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Q30
どうして守秘義務が課されているのですか?

A30
裁判の公正と信頼を確保するためです。

守秘義務が課されているのは,裁判の公正さやその信頼を確保するとともに,評議で裁判員や裁判官が自由な意見を言えるようにするためです。評議で述べた意見や経過が明らかにされると,後で批判されることを恐れて率直な意見を述べることができなくなってしまうおそれがあります。また,例えば,記録から知った被害者などの事件関係者のプライバシーに関する事項,裁判員の名前などは,当事者にとって他人に知られたくないものが含まれている可能性が高く,不必要に明らかにされないようにしなければならないことから守秘義務の対象とされています。
なお,裁判員の守秘義務は,裁判員として裁判に参加している間だけではなく,裁判員としての役目が終わった後も守らなくてはならず,この義務に違反した場合,刑罰が科せられることがあります。



各情報の詳細は,法務省ホームページの裁判員制度のコーナー(https://www.moj.go.jp/keiji1/saibanin_index.html)をご覧下さい。


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