平成23年9月23日(祝)
ハンセン病に関する「親と子のシンポジウム」を開催しました。

平成15年11月に熊本県内の宿泊施設において、ハンセン病療養所の入所者が宿泊を拒否されるという事件が発生し、さらには、この事件の報道をきっかけにハンセン病療養所及び入所者に対して非難あるいは誹謗中傷する手紙等が多数送りつけられるなどの二次被害が発生しました。
このことから、今なお、ハンセン病について、誤った認識や偏見が残っていることが明らかになりました。ハンセン病患者等に対する偏見・差別の解消を目指すためには、人格が形成される小・中学生の時期にハンセン病を正しく理解することが効果的です。
そこで、熊本地方法務局及び熊本県人権擁護委員連合会では、法務省、厚生労働省及び全国人権擁護委員連合会と共に、「医学から見たハンセン病」、「歴史から学ぶハンセン病」、「ハンセン病患者・回復者の人権」等について、親子で共に考えることを目的として、ハンセン病に関する「親と子のシンポジウム」を開催しました。
ハンセン病に関する「親と子のシンポジウム」
- 日時
- 平成23年9月23日(金曜)
- 13時30分〜17時
- 場所
- 熊本学園大学14号館高橋守雄記念ホール
【内容】
オープニング
合志市立合志中学校合唱部のみなさん
第1部 シンポジウム
- 1 基調講演
- 国立療養所菊池恵楓園長
酒本喜興志 氏 - 国立療養所菊池恵楓園入所者自治会長
工藤昌敏 氏 - 全国人権擁護委員連合会副会長・熊本県「無らい県」運動検証委員会委員長・ハンセン病問題に関する検証会議の提言に基づく再発防止検討会座長代理
内田博文 氏 - 2 パネルディスカッション
- コーディネーター
- 熊本朝日放送編成局副理事 喜多雅子氏
- パネリスト
- 山鹿市立菊鹿中学校3年 坂本 南さん
- 山鹿市立菊鹿中学校3年 阪本悠太さん
- 合志市立合志中学校2年 書川佑理さん
- 合志市立西合志中学校2年 篠原亜実さん
- コメンテーター
- 基調講演者
第2部 ファミリーコンサート
- 歌手:
- 大和田りつ子さん・岡崎裕美さん
- 共演:
- 合志市立合志中学校合唱部のみなさん
- 九州学院みどり幼稚園のみなさん
第3部 ビデオ上映
ハンセン病に関する啓発ビデオ(字幕入り)
「未来への虹−ぼくのおじさんは、ハンセン病−」
オープニング

主催者挨拶
本シンポジウムは、まず、合志市立合志中学校合唱部のみなさんによる合唱により幕を開けました。
曲目
- 「ともだちはいいな」
- 金子みすゞの詩による7つの女性合唱曲より「私と小鳥と鈴と」
- ボニージャックス「車椅子のおしゃべり」より「空とぶうさぎ」
基調講演・パネルディスカッション

ハンセン病について
主催者挨拶に続いて、酒本喜與志氏、工藤昌敏氏、内田博文氏、3名による基調講演の後、中学生のパネリスト4名によるパネルディスカッションを行いました。
パネルディスカッションでは、パネリストから、ハンセン病患者等に対する偏見や差別の解消に向けた力強い決意が語られました。
基調講演
- 演題「ハンセン病について」
講師 酒本 喜與志 氏 - 演題「恵楓園の今に至る」
講師 工藤 昌敏 氏 - 演題「ハンセン病問題は終わっていない」
講師 内田 博文 氏

恵楓園の今に至る

パネルディスカッションの様子

ハンセン病問題は終わっていない

意見を発表するパネリストたち
ファミリーコンサート
シンポジウム終了後、歌手の大和田りつこさん、岡崎裕美さんをお招きして、ファミリーコンサートを行いました。
コンサートでは、合志市立合志中学校合唱部のみなさんと九州学院みどり幼稚園の園児のみなさん、人KENまもるくん、人KENあゆみちゃんにも参加していただきました。


曲目
- 「世界をしあわせに」(人権イメージキャラクターソング)
- 「手のひらを太陽に」
- 「おいしいね」
- 「夕日に向かって」
- 「勇気の花がひらくとき」
啓発パネル展示
当日は、菊池恵楓園入所者自治体会保管の歴史的資料、同園入所者の方の絵画作品、山鹿市立菊鹿中学校及び合志市立西合志中学校の菊池恵楓園との交流についての資料等を展示したハンセン病に関する啓発パネル展も行いました。
パネル展の開催に当たっては、熊本学園大学と熊本県立大学の学生13名の方々に、企画立案及び当日の運営に協力していただきました。

ビデオ上映

ファミリーコンサート終了後、引き続き、ハンセン病に関する啓発ビデオ(字幕入り)「未来への虹−ぼくのおじさんは、ハンセン病−」の上映を行いました。
なお、ビデオは、熊本地方法務局で貸出しを行っております。
詳しくは、下記へお問い合わせください。
【連絡先】熊本地方法務局人権擁護課
電話 296-364-2145(代表)
