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マキロイ 七重 検事 (仙台地検刑事部 平成16年度任官)

アメリカでの経験

 何が正義か,何が真実かをとことん考え抜いて戦う仕事に魅力を感じませんか?

 戦いですから,苦しいこともありました。大切な証人尋問の前日の夜,眠れないこともありました。一部屋分の証拠を一人で何日もかけて読み込んで冒頭陳述の準備をしたこともありました。遺族の無念を晴らせるか否かは自分の立証活動次第だと感じるときは,休みの日も事件のことが頭から離れませんでした。しかし,そういったことを乗り越えるたびに,えも言われぬ充実感を覚えるとともに,強くなれてきたように思います。
 仙台に来る前は,法務省の推薦でニューヨークにあるコロンビア大学ロースクールに2年間留学させてもらいました。この間,勉強の傍ら,裁判傍聴をしたり,ワシントンDCまで行って,法律知識のない方に理解してもらえる立証の仕方について,現役の連邦検察官から話を聞かせてもらったりもしました。アメリカでは,テロや企業犯罪などの大規模な事件については,国家の威信をかけ,パワーポイントやパネルを多用したり,映像・音声・当事者の客観的な位置関係の図面を同時に陪審員が見たり聞いたりできる補助証拠を使うなど,あらゆるテクノロジーを駆使した裁判が繰り広げられていました。また,ごく普通の事件でも,検察官の法廷でのパフォーマンスや説得力には目を見張るものがありました。しかし,その一方で,犯行動機を徹底的に解明するといった,真実発見を重んじる日本の裁判の長所も再認識しました。
 日本では裁判員裁判がスタートし,国民にわかりやすい裁判が求められています。これまでの裁判の長所を生かしつつ,幅広い方々に関心をもってもらえるような,そして,納得してもらえるような公判活動を担っていくのは,私たち若手検事と,これから検事になる皆さんだと思っています。
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