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大阪府人権擁護委員連合会長賞「『いじめ』のない世の中であるために」

東海大学付属仰星高等学校中等部 一年 所 優美

最近よく『自殺』という言葉を耳にする。年令は子どもから大人までさまざまだ。

子どもの場合『いじめ』が一因となっていることもあるようだ。 私も以前いじめを受けていた。毎日の様に悪口を言われ、時にはナメクジを付けられたり。何度泣きながら家に帰った事だろう。

「親や先生に話したら、きっとその人達が呼ばれておこられる。そしたらチクッたと言われ、余計にいじめられるにちがいない。」そう思った私はだれにも相談できず、毎日ゆううつな気分で学校に行っていた。

ある日母親に「学校で何かいやな事があるんじゃないの?」と聞かれた私は、泣きながら今までの過程を話した。その話を聞いた両親は担任に相談し、次の日いじめていた子が先生に呼ばれ、話をしたらしい。その人達はいじめを認め、家に帰ってからすぐに宿題として反省文を書く様に命じられた。いつも帰ってから机に向かう事のない人達が家に帰って机に向かっていたから、家の人達は不思議に思って子どもに聞いたらしい。そしてその人達は母親と一緒に私の家に謝りに来た。私と母が玄関で応対したのだが、みんな泣いていて親ごさんはひたすら謝っていた。「二度といじめなんてさせません。」と言われて、 「わかりました。」

私はそれ以上何も言わなかった。

次の日、仕返しがあるのではないかとビクビクしながら学校へ行った。一人の子にはその後もいやみを言われたりしたが、他の子がしなくなったからか、そのうちその子も何もしなくなり、いじめは無くなった。

私の場合はいじめをうまく解決できた例だろう。担任の先生が大好きだった私は、先生から「絶対に悪い様にはしないから。」と言われた一言にかけてみた。人間不信におちいった私を一生けん命にはげまし続けてくれた先生のおかげで、今の私がある。

いじめによって自殺してしまった人達。私は『死』までは考えていなかったが、もしあのいじめがエスカレートしていたら、その人達と同じ運命をたどっていたかもしれない。

「いじめはいじめられる側にも問題がある。」というのは絶対に間ちがいだ。いじめられた人の辛さ、悲しさは、いじめられた人にしかわからない。いじめられている子が悪いなんてそんな訳がない。どんな理由であれ、いじめている子が悪いに決まっているのに。

現在もいじめを受けている子はたくさんいるだろう。いじめはきっとこの世から無くなる事はないにちがいない。私が言えるのは、子どもが信頼できる大人がたくさんいる世の中であってほしい。両親、先生、近所の人、だれでも構わない。

「この人は何があっても自分を守ってくれる。」

その安心感が子どもに勇気と希望をあたえ、常に前を向いて歩いていく事が出来る人間になれると、私は信じたい。

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