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奈良少年院

(詩)「養子縁組みの絆」

他人だった人が父となった。
僕に父がと嬉しかった。
でも愛は何故か母の方にあった。
けどいてくれるだけで幸せだった。
存在にいつも助けられていたよ。
 
今回何で本音の相談ができなかったのか。
考えると心が痛い。
前を向きたいけど何故か頭に浮かぶ。
それは父の存在が、僕にとって大きいからだ。
そう。僕はお父さんが大好きなんだ。
 
お母さんがいたからお父さんに会えた。
ありがとうお父さん、お母さん。
素直になるよ、僕も。
もう人を傷付けないと約束する。
留置所に足を運んでくれていた父。
言葉にできないぐらい嬉しかったよ。
立ち直って頑張っていくから、これからも支えてください。
父母の支えで僕がいます。

作品講評

 まずタイトルに魅かれました。作者が自分の状況を名づけていることに強度を感じました。それは、未来へ駆け出していく一歩のようで、その一歩の詩に出会えたことがとてもうれしかったのです。

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