法務大臣閣議後記者会見の概要
平成22年1月26日(火)
よろしくお願いします。
政治資金規正法違反事件等に関する質疑
【記者】
先週,土曜日に,小沢幹事長の東京地検特捜部による事情聴取がありまして,その後,記者会見を開きました。また,定例会見もありましたが,小沢幹事長の問題について,説明責任ということが言われていたわけですけれども,大臣は,小沢幹事長の説明責任は一連の二つの会見で果たされたとお考えでしょうか。
【大臣】
小沢幹事長が,記者会見をされたことは,私も報道等で承知をしています。ただ,少なくとも,具体的ないろいろな捜査活動にも関わる問題ですので,私からコメントすることは差し控えるべきだと思っています。
【記者】
土曜日のことですけれども,事情聴取に際して,大臣に報告は上がってきたのでしょうか。
【大臣】
これも捜査活動に関わっている御質問だと思いますので,具体的なことについて,私からコメントをすることはありません。
【記者】
小沢幹事長が幹事長職にとどまるという意向を示しているのですけれども,このことについて,大臣はどのように受け止められていますか。
【大臣】
これは,私が申し上げるべきものではなくて,それぞれ必要な箇所で,いろいろな御判断をされることではないでしょうか。
【記者】
先週金曜日の会見で,今回の捜査について,公正中立に行われているという御認識を示されたと思います。その前に伺った時には,あくまで一般論としてということでお答えになっていたかと思いますが,そこで,あえて今回の捜査に関して,そのような認識を示されたのは,一歩踏み込んだようにこちらには聞こえたのですが,何か御心境の変化があったり,考え方について一歩,何か理解を深められたようなことはあったのでしょうか。
【大臣】
全く,特段の変化はありません。一般論を申し上げていることでして,公平公正な捜査について,私が不当にそこに介入するつもりはないということは,以前から申し上げているとおりです。
【記者】
衆議院の予算委員会で,政治と金の問題について集中審議が行われるということになっていますけれども,今後,陸山会の今回の疑惑について,国会で真相を解明していくような必要があるとお考えでしょうか。
【大臣】
集中審議が行われるようになったかどうか,確定したことを私もまだ承知をしていませんが,国会が決められることですから,国会の決定について,私が何かを言う立場ではありません。
取調べの可視化に関する質疑
【記者】
明日,取調べの可視化を目指す議員の方々の集まりがあると聞いています。可視化法案を議員立法で目指すという動きについて,改めて大臣の方からお考えはありますでしょうか。
【大臣】
そのような動き等について,私も直接確認をしたり,お聞きしたりしているわけではありません。議員活動ということで,特に私から申し上げる立場ではありません。ただ私も,取調べの可視化については,常々申し上げますように,実現することを目標にしていますし,最重要課題でもありますので,御報告をさせていただいておりますように,実現に向けた様々な検討や,環境の整備をどうしていくかということなどについて,勉強会を重ね,そして,副大臣の下のワーキングチームで,いろいろな整理を着々としていただいているところですので,これを着実に進めていくということです。
【記者】
確認ですが,法務省で行われている勉強会の議論と,民主党議員の中で,本国会に提出するという動きは,それぞれ独立して行いたいというお考えでしょうか。それとも,何らか議論を合流させたりということもお考えですか。
【大臣】
その議員の皆さんの活動とか,御取組みが,まだ,全く私も存じ上げませんし,承知をしていませんので,それについてどうするとか,あるいはどう対応していくというようなことを申し上げる状況でもないと思っています。
指揮権の発動に関する質疑
【記者】
一般論として伺いたいのですが,先週の会見などでも,大臣は指揮権について,一般的に指揮権が私の下にあるのは承知していますとおっしゃていると思うのですが,指揮権を大臣が行使する時に,指揮権を行使することやしたことを公表しなければいけないといった,法律や省令などの決まりがあるのかどうかということを伺いたいのと,もし,そういった決まりがない場合には,大臣御自身のお考えとして,指揮権を行使する時に,事前か事後かは別にして,公表するお考えはあるかどうか伺いたいのですが。
【大臣】
前段の問いについては,特にそのような,法的な規定等はないと承知しています。後段の問いについては,仮定の御質問ということになります。それについて,私がコメントをすることは,逆に捜査に対して無用な介入になったりしますので,仮定の御質問についてお答えをすることは,差し控えさせていただきたいと思います。
【記者】
大臣のお考えとして指揮権の行使について公表する考えがあるかどうかは,仮定の質問なので,コメントを差し控えるということですが,例えば10年後とか30年後に歴史的にそれを検証できるように,情報公開請求で何かが見られるよう,文書として残しておくお考えがあるのかどうかお聞かせください。
【大臣】
これも,そのような,特別な定めがあるということにはなっていません。今,申し上げられるのはそこまでかなと思います。
名護市長選挙に関する質疑
【記者】
名護市長選挙に関連して,平野官房長官が普天間基地の移設問題について,地元の名護市長選挙を斟酌する必要がないとか,決めるときに地元の了解を得る必要は必ずしもないという発言をして,与野党から批判があがっているのですけれども,大臣は官房長官の発言に対してどのように受け止めておられるでしょうか。
【大臣】
私は,官房長官の御発言を直接お聞きしていませんし,どのような御趣旨なのか,私も,定かに分かりませんので,安易にコメントをすることは,差し控えさせていただきたいと思っています。ただ,結果というのは,いろいろな形でやはり重みのあるものだと思います。ただ,発言については,どういう御趣旨であるのかが定かではありませんので,それについてコメントをするということは差し控えたいと思います。
【記者】
辺野古にするとか,別の地域にするとかいうことを決めたときに,地元の了解を取る必要があると,大臣はお考えですか。
【大臣】
このような問題ですから,当然のことながら,地元のいろいろなことをお聞きしたり,あるいは,日米の問題もあるでしょうし,全体として何の対応も全くしないで事が運ぶとはとても思えません。やはり,地元のいろいろなことも,当然斟酌をしなければならないのではないでしょうか。