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滋賀県人権啓発活動ネットワーク協議会
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NHK大津放送局長賞

一人じゃないひとつに

多賀町立多賀中学校1年 桂木 洸太朗

「まだ、やりたいことがたくさんあったけど…。」

「なぜ、もっとはやく死ななかったかというと、家族の人が優しく接してくれたからです。」

これは、当時中学二年の、大河内清輝君が残した遺書に、書かれていた言葉です。僕と同じ中学生。僕も、これからやりたいことがいっぱいあります。なぜ、自ら命を絶たなければならなかったのでしょうか。

僕の毎日の生活には、「家族」「地域」「友達」の三つが大きく関わっています。たとえば、学校へ行く朝、起きるのが遅くて遅刻しそうになり、お母さんに怒られながら家を出た時、「おはよう。○○!」の一言から始まり、昨夜のテレビの話などをしながら、ズッシリ重いカバンを肩にかけ、歩いて登校します。そうしているうちに、お母さんに怒られ良い気分じゃなかったのが次第に消えていきます。家の中でいやなことがあっても、友達が気分を楽しい方へ変えてくれます。

最近、ニュースでいじめによる、中学生の自殺問題が大きく取り上げられ、日々、報道されています。今、いじめにあっている人は、日本の中に何人いるのでしょうか。どんないじめにあっているのでしょうか。その人たちのことを考えると、何とかしてあげなければと思います。この、いじめは学校で起きている事件なのに学校は気付きません。家族も友達も気付いてくれません。そんなことがあるはずありません。いじめに気付き、知っている人は必ずいます。なぜ放っておくのか、なぜ無視するのか、僕にはわかりません。なぜなら、僕の学校はいじめがないからです。男女関係なく、とてもみんな仲が良いのです。僕の友達は家族みたいな感じです。それは、地域の人も同じです。家族はいつも家にいてくれます。子供が一人にならない様に近所の人も、面倒をみてくれます。僕がいつも学校から帰って来ると、地域の人たちが「おかえり。」と言ってくれます。たとえ、その人が初めて会った人だとしてもです。

そして、地域のお祭りや地蔵盆などがある時は、地域のみんなで協力して、子どもが大人に見守られながら一日を楽しみます。だから、僕はこう思います。都会などではこういった関わりがあまり無いから、家族の様な感じじゃないから、いじめがあるのではないかと僕は思います。

僕のまわりの大人の人達は、自分だけとか、自分の家族だけとかといった考えではなく、地域の人全員が家族の様に接してくれているから、僕たちも、クラス全員を家族の様な感じで、思っているのかもしれません。

僕たちは、身近な大人を見て育っています。いじめをなくすには、まず大人が子どもに注ぐ愛情、そして接し方を変えていけば、この世の中のいじめが無くなるんじゃないかと、僕は思います。

みんなが団結すればきっと、苦しんでいる人に「どうしたんや。」の一言が出てくると思います。

これから僕は、大勢の人がひとつにまとまっている中の一人として、まわりに関心をもちながら、生きていきたいと思います。


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