刑事施設の被収容者の不服審査に関する調査検討会(第123回)議事要旨
1 日時
平成23年12月22日(木)15:002 審査件数
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※付議件数15件のうち,2件は再調査案件である。 |
3 | 意見その他 |
(1) | 懲罰の取消しを求める案件について,「薬剤は一度に大量摂取したり,横流ししたりなど事故や乱用のおそれがあるので,服用が確実になされたかの確認は厳重にすべきである。また,薬物の不法所持は,できるだけ早期に発見されたい。」との意見が述べられた。 |
(2) | 信書の発信を禁止した措置の取消しを求める案件について,「処理案(法務省意見)相当」との結論が出されたが,委員から,「法第126条が受刑者の信書の発受の権利を認めたことから考えると,出所者であることが認識されていたAとの信書の発受が,内容に問題がないとして長期間許可されていたこと,Aが釈放後安定した生活を送っていること等を考慮すれば,Aとの信書の発受を禁止することはできないものと考える。」との意見が述べられた。 |