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先輩からのメッセージ(検察庁)


岩田 紘子
岩田 紘子(Ⅲ種(行政))
○平成17年 名古屋高等検察庁採用
○平成30年7月から名古屋地方検察庁主任捜査官(公安部)

 「ママの仕事かっこいいね!」
 先日,娘に言われてうれしかった言葉です。
 私は,現在,検察官を補佐する立会事務官として,公安部で主に外国人犯罪,薬物犯罪等の捜査に携わっています。と同時に,8歳の娘の母親でもあります。
 採用6年目で出産し,1年間育児休業を取得しました。現在は,出勤時に娘を学校へ送り,仕事が終わると急いで閉館直前の学童保育施設へ迎えに行く生活をしています。
 娘と触れ合う時間は短いですが,その分,娘との時間は,仕事のことは一旦忘れ,全力で楽しんでいます。仕事中は頭を切り替え仕事に集中し,私にお願いしたいと与えてもらった仕事がうまく処理できたときには,充実感や仕事に対するやりがいを感じています。
時には急な取調べ等で帰宅が遅くなり,娘の寝顔しか見られない日もありますが,こうして私がフルタイムで制約なく仕事ができているのは,検察官を始め,職場の方々,夫や義両親の協力のお陰です。周りの協力を当たり前に思うことなく,常に感謝の気持ちを忘れずにこれからも頑張っていこうと思います。
 既に,「女性は出産したら仕事を辞めて育児に専念する」時代ではありません。出産後,家庭の事情でフルタイム勤務が難しい場合は,育児短時間勤務などの仕事と育児の両立を支援する様々な制度も用意されています。
 「検察庁で働きたい!でも,子供も欲しい。仕事と育児を両立できるのかな…。」と考えている女性の皆さん。仕事と育児を両立し,相談できる先輩方がたくさんいるので安心してください。私たちと一緒に働いてみませんか。

 

石田 怜史
石田 怜史(一般職(行政))
○平成28年 鳥取地方検察庁採用
○平成30年から鳥取地方検察庁検務官室検察事務官

 私は現在,検務部門に所属しており,事件・令状担当として事件の受理・処理や勾留されている被疑者や被告人の把握に関する事務を担当しています。検務部門は,事件の受理・処理や証拠品の管理,裁判の執行等の捜査・公判に付随する業務を行っています。ドラマや映画では取り上げられませんが,検察官とは異なる分野の専門的知識が要求され,検察事務官がいなければ成立しない部署なので,非常にやりがいを感じています。検察庁の仕事は,難しそうという印象があるかもしれませんが,業務に必要な関係法令等の知識は,研修や実務の中で十分身に付けることができます。私自身,まだ知識不足な点がありますが,上司や先輩職員に支えられながら日々成長を感じています。
 また,内部試験により検察官になる道や,人事交流による他官庁への出向,霞が関での本省勤務等の様々な進路があります。
 犯罪が多様化している現代では,検察事務官も様々な事象に対応していく必要があり,そのため多様な人材が求められています。
 少しでも興味を持たれた方は,検察庁の扉を叩いてみてください。
 共に刑事司法の一翼を担う者として国民の負託に応えてみませんか。 


(執筆者の所属は,平成31年2月現在)