいますか。
【大臣】
 先ほど申し上げましたように,言葉として適切であったかどうかというのは分かりません。その後いろいろお話もあったようですけれども真意もよく分かりません。ただ,捜査当局は,私も常々信頼をしていますけれども,法と法令に基づいて,公平公正に執行されていると思っていますし,当然,そうでなければなりませんので,その発言によって圧力になったとか,ならないとかということはないと思っています。
【記者】
 シンプルに伺います。闘うという言葉は相手に否がある時に使う言葉だと思うのですけれども,そういった言葉が不適切であるかどうかという点については,大臣はどのようにお考えなのでしょうか。
【大臣】
 何に闘うのか,あれだけではよく分かりません。そういう意味では適切か適切ではないかというのは,必ずしもにわかに評価をしかねます。
【記者】
 金曜日の夜,石川議員,それから土曜日にかけて秘書も含めて3人が逮捕された今回の事件に関して,民主党,あるいは官邸から大臣への問い合わせとか,この件に関しての働きかけとかありましたでしょうか。
【大臣】
 具体的な捜査等に関わるという部分ですので,お答えは差し控えさせていただきたいと思います。
【記者】
 捜査そのものの内容について伺っているわけではなくて,もし人が絡んで大臣への問い合わせ,働きかけがあったとすると,それ自体が指揮権を促したり,それだけでも問題になり得るのではないかと思うのですが,そういったことが無かったならば無かったとはっきりおっしゃっていただきたいのですがどうでしょう。
【大臣】
 今申し上げたとおりです。
【記者】
 それは別に無かったとも明言されないということでしょうか。
【大臣】
 やはり,個別の捜査にいろんな意味で関連を持つ部分ですので,お答えは差し控えさせていただくということです。
【記者】
 大臣就任後,指揮権を巡っては一般論ということだと思いますが,検察の暴走を民意がチェックするという意味で,あるんだとおっしゃったと思いますけれども,今回,小沢幹事長の党大会の発言を聞いていますと,このようなやり方は許されないと,今まさに検察が暴走してるという意味と受け止めるのですが,今回の事件について,大臣御自身の受け止めはいかがでしょうか。
【大臣】
 これまでどおり一般論として,指揮権が存在がするということでして,それについてどのようにということは,個別のお答えをすべきものではないと思っています。
【記者】
 一般論としての指揮権を伺っているわけではなくて,検察の暴走があったかどうかいう点について,大臣はどう考えているのでしょうか。
【大臣】
 それもそれ自体が指揮権の行使に関わるわけで,その判断とあるいは,行使の在り方については,個別お答えをすべきものとは思っていません。
【記者】
 民主党議員の中では,国会会期中ですから,石川議員の10日間の勾留に対して,20人以上発議があれば,勾留を停止させるということも可能だという強硬な意見も出ておりまして,こうした事態は非常に異常だと思うのですけれども,大臣はどのように受け止められていますか。
【大臣】
 それは,そういう御意見があると。あとは,個別具体的な様々な判断によるものだと思います。そのような釈放要求をなさるかなさらないかもよく分かりません。
【記者】
 その延長線上で法務省に対しても,今回の捜査について,いろいろと状況を聞きたいということで働きかけがあるというふうにも聞いているのですけれども,先ほどの質問と重なりますが,そうなった場合の法務省としての対応はどのように考えておられるのでしょうか。
【大臣】
 捜査の個別の具体的なことについて,私を通してなり,お話を申し上げるということは,捜査の個別の活動に関わることですから,申し上げることではありません。
【記者】
 民主党あるいは官邸から問い合わせがあったかないかということを言うことは,捜査にも支障を来たすというふうな御説明ですけれども,具体的にどういうふうに捜査に支障を来たすわけですか。それは,問い合わせがあったということを大臣が今認めたら,捜査当局の手が鈍ってしまうとか,具体的にどういうような影響が捜査に対してあるのでしょうか。
【大臣】
 影響があるとかないとかではなくて,捜査の個別の活動に関わるということについては,私からコメントは差し控えさせていただくという意味です。個別の捜査について,私が,いろいろな意見を申し上げるということは,差し控えさせていただくということです。
【記者】
 検察が暴走しているという小沢幹事長の発言について,大臣はどう思うかという質問に対して,コメントを控えると答えられましたけれども,冒頭で検察は,公正公平な捜査を行っていると思っていると発言をされて,その後で暴走しているかどうかは,コメントを差し控えるとなると,どちらが本当のことなのかどうかよく分からないのですけれども,要するに,検察は暴走していないというふうには,まだ断言される段階ではないということでしょうか。
【大臣】
 それについて,個別の捜査に関わっていることですから,私からそれがどうだというようなコメントは,今,差し控えさせていただきたいということです。
【記者】
 行政機関の長として,自分の支配下にある機関が暴走しているかどうかについても,コメントできないわけですか。
【大臣】
 捜査機関は,法令に基づいて,不偏不党といいますか,捜査というのは当然,そういうことに左右されずに行われるべきものであり,そのように行ってもらわなければいけない,これに尽きると思います。
【記者】
 大臣がそのようにお考えであるならば,小沢幹事長が,これは不当な検察権力の行使であると,断固闘うという姿勢を示し,総理大臣がどうぞ闘ってくださいという発言をしていることについては,少なくとも,法務大臣として鳩山総理大臣には抗議をする,もしくは意見を言うべき事態ではないでしょうか。その点については,いかがですか。
【大臣】
 先ほど申し上げましたように,その意図するところは,私も図りかねますが,そのような意見をそれぞれが発言をされるということについて,これを止めるという話ではないと思います。私は,捜査当局において,法令にのっとって公平公正に,当然,きちっと捜査には携わってもらうということを考えているだけです。
【記者】
 意図するところが図りかねるのであれば,どのような意図で発言したかを正す,もしくは質問して確認するということはなさらないのでしょうか。
【大臣】
 特段いたしません。
【記者】
 それは何故でしょうか。
【大臣】
 特に意味はありません。
【記者】
 非常に重要な問題だと思うのですけれども。
【大臣】
 一つ一つの御発言について意図をお聞きをするということではないと思っています。私の職務をきちっと誤りなく遂行させていただくことで対応をさせていただきたいと考えています。
【記者】
 鳩山首相の闘ってくださいという発言は,他の様々な発言とは全くレベルの違う非常に重要な発言だと思いますけれども,そのことについて,意図が分からないままにしておくというのは,大臣としてどのような判断で特段意図を確かめる必要までないというふうなお考えなのでしょうか。
【大臣】
 これは,総理がいろいろと御判断をして,こういうことだと御発言なさることだと思いますので,私からは,今の段階で特段必要だとは思っていません。
【記者】
 確認ですけれども,先ほど法に基づいて,公平公正に執行されているという御発言をされていたのは,今回の捜査について公平公正になされているというお考えをお持ちだという意味でしょうか。
【大臣】
 常に法令に基づいて,公平公正にそして適切に捜査が行われるものだと,そうあらねばならないと考えています。個別のことについては,コメントはいたしません。
【記者】
 確認ですけれど,今回の件で指揮権を発動する考えは全くないというふうに言えますか。
【大臣】
 これも,先ほどから申し上げますように,一般的に指揮権というのが私の下にあるということは承知をしています。個別に,どう行使をするとかしないとかということについては,コメントをすべきものではないと考えています。
【記者】
 金曜の夜ですけれども,石川議員を逮捕する,あるいは逮捕したという報告を聞いたのは何時くらいでしたか。
【大臣】
 おおよそ8時50分くらいではなかったかと思います。
【記者】
 逮捕するという報告でしょうか。
【大臣】
 報告の内容は,コメントを差し控えさせていただきます。
【記者】
 政府あるいは党のほうに伝えられたということはあるでしょうか。
【大臣】
 これも捜査の手続きの進め方の問題ですので,コメントを差し控えさせていただきます。
【記者】
 繰り返しになりますけれど,今まで出た質問の中で,まず,この捜査,逮捕に関して,民主党内あるいは官邸から問合せがあったかなかったかという質問についてお答えいただけませんでした。それと,鳩山首相の「どうぞ闘ってください」という発言についても明確な答えをいただけませんでした。この二つについては,少なくとも捜査に支障をきたしたり,捜査の中身に関するものではなくて,むしろ民主党が掲げている新しい政治の在り方とは何かということに関わるような,まさに政治姿勢としての質問なのだと思うのですけれど,改めてこの二つの質問についてお答えいただけないのでしょうか。
【大臣】
 やはり,私の今の職務とすれば,捜査のさまざまな進展あるいは進め方にも関わることですので,私の立場としてコメントは差し控えさせていただきたいということです。
【記者】
 捜査の進展になぜ関わるのか,そこが分かりません。捜査の進展には関わらないですよね。
【大臣】
 捜査の進展,手続き等いろいろな進め方等に直接関わるものだと私は思います。
【記者】
 民主党政権になって,今まで,自民党政権とは全く違うんだと,政治の在り方として新しい在り方を目指すんだということでずっとやっていらっしゃったし,そのことで国民の支持を受けてやってらっしゃると考えられていると思いますが,今の質問というのは,正に,法務行政を舞台にした政治の在り方について,記者としても疑問があるし,当然国民にも分からないと。ひいては,そのことについて千葉大臣は,法務行政をつかさどる担当の責任大臣なわけで,コメントする立場にないというより,むしろ,責任をもって発言すべき立場にあるのではないか,分かりやすい説明をするのではないかと考えますけれど,大臣としてはどのようにお考えですか。
【大臣】
 私は,常々申し上げているように,捜査については法令に基づき,そして公平に公正に適切に執行をされなければいけないし,そのような捜査が基本的には行われていると考えています。そのような意味では,大臣という立場で,捜査の個別の内容あるいは活動についてコメントをするものではないと考えています。別にこれは,民主党の新しい政権が,これまでと違った考え方で,政治が汗をかき,国民の暮らしを最優先にということを損ねたり,あるいは,それに反して私が対応しているとは認識はしていません。
【記者】
 民主党は,去年,西松事件があったときに,西松の違法献金による政治資金規制法違反の際に,政治的に重要,影響を与えるような案件に対しては,法務大臣による指揮権発動もあり得たという第三者委員会の報告書を出しています。その民主党が政権をとって,個別の事件とはいえ,一つの事件に関して,幹事長が全面対決し,総理がそれに対して「闘ってください」と言っているこの事案は,政治的な影響の強い事案として,仮に総理から法務大臣に指揮権発動を指示をされたというような時には,どのような対応をされるおつもりなのでしょうか。
【大臣】
 仮定のことについては,お答えをすることはできません。
【記者】
 こんなとき一般論で残念なのですが,番犬というのは,身内に対して吠えちゃいけないものなのでしょうか。挙動不審者であれば身内であっても,やはり吠えるものだと思うのですが,その点いかがですか。
【大臣】
 御趣旨が,ちょっとよく分かりません。
【記者】
 飼い馴らしたほうがいいのでしょうか。
【大臣】
 どうでしょうね。番犬の場合はね。
【記者】
 検察の暴走であるかどうかも言えない,一方で,官邸から問合せがあったかどうかも言えない,指揮権発動についても言えない。要するにずっとノーコメントを通すと,民主党政権全体として,この事件の捜査に対して,捜査を歪める可能性があるのではないか,という国民の不信や疑念は払拭できないと思うのですけれども,大臣としては,そのような国民の疑念にどうお答えになりますか。
【大臣】
 これは,先ほどから申し上げていますように,民主党としてというより,私の職務として,捜査が適切に行われ,それをしっかりと進めていただくと,公平公正に捜査を行ってもらうということに尽きるのではないかと思っています。
【記者】
 報道では,捜査関係者によればという表現で,小沢幹事長に関する政治資金規正法違反事件が報道されておりまして,民主党でいわゆる検察の方が捜査情報を漏洩したのではないかという調査チームが発足したというニュースが入ってきていますけれども,仮に検察が捜査情報を報道機関に提供していたとして,その場合,国家公務員法の守秘義務に違反する可能性があるかどうかということを一点お聞きしたいのと,検察官という法務大臣の監督官庁の役人による国家公務員法違反ということが疑われていることについて,法務大臣としてどのようにお考えなのでしょうか。三点目として,推定無罪が及んでいる刑事被告人の公判前の供述が,関係者によるとという形で報道機関でたくさん報道されているという,そのことについてはどうお考えでしょうか。
【大臣】
 報道機関がどのように報道されて,どういう形で情報を得られているかは,私は承知はしていません。ただ,基本的には捜査機関が情報を提供するということは,得策でもないと思いますので,そういうことではないだろうと思います。仮定でもし情報提供があったらと言われても,仮定ではお答えをすることはできません。
【記者】
 民主党の調査チームが発足したということで,捜査情報の漏洩があったのではないかという疑いがかけられている段階ではあると思うのですけれども,それに関して法務大臣としてはどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
 それは調査チームが,これからどういう調査をするのか承知していませんので,今の段階でコメントすることは差し控えます。
【記者】
 釈放要求を考えるという会が,石川さんの同期の議員達の間でできたのですけれども,その会には総務政務官とか財務政務官とか,政府の一員である方も何人かおられて,メンバーとして,釈放要求の発議を検討しているということをおしゃっておられますが,政府のメンバーがそこに入って一緒にすることを考えられているということについては,どのように受け止めていらっしゃいますか。
【大臣】
 私もまったく確認しておりませんので,定かではありません。
【記者】
 釈放要求に関連して,仮にこの釈放要求が国会で通った場合は,法務省としては対応せざるを得ないということでよろしいでしょうか。
【大臣】
 仮にですから,今,お答えをすべきものではないと思います。
【記者】
 その調査チームの関係で,昨日の会合の中で情報漏えい等の問題が,捜査に問題がなかったかどうか,法務省の担当者を呼んで検討したいという発言があるのですけれども,もし,そのような要求があった場合には,どのように対応されますか。
【大臣】
 何かそういうことを直接求められているということではありませんし,今の段階で何かを申し上げることは差し控えさせていただきたいと思います。
【記者】
 報道でもごらんになられているかもしれませんが,小沢幹事長が,これまで特捜部の聴取の要請に応じておられなかったのが,応じることの検討を始めたという情報もあるのですけれども,これに関しては大臣としてはどのように受け止められていますか。
【大臣】
 捜査の具体的な内容に関しては説明をする立場にはありませんし,また,それがどういう情報に基づくものかも分かりませんのでコメントはできない状況です。
【記者】
 大臣は,一政治家として,小沢幹事長の現時点での説明は十分だと思っていらっしゃるのか,改めてお聞かせください。
【大臣】
 この間申し上げましたように,あれで皆さんが本当に十分に分かったかなと,多少,まだまだ口数足らずというところもあるのではないかという気はしますが,それは御本人が御説明を更にされる,あるいはいろいろな適切な対応をとられることによって理解ができてくるのではないかと思います。
【記者】
 確認で恐縮ですけれども,大臣は今の会見で,大臣の職務としては,捜査が適切に行われるようにしっかりと進めて行くということに尽きるというようにおっしゃったのですけれども,捜査が適切に行われていない,政治的な影響が大きすぎて,かつ,これは指揮権発動すべきだという判断をされるという可能性を否定していないというふうに受け止めていいのですか。それともそのようなことは考えていないというふうにお考えなのか,どちらなのかをはっきり分かりやすくお話いただきたいのですが。
【大臣】
 一般論として指揮権を何らかの形で発動するということは一般論としてはあります。個別について,コメントするということはいたしません。
【記者】
 しかし,捜査当局が適切に捜査を行っているというふうに,思っている場合は,そのような指揮権発動という発想はそもそも出てこないのではないかと思うのですが,一般論としてそのようなことを敢えておっしゃるその真意がよく分からないのですけれども。一般論はありますが,今,関心があるのは,このような政治状況の中で,大臣としてはどう考えておられるのかということをお伺いしたいので,一般論でどうこうということではないのです。
【大臣】
 ですから個別の判断とか,具体的なことについては,コメントはいたしません。
【記者】
 民主党の一議員としてお伺いしたいのですけれども,幹事長は続投表明をしておりまして,総理も党代表として幹事長を続投されることを容認されていますけれども,このような状況下において幹事長が続投するということについては,どういうふうにお考えになってらっしゃるのでしょうか。
【大臣】
 それは今後,党の中でいろいろな検討や議論,あるいは判断というのがなされるものだと思います。
【記者】
 民主党は,野党時代,当時与党であった自民党に対して,政治と金の問題について,度々追及を行ってきましたけれども,現在まったく逆の立場にあって,野党側としては国会冒頭から政治と金に絡む集中審議を求めたり,攻守が逆になっている感があるのですけれども,このような状態について大臣としてどのようにお感じになっていますか。
【大臣】
 政治と金という問題について,制度的にも,あるいは政治家のいろいろな資金の問題等についても,改めてもう少しシステムや制度など,十分に検討していくことが必要なのではないかと思っています。これは与野党を問わずとしてです。
【記者】
 政治と金は,この通常国会での主要なテーマとなって,おそらく大臣御自身も委員会等々で御発言される機会が多くなると思うのですけれども,この記者会見でのような説明で国会議員の理解を得られると,これで十分だと思っていらっしゃるのでしょうか。
【大臣】
 これは今後の対応ということで,私も考えていくことだと思っています。

(以上)
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