森本 加奈子 検事 (名古屋地検豊橋支部 平成18年度任官)
主任立会制
「主文,被告人を○○に処する。」
判決を受け終えた彼は,退廷する間際,私に向かって深々と一礼してくれました。
私は,彼に「二度と犯罪者として戻ってこないでね」との思いを込めて一礼しました。
私の所属する名古屋地方検察庁豊橋支部は,「主任立会 制」を採っています。
「主任立会制」とは,捜査に携わった検察官が,引き続き公判も携わるという制度です。
捜査と公判とで別の検察官が携わる場合と比して,「主任立会制」ならではの良さは,捜査・公判段階すべてを通じ,彼と向き合い,彼に対する処分を最後まで見届け,その中で彼が自己の犯した犯罪を見つめ直していくさまを見守ることができることです。
取調べを通じて彼と向き合っていく。彼がどんな犯罪を犯したのか,なぜこんな犯罪を犯したのか,今後犯罪を犯さないようにするためにはどうしたら良いのかなどといったことを,彼とともに見つめていく。
起訴後,彼が罪を反省し,更生を誓った面持ちで公判に臨んでいる。
そうして,判決を受け終えた彼が,最後に私に向かって深々と一礼してくれた。
こんなとき,私は,彼を見て,今回の件を真摯に受け止め,今後は二度と犯罪を犯さないでほしいと強く思う。その手助けが少しでもできたなら,本当に嬉しい。
被疑者(被告人)からもらった手紙の中で,今も忘れられないものがあります。「検事さんは,私の全人格を否定することなく,話を聞いてくれたから嬉しかった。自分がしたことを反省し,もう二度と犯罪を犯さず,まっとうに生きていきます。」という内容でした。
私は,検察官として,捜査・公判段階を通じて,被疑者(被告人),そして彼が犯した犯罪と真正面から向き合い,彼が犯した犯罪について彼に対する適正な処分をし,その中で彼が自己の犯した犯罪を見つめ直していくさまを見守りたい,その手助けを少しでもすることのできる検察官になりたいと思い,勤務に当たっています。
判決を受け終えた彼は,退廷する間際,私に向かって深々と一礼してくれました。
私は,彼に「二度と犯罪者として戻ってこないでね」との思いを込めて一礼しました。
私の所属する名古屋地方検察庁豊橋支部は,「主任
「主任立会制」とは,捜査に携わった検察官が,引き続き公判も携わるという制度です。
捜査と公判とで別の検察官が携わる場合と比して,「主任立会制」ならではの良さは,捜査・公判段階すべてを通じ,彼と向き合い,彼に対する処分を最後まで見届け,その中で彼が自己の犯した犯罪を見つめ直していくさまを見守ることができることです。
取調べを通じて彼と向き合っていく。彼がどんな犯罪を犯したのか,なぜこんな犯罪を犯したのか,今後犯罪を犯さないようにするためにはどうしたら良いのかなどといったことを,彼とともに見つめていく。
起訴後,彼が罪を反省し,更生を誓った面持ちで公判に臨んでいる。
そうして,判決を受け終えた彼が,最後に私に向かって深々と一礼してくれた。
こんなとき,私は,彼を見て,今回の件を真摯に受け止め,今後は二度と犯罪を犯さないでほしいと強く思う。その手助けが少しでもできたなら,本当に嬉しい。
被疑者(被告人)からもらった手紙の中で,今も忘れられないものがあります。「検事さんは,私の全人格を否定することなく,話を聞いてくれたから嬉しかった。自分がしたことを反省し,もう二度と犯罪を犯さず,まっとうに生きていきます。」という内容でした。
私は,検察官として,捜査・公判段階を通じて,被疑者(被告人),そして彼が犯した犯罪と真正面から向き合い,彼が犯した犯罪について彼に対する適正な処分をし,その中で彼が自己の犯した犯罪を見つめ直していくさまを見守りたい,その手助けを少しでもすることのできる検察官になりたいと思い,勤務に当たっています。