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ハンセン病って?
ハンセン病について正しく理解し,患者・元患者のみなさんに対する偏見や差別をなくしましょう!
私たち一人一人が,ハンセン病についての正しい知識と理解を持つことが,これまで長く続いてきた偏見や差別を解消するための第一歩です。
ハンセン病は治る病気です
ハンセン病のかつての病名は「らい」でした。しかし,長い間人々が「らい」に対して抱いてきた偏見や差別を解消し,正しい認識をもってほしいという願いから,らい菌の発見者であるノルウェーの医学者ハンセン博士の名をとってハンセン病と改められました。
ハンセン病は,らい菌による慢性の感染症です。
- 遺伝病ではありません。
- 伝染力のきわめて弱い病原菌による慢性の感染症です。
- 乳幼児のときの感染以外はほとんど発病の危険性はありません。
- 菌は治療により数日で伝染性を失い,軽快した患者と接触しても感染することはありません。
- 不治の病気ではなく,結核と同じように治癒する病気です。
どんな治療があるかご存知ですか?
1943年のプロミンを始めとして,ダプソン,リファンピシンなどのすばらしい治療薬(特効薬)が開発されました。そして,それまで不治の病と思われていたハンセン病は,完治する病気の仲間入りをしたのです。また,病気からくる手足の変形については,整形外科や形成外科の手術で改善されるようになりました。
ハンセン病の現状について
我が国では,平成12年末現在,13か所の国立ハンセン病療養所及び2か所の私立療養所において4,467人の方が入所療養していますが,ほとんどの入所者がハンセン病自体は治癒しています。しかし,ハンセン病の特効薬ができる以前に病気が進行した人たちの中には,失明したり顔や手足に残る変形などの後遺症が重いこと,また,後遺症が軽くても高齢であること,さらに長期間にわたって社会との交流がない生活を余儀なくされたために,地域社会への復帰は,困難な状況にあります。このほかわが国の社会に残っている偏見や差別も,地域社会への復帰や地域の方々との交流を妨げる一因となっています。
(以上の記述は財団法人藤楓協会発行「平成13年度藤楓だより」を参考にしました)
ハンセン病の患者・元患者のみなさんに関する人権問題について,私たち一人一人が,自らの問題として理解を深め,基本的人権が尊重される,偏見や差別のない社会を作っていくことが大切です。
