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ホーム > 各種行事 > 第57回(平成21年度)中学生人権作文コンテスト結果 >

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大阪法務局長賞「自閉症について」

枚方市立桜丘中学校 二年 島ア 幸奈

私は「人権」という言葉を聞くと、障害のある人の事、その中でも自閉症の人たちの事を一番最初に思い浮かべます。なぜ、自閉症の人たちなのかというと、それは、私に二歳年の違う、中度の自閉症の妹がいるからです。

妹は、三歳の時に自閉症と診断されました。また、妹は、軽度の知的障害も合わせ持っています。よく「自閉症」という言葉の響きから、自分の殻に閉じこもる「心の病気」を想像する人がいますが、それは違います。自閉症とは一般に、言語力や認知能力などの発達障害です。そのため、対人関係が上手くいかなかったり、コミュニケーションをうまくとることができなかったりします。今、妹は簡単な会話でコミュニケーションを何とかとることが出来ていますが、幼い時は、しゃべることができず、また家族や知りあいが話しかけてもほとんど無反応でした。また、人と目をあわせることもあまりなく、自分の決めた順番で人形や積み木などを、並べたりしていました。そして、その並べた物の順番が少しでも変わっていると、泣き叫んだり、床や壁に強く頭を打ちつけたりして、パニックを起こしていました。今考えると、妹は、しゃべることができなかったために、自分の不満をパニックを起こすことで私達に伝えたかったのかなぁと思います。

このように、自分の感情や気持ちを、言葉にして伝えることが苦手です。そのような自閉症の人たちと、上手くコミュニケーションをとるにはどうすればいいのか、考えてみました。例えば、
一.話す時は、少しゆっくりと簡単な言葉で聞きとりやすく話す。
二.相手の話したいことを理解する様に聞く。
三.困っていそうだったら、自分から声をかけてみる。
などが良いと思いました。

自閉症といっても、一人一人、性格や特徴は違っています。だから、自閉症の人たちも、私たちと同じように、得意なことや苦手なことがあります。ただ、私たちと自閉症の人たちで一番大きく違っているのは、私たちが毎日の生活の中で、できて当たり前だと思っていることが、自閉症の人たちにとっては難しい場合が多い、ということだと思います。それは、前に書いた、人とコミュニケーションをとることであったり、場の空気を読むことであったり、その場の状況にあわせて臨機応変に行動することなど、様々です。自閉症の人たちは、私たちに比べると、苦手なことやできないことが多いかもしれません。ですが、一度覚えた手順を、繰り返して行ったりすることは得意です。

体に障害のある人は、見ただけでどう不自由なのか、生活の中で何に困っているのか、想像することができます。ですが、自閉症の人は、見ただけでは、どう不自由で、何に困っているのか想像することが難しいです。障害をかかえているということにも、気付かないかもしれません。足の不自由な人には、松葉杖や車椅子があります。目の不自由な人には、白い杖があります。自閉症の人には、周りの人みんなの理解や手助けが必要です。コミュニケーションが上手くとれないのなら、私たちが、自閉症の人に理解しやすいように話せばいいと思います。苦手なことやできないことが多いなら、私たちが手伝っていけばいいと思います。そうすれば、障害のあるなしに関わらず、みんなが平等に毎日暮らしていけるようになると思います。

だから、私は一人一人の人権を尊重し、みんなが平等に暮らしていける社会にするためには、苦手なところやできないところは補いあって、みんなで支えあっていくことが、一番大切だと思いました。

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