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先輩からのメッセージ (現場職員)

係長級以上

刑務所

田畑 賢太 (ミーティング風景)
田畑 賢太 (ミーティング風景)
札幌刑務所 法務技官 統括矯正処遇官(考査担当)
田畑 賢太 (平成15年入省・人間科学1)


(1)今の仕事はどのような内容ですか。

 今は刑務所の分類審議室という部署において,統括矯正処遇官と呼ばれる管理職をしています。刑務所では,入所した受刑者について,詳細な調査(面接や心理テスト,性犯罪者や薬物事犯者のリスクアセスメント等)を行っており,その情報を基に個々の受刑者の改善更生に向けた処遇が進められます。この調査を担う法務技官(心理)や刑務官を統括したり,他部署と必要な調整を図ったりすることが,私の主な業務です。

(2)登庁から退庁までの平均的な一日の流れを教えてください。

 8:00 出勤,メールのチェック,適宜返信・関係部署への伝達
 9:00 部内幹部ミーティング
10:00 処遇調査票(刑執行開始時調査の結果をまとめたもの)の決裁
12:15 昼休み
13:00 処遇審査会(各受刑者の処遇を決定する会議)の主催
16:30 事務室移転に関する部内会議の主催
18:00 残務整理の後,帰宅

(3)入省後,一番思い出に残っている出来事を教えてください。

 いわゆる管理職のポジションになったことです。所管する業務を向上・発展させるために何が必要かを自分自身で判断し,進んで行動することが求められるようになりました。例えば,性犯罪者に対する指導を円滑に進めるために,関係部署が集まる会議を新たに企画しました。日々悩んだり,困難に感じたりすることもありますが,その分,とても挑戦しがいのある業務であり,仕事がより一層面白くなったと感じています。

(4)職場の雰囲気を教えてください。

 刑務所について,もしかすると何となく怖そうなイメージがあるかもしれません。確かに,受刑者を処遇する現場の第一線ですので,厳しい側面があることは事実です。しかし,職場は和気あいあいとしていることが多く,話をしやすい雰囲気があります。業務を行う上では,他部署との調整が不可欠ですので,コミュニケーションがとりやすいことは,特に大切な点であると思います。

(5)最後に,総合職志望者に一言お願いします。

 異動が多いことや,管理職になることについて不安や抵抗を感じる方もいるかもしれません。しかし,見方を変えれば,様々な業務を経験できて,幅広い視野から業務を考えられるというプラスの面もあります。難しさのある業務ではありますが,その分,とても挑戦しがいのあることです。そして,挑戦しがいのある方が面白いと思います。皆さんが進んで矯正分野の心理職にチャレンジされることを期待しています。

少年院

谷村 昌昭 (ミーティング風景)
谷村 昌昭 (ミーティング風景)
多摩少年院 法務教官 統括専門官(企画調整担当)
谷村 昌昭 (平成11年入省・教育)


(1)今の仕事はどのような内容ですか。

 平成24年4月から多摩少年院の統括専門官(企画調整担当)として勤務しています。企画調整担当の統括専門官は,日課管理,生活指導,保安,職業補導,行事等の教育部門の様々な業務を統括しています。多岐にわたる業務で,他の部署が関連するものも多いですが,円滑な施設運営,充実した教育活動が実施できるように,綿密な連携・調整に努めています。

(2)登庁から退庁までの平均的な一日の流れを教えてください。

 7:30 出勤,院内の動静確認
 8:30 職員朝礼で予定や勤務に当たっての留意事項等を伝達
 9:00 少年朝礼 少年移動時の保安を指揮
10:30 行事について担当者と打合せ
12:15 昼休み
13:30 起案された文書の決裁,院内巡回
15:30 成績を審査するための会議に出席し,会議を進行
19:00 残務整理の後,帰宅

(3)入省後,一番思い出に残っている出来事を教えてください。

 矯正局で勤務していた際に,薬物非行の少年のための少年院での教育プログラムを新たに作成する業務に携わり,少年院・少年鑑別所の職員だけでなく,外部の有識者の方々の協力を得ながら業務を進める中で,多くのことを学ぶことができ,非常に貴重な経験ができました。また,現在勤務する施設で,そのプログラムによる指導の実施を目の当たりにして,感慨深いものがありました。

(4)職場の雰囲気を教えてください。

 現場施設ですので,心情が不安定な少年への対応が必要なときなどは,張りつめた雰囲気になることもたまにありますが,普段は笑い声なども時折聞こえるような明るい雰囲気の職場です。
 私は,別の矯正施設で働く妻と,二人の子供がおり,妻が当直のときなどは,妻の実家の助けなどを得ていますが,私も時には,少し離れた子供のもとに駆けつけて,保育園の送り迎えや,食事の準備などをしています。上司など周囲の理解を得て,そのための必要な休暇もいただいています。

(5)最後に,総合職志望者に一言お願いします。

 矯正の仕事は,矯正局での施策立案に関わる仕事のほか,現場施設での日々の教育・指導の運営,実施に関わる仕事と,活躍する場所は様々ですが,いずれも非行を犯した少年・人の立ち直りに様々な角度から関わることができる仕事です。少年・人の立ち直りというのは,決して容易なことではありませんが,それだけにやりがいも大きく,仕事に携わる中で,自ら学び,成長することができる仕事です。興味・関心を持たれた方,お待ちしています。

保護観察所

森川 武嗣
森川 武嗣
福岡保護観察所北九州支部(北九州自立更生促進センター)
処遇部門保護観察官
森川 武嗣 (平成17年入省・法律)


(1)今の仕事はどのような内容ですか。

 自立更生促進センターで保護観察官として勤務しています。主な業務は入所者に対する指導や助言で,具体的には再犯を防止するための教育的指導や,自立に向けての金銭管理などの生活的指導を行っています。そのほか,刑務所に出向いて入所候補者と面接をしたり,ハローワークや最寄りの区役所などの関係機関に出向いて入所者の自立支援の調整を行ったりしています。

(2)登庁から退庁までの平均的な一日の流れを教えてください。

12:15 出勤(この日は遅番勤務),
      入所者の状況をメールや申し送りで確認する
13:00 入所者の求職相談のため,ハローワークまで同行
15:00 新規入所者の処遇方針について,部内で協議
15:30 電話にて,処遇協力者(関係機関)と打合せ
16:00 休憩
16:45 早番勤務の職員から,出勤中の入所者への伝言を申し送られる
19:00 夕食を終えた入所者と本日の出入金の確認を行う
19:30 仕事帰りの入所者に,社会復帰・再犯防止プログラムを実施
21:20 当直の職員と翌朝の予定について打合せた後,退庁

(3)入省後,一番思い出に残っている出来事を教えてください。

 入省5,6年目に厚生労働省に出向させていただき,法務省との「文化の違い」を肌で学べたことが一番の思い出です。対岸からやりとりすることで,法務省の良い点,改善した方が良いと思われる点を感じ取るという,大変貴重な経験(勉強)ができました。また,国会対応や他省庁とのやりとりにおいて,自分の考えが「省」としての意見に直結することもあり,大きなやりがいと共に大きなプレッシャーも感じました。

(4)職場の雰囲気を教えてください。

 自立更生促進センターには24時間,365日体制で職員が勤務していて,およそ週に1回当直勤務があるほか,遠方への出張も多いため,職場としては過酷な環境だと思います。しかし,全員で全員の仕事をカバーする,という体制ができているので,お互いに安心して休暇が取得できるよう,配慮し合っています。特に,家庭行事やお子さんの学校行事などには極力参加できるよう,全員でフォローし合っています。

(5)最後に,総合職志望者に一言お願いします。

 他省での経験などを通じて得た印象ですが,法務省の良いところは「本省と現場の距離が近い」ところだと思います。私自身,「弱い立場の方々と国との架け橋になりたい」という,今振り返ると漠然とした思いを胸に入省しましたが,法務省でなら「架け橋」になることも夢ではないと思います。人と接するのが好き,なおかつ,施策の立案にも携わりたい,というエネルギッシュな皆さんと一緒に仕事ができることを楽しみにしています。 



※ 執筆者の役職は,平成25年1月30日現在です。
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