先輩からのメッセージ(法務局)

麻生 雪重
○平成10年 東京法務局採用
○平成23年4月から東京法務局訟務部行政訟務部門訟務官
法務局では,不動産,商業・法人,成年後見,動産・債権譲渡に関する登記,戸籍,国籍,供託,人権擁護,訟務等の事務を行っています。
ここに挙げただけでも,その事務が多岐にわたり,様々な内容であることがお分かりいただけると思います。そして,どの事務も国民の皆様の権利・義務と密接な関わりを持ち,重要なものばかりです。
現在,私は,東京法務局訟務部に所属し,国の利害に関係のある争訟に関する事務を行っています。具体的には,国が訴えられた場合に,国の代理人となって訴訟活動をするのが主な仕事です。
訟務部に着任するまでは,自分が裁判所の法廷の被告席に座ることになるとは思ってもみませんでした。しかし,これは,法務局職員であるからこそできる経験です。一般的に,訴訟代理人として法廷に立つことは,弁護士でない限りできないことですが,法務局訟務部の職員は,法務大臣の指定を受けて「国の指定代理人」として,法廷に立って訴訟活動をすることができます。これは,非常に責任の重い仕事であり,その分やりがいのある仕事です。
訴訟事件では,初めて存在を知る法令が出てくることは常で,その度に苦戦しながら勉強しなければなりません。私が担当する事件の多くは,事件ごとに法曹資格を有する訟務部付検事とペアを組んで対応していますので,訟務部付検事に相談したり,事件に関係する事務あるいは法令を所管する各省庁の担当者と何度も協議を重ねて裁判所に提出する書面等を作成していきます。苦労することも多いですが,それ以上に達成感を味わうことのできる部署です。
このように,訟務を含め法務局は,様々で,かつ,有意義な経験のできる職場です。是非,やる気あふれる皆さんに法務局への入局を希望していただきたいと思います。
森 雄太郎
○平成23年 仙台法務局採用
○平成23年4月から仙台法務局民事行政部法人登記部門
私の勤務している法務局は,登記・戸籍・国籍・供託などの各行政事務から人権擁護・訟務といった各業務まで,多岐にわたる役割を担っています。その多くが国民の皆様にとって身近な業務であるといえます。そのため,他の官署に比べても,お客様である国民の皆様と直接関わる機会が多い機関であると思います。
現在,私は,法人登記部門に所属し,会社や各種法人の登記事務を行っています。「登記」というのは,不動産や法人などの状態や権利関係について「登記簿」と呼ばれる帳簿(電子化されています。)に記録することにより,広く一般に公示する制度です。商業・法人登記の制度は,取引をする相手方がどんな会社・法人なのかということを知る上で,重要な役割を果たしています。
私は,まだ採用されたばかりで,当然分からないことだらけです。しかし,お客様にとっては,新人職員であれベテラン職員であれ,職員の説明は「法務局の見解」となるので,間違った説明をしないように日々勉強を重ねなければなりません。確かに大変ではありますが,そうして得た知識を基にしてお客様に説明をし,そして理解していただき感謝されることが,法務局職員としての一番のやりがいであると感じています。努力して知識・経験を重ねていくほど,充実感も増していく仕事であると思います。
このページをご覧いただいている皆様は,法務省の仕事に多少なりとも興味のある方が多いのだと思います。法務局の仕事は,日々勉強が必要で,法令改正などの変化にも対応する必要がある仕事ですが,それだけに自己を高めることもできますし,やりがいもある仕事だと思います。是非志望していただいて,一緒に仕事をしましょう!
(執筆者の所属は,平成23年12月現在)