浦岡 修子 検事 (さいたま地検川越支部 平成18年度任官)
検事として,母として
検察官は,実に様々な境遇の人を取調べ,殆どの場合,その人の最も触れられたくない事実につき聞き出さなくてはなりません。真実発見の目的としてはもちろん,被疑者の自白を引き出すことは被疑者の真の更生に繋がります。また,被害者にとっては,検察官こそが家族にも言えない苦しみを吐露できる唯一の存在である場合があります。
これはまさに検察官としての重要な職責であり,またやり甲斐ですから,限られた取調べ時間の中で信頼関係を築き,相手が「この検察官にはお話しよう。」と思えるよう努力を惜しみません。この努力はマニュアルのない,苦しい試行錯誤の連続です。そこではまさに自分自身の経験や感覚をフル活用して,被疑者や被害者に向き合います。その結果,被疑者が「検事さんが真剣に私のことを考えてくれていることが分かったからです。」と自白するに至ったり,被害者が「検事さんに会えてよかった。」と涙すると,必死にやってきてよかったと心から思えます。夫に裏切られ子供をおいて自決しようとした母親や,子供を虐待された母親,虐待した母親など,母親たちの複雑な思いにも,今は同じ母親としてより耳を傾けられるようになりました。
「検察官自身が自分の人生を全うしていなくては見えるものも見えてこない。各々の検察官自身の人生で培われた経験と感覚が,真実発見の道筋を照らす指針となるのだから。」私に任官を決意させた上司の言葉です。まさに検察官は自身の人生におけるあらゆる経験が検察官としての血となり肉となると思います。
私も家庭と仕事の両立や子育てに笑ったり悩んだりしながら,様々な経験を積んで懐深い検察官になれるよう日々精進していきたいと思います。
これはまさに検察官としての重要な職責であり,またやり甲斐ですから,限られた取調べ時間の中で信頼関係を築き,相手が「この検察官にはお話しよう。」と思えるよう努力を惜しみません。この努力はマニュアルのない,苦しい試行錯誤の連続です。そこではまさに自分自身の経験や感覚をフル活用して,被疑者や被害者に向き合います。その結果,被疑者が「検事さんが真剣に私のことを考えてくれていることが分かったからです。」と自白するに至ったり,被害者が「検事さんに会えてよかった。」と涙すると,必死にやってきてよかったと心から思えます。夫に裏切られ子供をおいて自決しようとした母親や,子供を虐待された母親,虐待した母親など,母親たちの複雑な思いにも,今は同じ母親としてより耳を傾けられるようになりました。
「検察官自身が自分の人生を全うしていなくては見えるものも見えてこない。各々の検察官自身の人生で培われた経験と感覚が,真実発見の道筋を照らす指針となるのだから。」私に任官を決意させた上司の言葉です。まさに検察官は自身の人生におけるあらゆる経験が検察官としての血となり肉となると思います。
私も家庭と仕事の両立や子育てに笑ったり悩んだりしながら,様々な経験を積んで懐深い検察官になれるよう日々精進していきたいと思います。