私たち一人一人が、ハンセン病についての正しい知識と理解を持つことが、これまで長く続いてきた偏見や差別を解消するための第一歩です。
1 ハンセン病は治る病気です
ハンセン病のかつての病名は「らい」でした。しかし、長い間人々が「らい」に対して抱いてきた偏見や差別を解消し、正しい認識をもってほしいという願いから、らい菌の発見者であるノルウェーの医学者ハンセン博士の名をとってハンセン病と改められました。
- 伝染力の極めて弱い病原菌による感染症です。
- 遺伝病ではありません。
- 万一感染しても、ほとんど発病の危険性はありません。
- 菌は治療により数日で伝染性を失い、軽快した患者と接触しても感染することはありません。
- 不治の病気ではなく、完治する病気です。
- 早期に治療すれば、身体に障害が残ることはありません。
2 どんな治療法があるかごぞんじですか?
治療法は1941年、プロミンによる単剤治療が行われ、画期的な成功がおさめられました。現在では、リファンピシン、DDSなどの多剤併用療法を適切に用いることにより、障害を残すことなく、外来治療によって完治する病気となりました。
3 ハンセン病療養所の現状について
我が国では、平成15年12月末現在、13か所の国立ハンセン病療養所及び2か所の私立療養所において3,606人の方が入所療養しています。ほとんどの入所者がハンセン病自体は治癒していますが、高齢であること、ハンセン病による後遺症としての障害を持っていること、長期にわたる隔離政策により社会生活体験をほとんど有していないことなどのために、地域社会への復帰が困難となっています。また、わが国の社会に残っている偏見や差別は、地域社会への復帰や地域の人々との交流を妨げる原因となっています。
(以上の記述は社会福祉法人ふれあい福祉協会発行「ふれあい福祉だより」を参考にしました)
ハンセン病の患者・元患者のみなさんに関する人権問題について、私たち一人一人が、自らの問題として理解を深め、基本的人権が尊重される、偏見や差別のない社会を実現しましょう!
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