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文芸作品コンクール

令和5年度入賞作品

 ここでは、令和5年度の文芸作品コンクールの少年院在院者の入賞作品の一部を御紹介します。

絵画部門


         岡山少年院「家族」                          豊ケ岡学園「蝶」                         交野女子学院「まいた種はきっと咲く・・!」

水府学院「星空」                         北海少年院「静物画」                           福岡少年院「蛍」
【講評】
 ・「家族」:岡山少年院
 「兎をモチーフにしているが、明らかに人間の家族を象徴していると感じる。3匹を縦に配置したこの構図には、親が子を守り育てる責務を表現していると見て取れる。子兎の安心感が伝わって来る。兎の形態をよく捉えている。」(講評者名:  掛田 敬三)
 ・「蝶」:豊ケ岡学園
 「 ちょうちょの羽のさまざまな色を黒いワクでかちっとしめたすてきな作品です。まわりの水色も効果的で格調高い作品ですね。」(講評者名:  牧内 則雄)
 ・「まいた種はきっと咲く…!」:交野女子学院
 「 とても美しい絵です。独特の組み合わせの色ですが、他にはない美しいバランスになっています。種から芽が出て生長して花を咲かす。植物という生き物は、かれんでか弱く見えても、とてもたくましく生きていますね。本当にきっと花は咲きます。」(講評者名:  小山田 徹)
・「星空」:水府学院
 「夜空の明るさと森の暗さとの対比がすばらしいので夜空が大変広く見えて、晴々しい気持になります。出来ればこの描かれた現場に行ってみたい気持ちになりました。夜空のグラディションと星の瞬きが絶妙ですね。」(講評者名:大間々 賢司 )
 ・「静物画」:北海少年院
 「大まかな筆使いの彩色で面を捉え、パイン、桃、パンそれぞれの特徴を上手に表現しております。画面全体が柔らかな色彩で描かれており、温かみの感じられる作品です。」(講評者名: 村谷 利一)
 ・「蛍」:福岡少年院
 「まず左手前の蛍のしりの発光の様子は、よく描けています。そして、水に映る光や木々の間を浮遊する光の様子などは、ほんとによく描けていて、この絵の雰囲気をしっかりと創り出しています。また夜景を描くことは、難しいものですが、空には一面に瞬く星と雲まで、しっかりと描かれています。」(講評者名: 川野 正)

詩部門

俳句部門(川柳を含む。)

短歌部門

書道部門


  • (左)交野女子学院(中央)四国少年院(右)新潟少年学院

  • (左)岡山少年院(中央)榛名女子学園(右)福岡少年院
【講評】
・「創意工夫」:交野女子学院
 「各文字に心を込めて誠実に書かれていますが、それでいて筆の運びはスムーズで無理なくうまく書けています。字形も美しく整っており、集中力もあり全体として素敵な作品に仕上がりました。」(講評者名: 土井克彦)
・「前人未到」:四国少年院
 「今まで誰も到達したことがないこと、という意味の言葉です。とても力強い作です。うまく書いてやろうとか、丁寧にまとめようといった普通の感覚ではできない作品です。書道は文字を通して自分の思いを表現する芸術です。この作品からは、作者の気迫が感じられ、見る者を圧倒します。」(講評者名: 小西 憲一)
・「無我夢中」:新潟少年学院
 「重厚な作品です。しっかりとした筆づかいがよい。」(講評者名:栁田 純 一 )
・「風鈴」:榛名女子学園
 「形のとりにくい二文字ですがバランスよくおさめました。ていねいな筆づかいの美しい作品です。」(講評者名:栁田 純 一 )
・「夢の実現」:福岡少年院
 「紙面にくいこんだ力強い書線に引きつけられます。筆づかいと字形の整え方に技術の高さが窺えました。」(講評者名: 仁位 美由紀)

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