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石飛 勝幸 検事 (神戸地検姫路支部 平成19年度任官)

立会事務官との関係

 私は法科大学院一期生として検事に任官し,現在は主に捜査を担当しています。
 私の朝は,立会事務官からの「おはようございます。今日は新件の勾留請求があります。予定していた取調べはその前にしますか。」という言葉で始まります。立会事務官とは各検事を担当する検察事務官で,多くの地検では捜査検事は立会事務官と二人,小部屋で執務しています。
 捜査検事の一日は,被疑者や参考人の取調べ,記録の検討,捜査指示などで瞬く間に過ぎます。
 そのような中,納得のゆく捜査をするためには,立会事務官を始め多くの検察事務官によるサポートが不可欠で,時には冷静なアドバイスをもらったり,熱く議論したりすることもあります。特に,一日中何をするにも一緒にいる立会事務官との関係は深く,事件が終わると打ち上げをしたり,プライベートでは人生相談をしたりして二人三脚で仕事をしています。
 もちろん,上司や先輩検事から助言していただくことも多々あり,検察庁では庁全体がチーム一丸となって皆で知恵を出し合って事件の真相解明にあたります。「検察は人の組織である。」と言われるゆえんだと思います。
 それだけに,事件が真相解明に至ったときには皆でその喜びを分かち合うことが出来ます。このことは検事の仕事の魅力の一つと言ってよいでしょう。
 一方,検事は,被疑者や被害者などさまざまな人と日常的に向き合います。中には,想像もつかないような生い立ちや深い心の傷を抱えている人もいます。そのような人と向き合う際には,被害者の立ち直りに寄与するためにはどうすればよいか,被疑者の更生を図るためにはどうすればよいか考えつつ,真実を発見しなければなりません。
 そのためには,人生経験の幅や,相手の気持ちを慮る能力,妥協せずに真実を見抜く目が必要だと感じ,日々職務にあたっています。
 検事を目指す皆さん,犯罪で悲しむ人が一人でも少なくなるよう,一緒に頑張りましょう。
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