先輩からのメッセージ(検察庁)
道ア 太一
○平成14年 福岡地方検察庁採用
○平成23年4月から福岡地方検察庁総務部検務専門官
検察庁というと皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。事件の捜査や裁判に関係するところというくらいの認識はあるかもしれませんが,普段,生活する上では,あまり縁のない官庁ですので,その業務となると想像し難いのではないかと思います。私も採用されるまでは検察庁がどのようなところか,よく理解していませんでした。
検察庁の業務は大別すると,捜査・公判部門,検務部門,事務局部門に分けられます。捜査・公判部門は,事件の真相解明に取り組み,公判において適正妥当な科刑の実現を目指します。検務部門は,事件の受理・処理手続や証拠品の管理,裁判(懲役刑や罰金刑等)の執行など,捜査・公判に付随する事務を,また,事務局部門は,庶務や人事,会計関係の事務を行っており,現在,私は検務部門の検務専門官として,一般刑事事件の受理・処理手続を担当しています。
検察事務官は,検察官を補佐し,関係機関と協力し合いながら,上記業務を円滑に遂行できるように事務を行います。また,試験を受けて検察事務官から検察官への登用制度もあるほか,人事交流などで他の法務官署に勤務する機会も用意されています。私自身,人事交流で矯正官署に勤務する機会を得て,非常に貴重な経験ができたと思います。
仕事で必要な知識等は,充実した研修制度や実務を通して得ることができますので,多くの方が検察庁に興味を持っていただければ幸いです。
峯 千賀子
○平成16年 大阪地方検察庁採用
○平成22年4月から大阪地方検察庁刑事部検察事務官
検察庁では,刑事事件について捜査を行い,公訴を提起する(裁判にかけること)か否かの処分を決した上,公訴を提起した事件の公判を適正に遂行し,その結果,確定した刑の執行手続を行うなどの業務を取り扱っています。
また,これら業務を円滑に行うため,警察等の捜査機関から送られてくる事件の受理,証拠品の受入・保管及び業務で使用する物品の調達なども取り扱っています。
私は,現在,検察官を補佐する検察事務官として,刑事事件の捜査に携わっています。
日々,被疑者や事件関係者の取調べに立ち会い,時には,検察官とともに事件現場に足を運び,現場の状況を自らの目で確認するなどして事件捜査に関わっており,時間に追われるように忙しく仕事をするときもありますが,事件関係者など様々な人と接し,新鮮な毎日を送っています。
そのような中で,犯罪被害者の意を酌み取り,事件を適正に処理することができたとき,一連の事件の処理を終えたときなどに,達成感を感じるとともに,この仕事にやりがいを感じています。
私自身,未経験の仕事もたくさんあり,戸惑うこともありますが,業務に必要な法律知識などは,入庁後,研修や実務を通じて身に付けることができますし,周りの先輩方に助けられ,日々,知識の習得に励んでいます。検察庁の仕事に少しでも興味を持たれた方は,将来の進路として,検察庁で働くことを選択肢の一つとして考えてみていただければと思います。
(執筆者の所属は,平成23年12月現在)