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ハンセン病を正しく理解するために
ハンセン病を知っていますか?
ハンセン病とは
- らい菌による感染病で主に皮膚や抹消神経が侵されます。
- かつての病名は「らい」でしたが長い間人々が「らい」に対して抱いてきた偏見や差別を解消し、正しい認識をもっていほしいという願いから、らい菌の発見者であるノルウェーの医学者ハンセン博士の名をとってハンセン病と改められました。
- 遺伝病ではありません。
- 感染力の極めて弱い病原菌による病気です。
- 不治の病ではなく医学療法で完治します。
- 乳幼児の時の感染以外はほとんど発病の可能性はありません。
- 患者の全てが菌を出しているわけではなく軽快した患者と接触しても感染しません。

ハンセン病を正しく理解しましょう‐偏見や差別をなくすために‐
ハンセン病の歴史
ハンセン病はかつては「らい」と呼ばれ、古くは聖書や日本書紀にも姿を現わし、顔面や手足の後遺症が時には目立つことから、恐ろしい伝染病ととられ人々から大変忌み嫌われました。
そのため、わが国では「らい予防法」によって、すべての患者を療養施設に入所させ隔離するという厳しい政策を取ってきました。「ハンセン病」とわかると警察がやって来て即、療養所へ送られ、二度と故郷へ戻ってこられないのです。また、その家族も強制的に堕胎、断種させられたり、土地を追われ、一家心中や自殺する例も少なくありませんでした。また療養所での生活も苛酷な重労働に追われ逃走したり、仕事を休めば、容赦なく鉄格子の重監房に入れられたのです。
ハンセン病の現状
現在、わが国では国立13ヶ所私立2ヶ所の療養所において約5000人の人が入所療養していますが、ほとんどの人がハンセン病自体は治療しています。しかし、顔や手足に後遺症が残っていること、高齢で社会復帰がむづかしいなどの問題が残されています。
これからのハンセン病は、一般の医療機関において治療されることになり、ふつうの病気として扱われます。
ハンセン病の歴史は、人が人として扱われなかった人権侵害の歴史でもあります。
私達は同じ人間として、この事実を真摯に受けとめ、ハンセン病の悲劇が二度と繰り返されることのないよう、また”別の”新しい差別が生まれないように、他人の人権を守るということ‐‐‐もっともシンプルな相手の立場を思いやるということの大切さをもう一度考えてみませんか。
