受刑者に対する釈放時アンケート集計結果(平成19年度)
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釈放時アンケートの趣旨 |
行刑改革会議の提言を受け,行刑行政の透明化,処遇環境の充実化等を推進するための一方策として,平成17年4月から,出所受刑者を対象として釈放時アンケートを実施している。 釈放時アンケートは,受刑者の釈放時の感想等を集計し,刑事施設の適正な運営を図るための資料として活用するとともに,その結果を公表し,刑事施設の運営の実情に対する国民の理解を深めるための資料として活用することとしている。 |
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調査期間 |
平成19年4月1日から平成20年3月31日 |
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対象者 |
31,609名 |
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(上記2の期間中に,刑事施設を満期釈放又は仮釈放となった受刑者) |
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有効回答数(回答率) |
27,796名(87.9%) |
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(対象者のうち,アンケートの実施を拒否した者及び傷病等のためアンケートの実施が困難な者は除いた。) |
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その他 |
アンケート結果の図表の構成比は四捨五入したため,構成比の和は100.0にならない場合がある。 |
1.今回受刑することになった裁判の結果について、どのように思っていましたか。一つ選んでください。 | |
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裁判結果について,「適正な刑期である」とする回答は,45.5%を占め,「刑が重過ぎる」と「刑期に不満はあるが,仕方がない」を合わせた割合もほぼ同じ割合の42.6%であった。 | |
2.今回受刑することになった犯罪に被害者(その家族を含む。)がいる人に聞きます。(1)謝罪、被害弁償等を済ませている人に聞きます。被害者はどのように感じていると思いますか。 それぞれ一つ選んでください。 | |
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(2)謝罪、被害弁償等を済ませていない人に聞きます。謝罪、被害弁償等についてどのように考えていますか。 それぞれ一つ選んでください。 | |
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被害者への謝罪,被害弁償等を済ませている人に対し,被害者が謝罪についてどのように感じていると思うか質問したところ,「被害者がどう思っているかわからない」が32.6%と最も高い割合を占めていた。また,「被害者に受け入れられていると思う」と回答したのが28.2%,「被害者に受け入れられていないと思う」が22.8%であった。 被害弁償等については,「仕方なく受けてくれたと思う」との回答が33.3%と最も高い割合であった。「快く受けてくれたと思う」が18.6%,「受けてくれたからそれでいいと思っている」とした回答は,9.8%であった。 被害者への謝罪,弁償等を済ませていない人に対し,謝罪について質問したところ,「被害者に謝罪をしたい」が最も高く47.3%を占めていた。 被害弁償等については,「被害弁償等をしたい」又は「被害弁償をしたいが被害者が受けないと思う」との回答が49.5%だった。「被害弁償等をするつもりはない」,「被害弁償等をするか決めかねている」又は「特に考えていない」との回答は,合わせて31.6%だった。 | |
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受刑における目標として「罪を償う」とする回答を選択した者が46.2%と最も多かった。この次に回答の多かったのが「働く習慣をつける」で27.4%となっている。 なお,「特に目標を立てなかった」とする者は5.4%,「刑務所にできるだけ長くいる」とする者も0.4%とわずかだが見られた。 | |
4.職員について聞きます。 | |
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(3)あなたを一番長く担当した職員についてどのように感じましたか。それぞれ一つずつ選んでください。 | |
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自分を担当した職員の公平さについては,「公平である」とする回答の割合が,60.0%を占めた。 また,「担当職員の勤務姿勢は良い」とする回答の割合が77.7%だったのを始め,「担当職員は親切だ」,「担当職員に対する信頼感はある」,「受刑者に接する態度は良い」とする回答についても,7割前後を占めていた。「相談しやすい」「言葉遣いが良い」は6割前後の者が選択していた。 職員に望むこととしては,「公平に見てほしい」が51.4%と最も多く,続いて「受刑者を信じてほしい」,「特になし」とする回答が多かった。 また,「放っておいてほしい」は4.9%と最も少なかった。 | |
5.他の受刑者に対してどのように感じましたか。二つまで選んでください。 | |
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他の受刑者については,「親切にしてくれた」が48.5%と最も多かったが,「自分勝手な者がいて困った」や「かかわり合いにならないようにした」とする回答も多かった。 また,「よく相談に乗ってくれた」が26.7%だったのに対し,「相談できる相手がいなかった」とするものは5.5%だった。 | |
6.食事関係について。それぞれ一つずつ選んでください。 | |
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食事について,量は「丁度良い」とする回答が58.2%を占めているが,質については「悪い」とする回答が51.6%あった。 この他に,「献立の種類」や「パン食の回数」について「少ない」,「夕食の時間帯」について「早い」とする回答が半数以上を占めた。 | |
7.居室について聞きます。それぞれ一つずつ選んでください。(1)主に共同室に長くいた人に聞きます。 | |
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(2)主に夜間単独室に長くいた人に聞きます。 | |
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(3)主に昼・夜間とも単独室に長くいた人に聞きます。 | |
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〈共同室に長くいた人〉 「居室での自分のスペースが狭い」とする回答の割合が66.8%あり,また,「希望する居室」として,「共同室」とした回答の割合が50.1%を占めた。 〈夜間単独室に長くいた人〉 「居室での自分のスペースが適当である」とする回答の割合が53.4%あり,また,「希望する居室」として「夜間単独室」を回答した割合は65.9%を占めた。 〈昼夜間単独室に長くいた人〉 「居室での自分のスペースが適当である」とした回答の割合が52.2%あり,「希望する居室」としては,「共同室」22.5%,「夜間単独室」38.6%,「昼夜間単独室」38.9%であった。 | |
8.衣類関係について聞きます。それぞれ一つずつ選んでください。(1)舎房衣(パジャマを除く)についてどう感じましたか。 | |
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舎房衣については,全体的に「悪い」とする回答が「良い」とする回答の割合を上回っており,特に,色とデザインについては,「悪い」とする回答がおよそ半数を占めていた。 | |
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(2)パジャマについてどう感じましたか。 | |
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パジャマについて,全体的に「悪い」とする回答が「良い」とする回答を上回っており,素材,色,デザインのいずれについても,「悪い」とする回答が45%前後あった。 | |
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(3)工場衣についてどう感じましたか。 | |
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工場衣について,素材,色,デザインのいずれの項目についても,特段の傾向は見られない。 下着類の購入については,「今のままでいい」とする回答が40%近くあったが,一方で,「自費で購入できる種類を増やしてほしい」とする回答が半数以上を占めた。 | |
9.運動について聞きます。それぞれ一つ選んでください。 | |
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10.入浴についてどう思いますか。それぞれ一つ選んでください。 | |
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11.面会についてどう思いますか。それぞれ一つ選んでください。 | |
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12.信書(手紙)の発信回数についてどう思いますか。一つ選んでください。 | |
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運動,面会,信書の回数については,「丁度よい」とする回答が約6割を占めた。平成18年度分と同様に,いずれも,監獄法下で実施した平成17年度分のアンケート結果に比べ,「丁度よい」とする割合が増加する結果となった。 入浴については,回数が「少ない」とする回答が77.1%,時間についても「短い」としたものが83.4%に上っている。 面会時間については,「短い」とする回答が66.6%と半数以上を占めた。 | |
13.刑務作業関係について聞きます。 | |
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〈刑務作業をして良かったことについて〉 刑務作業をして良かったこととして,「忍耐力が身に付く」,「規則正しい生活習慣が身に付く」,「勤労の習慣・意欲を身に付けることができる」とする回答が多かった。〈刑務作業に関して不満な点について〉 刑務作業に関して不満な点について「特にない」が,39.3%と最も多かった。「社会復帰に役立たない作業が多い」は,39.2%であった。 〈作業時間及び作業報奨金について〉 作業時間について,「丁度良い」とする回答の割合は68.7%と,「長い」(23.3%)や「短い」(8.1%)を大きく上回っている。 作業報奨金については,「単価を上げてほしい」とする回答が78.3%と,8割近くを占めており,「今のままでいい」とする回答(19.1%)を大きく上回った。 | |
14.職業訓練関係について聞きます。 | |
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職業訓練を受けた人のうち,「職業訓練を受けたことが社会復帰に役立つ」と回答した割合は59.6%だった。 職業訓練を受けなかった人についても,「職業訓練を受けたかった」とする回答の割合は64.7%と半数以上を占めた。 また,受けたかった職業訓練として「コンピューター関係」と回答した割合が35.1%と最も高く,これに続いて「自動車関係」(14.1%),「建築関係」(13.4%)となった。 (「受けたかった職業訓練」に関しては,項目「14(2)」で「職業訓練を受けたかった」とした者のみが回答するべきところ,それ以外の者で回答があったものについても集計の対象としている。) | |
15.教育関係について聞きます。 | |
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各指導ごとに受講人数が異なるため,直接の比較はできないが,役に立ったと思う教育活動として,「薬物依存離脱指導」とする回答が最も多く,次いで,「宗教教誨」,「篤志面接委員の指導」と民間協力者による教育活動を挙げた回答も多かった。 受けてみたかった教育活動として回答が最も多かったのは,「通信教育」で,「就労支援指導」,「薬物依存離脱指導」,「篤志面接委員の指導」,「被害者の視点を取り入れた教育」が続いている。また,受けてみたかった教育活動が「特にない」とする回答も31.5%となった。 図書の種類については,「不足していた」が半数を超えた。 | |
16.医療関係について聞きます。施設内の医療(診察)について、どのように思いますか。一つ選んでください。 | |
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刑事施設内の医療について,「希望どおりに薬を出してほしい」「希望どおりの治療をしてほしい」など医療に対する要望は68.7%で,「希望どおりの医療が受けられた」とする回答は22.8%であった。 | |
17.施設の規則(きまり)についてどう思いましたか。一つ選んでください。 | |
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18.取調べ関係について聞きます。反則行為として取調べを受けたことがある人に聞きます。取調べについてどう感じましたか。一つ選んでください。 | |
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19.懲罰関係について聞きます。懲罰を受けたことがある人に聞きます。 | |
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20.不服申立て関係について聞きます。不服申立てをしたことがある人に聞きます。不服申立ての結果についてどう思っていますか。一つ選んでください。 | |
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刑務所内の規則について,「厳しい」とする回答は44.2%だった。 取調べについて,反則行為として取調べを受けたことのある人を対象に質問したところ,取調べについて「適正であった」とする回答は38.5%,「適正でなかった」とする回答は17.0%,だった。 懲罰関係について,懲罰を受けたことのある人を対象に質問したところ,「当然である」が39.3%,「不当だと思った」とする回答が16.0%だった。なお,不当だと思うことについて質問したところ,「懲罰の認定方法・理由」とする回答が最も多く,次いで「取調べ方法」,「懲罰の内容」となっている。 不服申立ての結果について,不服申立てをしたことのある人を対象に質問したところ,「満足している」が10.8%だったのに対し,「不満である」が35.8%あった。「処理結果が分からないので不満」または「処理結果が分からないので何とも言えない」との回答も,合わせて27.5%あった。 | |
21.受刑生活関係について聞きます。 | |
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受刑生活で苦労したこととして,「受刑者同士の関係」とする回答が79.0%で最も多かった。これに次いで,「自由がない・好きなことができないこと」が33.6%,「釈放後の生活設計」が22.2%だった。 | |
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受刑生活で良かったこととして,「テレビ・ラジオの視聴」,「面会・手紙・差入れ」,「読書」の順に回答が多かった。 | |
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受刑生活で得られたこととして,「二度と犯罪を犯さない決意ができた」とする回答が50.3%と最も多く,次いで「家族のありがたさが分かった」(48.6%),「忍耐力が付いた」(38.4%)の順となっている。 また,「罪を償えた」は16.6%,「被害者に対する謝罪意識が生まれた」は11.3%となっている。 | |
22.出所後に就きたい(就くつもり)の仕事は何ですか。一つ選んでください。 | |
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出所後に就こうと思っている業種について,「建築関係」とする回答が最も多く,18.2%だった。次いで回答が多かったのが「自動車運転関係」(8.2%),左官・土木関係(8.1%)となっている。 また,「考えていない」が6.0%,「働くつもりはない」が1.8%となっている。 | |
23.出所後の生活のために刑務所でしてほしいことは何ですか。二つまで選んでください。 | |
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出所後の生活のために刑務所でしてほしいことについて,「社会復帰に必要な知識・技術の教育」が32.4%と最も多かった。これに次いで,「職業訓練」(26.1%),「就職先のあっせん」(25.5%)の順となっている。 また,「再犯しないための特別教育」が11.4%,「職員による面接指導・身上相談」が8.2%,「篤志面接委員など部外者による面接指導・身上相談」が6.3%となっている。 | |
24.最後に聞きます。あなたにとって刑務所は役に立ちましたか。一つ選んでください。 | |
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自分にとって刑務所が役に立ったかという質問に対して,「大変役に立った」又は「ある程度,役に立った」とする回答を合わせると,77.0%となっている。 これに対し,「ほとんど役に立たなかった」又は「全く役に立たなかった」とする回答は合わせて10.7%となっている。 | |

































































