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NHK大阪放送局長賞「障がい者と健常者の接する場」

岬町立岬中学校 二年 松下 初音

私達の町、岬町は、差別が全くないとは言いきれませんが、健常者も住みやすい安心できる町だと思います。なぜなら、岬町には『障がい者と健常者の接する場』があるからです。

岬町には、「工房みさき」などの、障がいをもった人達が働ける施設がいくつかあります。そこでは色々な人達が働いていて、私達は小学校の時から、その障がい者の人達と一緒に活動したりする機会がありました。私が通っていた小学校は「工房みさき」のすぐ近くにあったので、授業のひとつとして行かせてもらったりしていました。

例えば、毎年夏に行われる「工房みさき」主催の夕涼み会では、一ヶ月前ぐらいから、一週間に一度「工房みさき」へ行って、看板や掲示物、売り物、ポスターなどを障がい者の人達と一緒に作って準備をします。最初はどう接していいか分からず、とまどっていましたが、何度か行くうちに自然に会話もできるようになり、楽しく作業できるようになりました。当日には小さい子からお年寄りまで多勢の人が夕涼み会にきて、とてもにぎわいます。地域の人が模擬店をだしたり、ビンゴゲームをしたりと、小さな町の小さなイベントですが、私達も地域の人達も、障がい者の人達とふれあえる、とても大切な、そしてとてもすばらしい機会です。

中学校に入ってからも一年生の夏、体験学習で「工房みさき」へ行きました。その時は実際に障がい者の人達がいつもしている仕事をその中にまじってやらせてもらいました。仕事内容は、業者からあずかった旗をきれいにたたんで袋詰めしたり、売るためのおかしをつくったりなどの仕事を一日、何時間もしていて、その上とてもきっちりと作業していました。

私はこのような体験から、障がい者の人達が安心して働ける施設をつくるのは障がい者のためにも大切だと気がつきました。そして社会にでて、みんな一緒に働けるようになれば差別もなくなっていくと思います。

また、夕涼み会などのきっかけがあるから、私達は(障がいとは何なのか)(障がいを持つ人と接する事の大切さ)を学ぶことができます。もし、こういう場がなかったら、私達の障がい者を見る目は違ったかもしれません。大人になった時、障がい者の人達の事を知らなかったら私達が差別をうみだしていたかもしれません。だから、そんな事をおこさないためにも、『障がい者と健常者の接する場』というのはとても大切だと思います。

私は今年の夏、ある出来事がきっかけでその事に気がつきました。

それは、家族でテーマパークに遊びに行った時の事でした。母と弟と私の三人で急流すべりに乗った時、私達の前の席に男の人と女の人が二人で座っていて、その二人の横の余った席に二人、障がい者の人とつきそいの人が乗ってきました。その時、女の人がいやそうな顔をして男の人に目くばせしたのを見て、(こういうのが差別やいじめにつながるのではないだろうか?)と思いました。テーマパークなどは色々な人が来るので、そういう所で人を傷つけるような事をすると、みんなが心から楽しんで遊べないと思います。

差別やいじめはすぐにはなくならないけれど、『障がい者と健常者の接する場』をつくっていくことで、世間の人達の障がい者を見る目が変わると思います。また他に、クラスや学校全体でいじめや差別のことを考えたり、何か考えて実行するだけで、社会に何か変化があるはずです。誰かが動き始めなければ、絶対に差別やいじめはずっとなくなりません。一人の力では無理でもみんなで力を合わせれば、なんとかなると思います。

そして、そういう場に積極的に参加し、真剣に考え、学校などの身近な所のいじめなどをなくしていく事が今の私達にできることではないでしょうか?

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