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報道発表資料

平成22年3月16日
法務省矯正局

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果)

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) のリード文画像
1 釈放時アンケートの趣旨

行刑改革会議の提言を受け,行刑行政の透明化,処遇環境の充実化等を推進するための一方策として,平成17年4月から,出所受刑者を対象として釈放時アンケートを実施している。

釈放時アンケートは,受刑者の釈放時の感想等を集計し,刑事施設の適正な運営を図るための資料として活用するとともに,その結果を公表し,刑事施設の運営の実情に対する国民の理解を深めるための資料として活用することとしている。

2 調査期間

平成20年4月1日から平成21年3月31日

3 対象者

上記の期間中に,刑事施設を満期釈放又は仮釈放となった受刑者(速報値)

男子:28,969名

女子: 2,241名

計:31,210名

4 有効回答数(回答率)

男子:26,621名(91.9%)

女子: 1,637名(73.0%)

計:28,258名(90.5%)

(対象者のうち,アンケートの実施を拒否した者及び傷病等のためアンケートの実施が困難な者は除いた。)

5 その他

アンケート結果の図表の構成比は四捨五入したため,構成比の和は100.0にならない場合がある。


〔参考〕 なお,集計に使用したデータについては「別紙1 [PDF]」,実施したアンケート項目については「別紙2 [PDF]」のとおりです。


<注> 本集計結果において,「男子」は,男子刑務所,医療刑務所及び拘置所を出所した者,「女子」は,女子刑務所を出所した者のことである。




1.今回受刑することになった裁判の結果について、どのように思っていましたか。一つ選んでください。

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像1

裁判結果について,「適正な刑期である」とする回答は,男子46.9%,女子49.2%を占め,「刑が重過ぎる」または「刑期に不満はあるが,仕方がない」とする回答は,男子40.9%,女子38.4%であった。


2.今回受刑することになった犯罪に被害者(その家族を含む。)がいる人に聞きます。 (1)謝罪、被害弁償等を済ませている人に聞きます。被害者はどのように感じていると思いますか。
それぞれ一つ選んでください。

ア 謝罪について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像2

イ 被害弁償について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像3

(2)謝罪、被害弁償等を済ませていない人に聞きます。謝罪、被害弁償等についてどのように考えていますか。それぞれ一つ選んでください。

ア 謝罪について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像4

イ 被害弁償等について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像5

被害者への謝罪,被害弁償等を済ませている人に対し,被害者が謝罪についてどのように感じていると思うか質問したところ,男子は「被害者がどう思っているかわからない」が33.0%,女子は「被害者に受け入れられていると思う」が37.4%と最も高い割合を占めていた。

被害弁償等については,「仕方なく受けてくれたと思う」との回答が男子は34.2%,女子は30.1%と最も高い割合だった。

被害者への謝罪,弁償等を済ませていない人に対し,謝罪について質問したところ,「被害者に謝罪をしたい」が最も高く,男子は47.2%,女子は54.9%であった。

被害弁償等については,「被害弁償等をしたい」が最も高く,男子は38.5%,女子は46.4%であった。


3.受刑における目標(二つまで回答)

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像6

受刑における目標として「罪を償う」とする回答を選択した者が男女とも最も多く,男子46.1%,女子51.4%であった。男子は,次いで「働く習慣をつける」,「反則しない,刑務所で刑を増やさない」の順で多く,女子は,「働く習慣をつける」,「酒や薬物を断ち切る」の順で多かった。

なお,「特に目標を立てなかった」は男子5.4%,女子3.5%,「刑務所にできるだけ長くいる」も男子0.4%,女子0.5%と,わずかだが見られた。


4.職員について聞きます。 (1)職員全体の公平さについて

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像7

(2)職員に望むこと(二つまで回答)

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像8

(3)あなたを一番長く担当した職員についてどのように感じましたか。それぞれ一つずつ選んでください。

ア 親切さについて

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像9

イ 相談しやすさについて

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像10

ウ 公平さについて

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エ 信頼感について

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オ 考え方について

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カ 勤務姿勢について

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キ 態度について

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ク 言葉遣いについて

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職員全体の公平さについて,「公平な職員が多い」と回答した割合は,男子27.6%,女子24.3%だったのに対し,自分を担当した職員の公平さについては,「公平である」とする回答の割合が,男子61.5%,女子49.6%であった。

また,「担当職員の勤務姿勢は良い」とする回答は男女とも7割以上の者が「良い」を選択しており,「担当職員は親切だ」,「担当職員に対する信頼感はある」,「受刑者に接する態度は良い」とする回答についても,7割前後を占めていた。「相談しやすい」「言葉遣いが良い」は5,6割の者が選択していた。

職員に望むこととしては,男女ともに「公平に見てほしい」が49.3%,59.2%と最も多かったが,男子は続いて「受刑者を信じてほしい」,「特になし」であったところ,女子は続いて「話を聞いてほしい」,「受刑者を信じてほしい」とする回答が多かった。

なお,「放っておいてほしい」は男子5.2%,女子2.8%と最も少なかった。


5.他の受刑者に対してどのように感じましたか。二つまで選んでください。

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像17

他の受刑者については,男子は「親切にしてくれた」が54.6%と最も多かったが,「自分勝手な者がいて困った」と回答する者も次いで45.4%と多かった。女子は,「自分勝手な者がいて困った」が48.3%と最も多く,次いで「親切にしてくれた」,「かかわり合いにならないようにした」の順であった。

また,「よく相談に乗ってくれた」が男子30.1%,女子24.7%だったのに対し,「相談できる相手がいなかった」とする者は男子5.8%,女子8.5%だった。


6.食事関係について。それぞれ一つずつ選んでください。 (1)食事の量について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像18

(2)食事の質について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像19

(3)主食とおかずのバランスについて

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像20

(4)献立の種類について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像21

(5)パン食の回数について

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(6)夕食の時間帯について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像23

食事について,量は「丁度良い」とする回答が男子57.0%,女子53.6%を占めているが,質については「悪い」とする回答が男子のみ半数以上を占めた。一方,女子は主食とおかずのバランスについて「主食を減らしておかずを増やしてほしい」とする回答が半数以上を占めている。

この他に,「パン食の回数」について「少ない」とする回数が7割以上を,「夕食の時間帯」について「早い」とする回答が6割弱を占めた。


7.居室について聞きます。それぞれ一つずつ選んでください。 (1)主に共同室に長くいた人に聞きます。

ア 居室の自分のスペースの広さについて

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イ 希望する居室について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像25

(2)主に夜間単独室に長くいた人に聞きます。

ア 居室の自分のスペースの広さについて

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像26

イ 希望する居室について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像27

(3)主に昼・夜間とも単独室に長くいた人に聞きます。

ア 居室の自分のスペースの広さについて

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像28

イ 希望する居室について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像29

〈共同室に長くいた人〉

「居室での自分のスペースが狭い」とする回答の割合が男子59.6%,女子67.8%であったが,「希望する居室」として,「共同室」と回答した者が男女とも5割弱を占めた。


〈夜間単独室に長くいた人〉

「居室での自分のスペースが適当である」とする回答の割合が男子56.8%,女子57.0%であり,「希望する居室」も「夜間単独室」と回答した割合が男子68.2%,女子56.7%と最も高かった。


〈昼夜間単独室に長くいた人〉

「居室での自分のスペースが適当である」とした回答の割合が男子55.1%,女子58.3%あり,「希望する居室」としては,男子は「昼夜間単独室」,「夜間単独室」,「共同室」の順で,女子は「昼夜間単独室」,「共同室」,「夜間単独室」の順であった。


8.衣類関係について聞きます。それぞれ一つずつ選んでください。 (1)舎房衣(パジャマを除く)についてどう感じましたか。

ア 素材について

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イ 色について

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ウ デザインについて

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舎房衣については,男子は,全体的に「悪い」とする回答が「良い」とする回答の割合を上回っており,特に,色については,「悪い」とする回答がおよそ半数を占めていた。女子は,デザインについて「悪い」が「良い」を5%程度上回ったが,素材については「良い」が「悪い」とする回答を上回り,色についても,「良い」と「悪い」の差はほとんどなかった。


(2)パジャマについてどう感じましたか。

ア 素材について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像33

イ 色について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像34

ウ デザインについて

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像35

パジャマについて,男子は全体的に「悪い」とする回答が4割以上であり,「良い」とする回答の約2倍を占めた。女子は,素材と色については,「良い」とする回答が4割を占め,デザインについても,「良い」35.2%,「悪い」25.2%と,「良い」とする回答の割合の方が高かった。


(3)工場衣についてどう感じましたか。

ア 素材について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像36

イ 色について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像37

ウ デザインについて

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像38

(4)下着類の購入について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像39

工場衣について,男子は,素材,色,デザインのいずれの項目についても,特段の傾向は見られない。一方,女子は,全体的に「悪い」とする回答が4割以上を占めており,特に色については「悪い」とする回答が半数以上であった。

下着類の購入については,「今のままでいい」とする回答が男子38.3%,女子43.5%であるが,一方で,「自費で購入できる種類を増やしてほしい」とする回答が男女ともに半数以上を占めた。


9.運動について聞きます。それぞれ一つ選んでください。 (1)回数について

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(2)時間について

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10.入浴についてどう思いますか。それぞれ一つ選んでください。 (1)回数について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像42

(2)時間について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像43


11.面会についてどう思いますか。それぞれ一つ選んでください。 (1)回数について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像44

(2)時間について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像45


12.信書(手紙)の発信回数についてどう思いますか。一つ選んでください。

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像46

運動,面会,信書の回数については,「丁度よい」とする回答が男女ともに約6割を占めた。いずれも,監獄法下で実施した平成17年度分のアンケート結果に比べ,「丁度よい」とする割合が増加する結果となった。

入浴については,回数が「少ない」とする回答が男女共に7割以上を占め,時間についても「短い」としたものが8割以上を占めている。

面会時間については,「短い」とする回答が男女共に半数以上を占めたが,その割合は,男子は64.8%であったのに対し,女子は51.4%であった。


13.刑務作業関係について聞きます。 (1)作業をして良かったこと(三つまで回答)

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像47

(2)作業に関して不満な点(二つまで回答)

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像48

(3)作業時間について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像49

(4)作業報奨金について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像50

〈刑務作業をして良かったことについて〉

刑務作業をして良かったこととして,男女ともに,「規則正しい生活習慣が身に付く」,「忍耐力が身に付く」,「勤労の習慣・意欲を身に付けることができる」とする回答が多かった。


〈刑務作業に関して不満な点について〉

刑務作業に関して不満な点について「特にない」が,男子42.0%,女子46.5%と最も多かった。「社会復帰に役立たない作業が多い」は,男子が40.2%であったのに対し,女子は28.8%であった。


〈作業時間及び作業報奨金について〉

作業時間について,「丁度良い」とする回答の割合は,男子68.9%,女子64.4%と,「長い」又は「短い」を大きく上回っている。

作業報奨金については,「単価を上げてほしい」とする回答が男女ともに最も多いが,その割合は,男子78.6%,女子65.7%であった。「今のままでいい」とする回答は,男子が18.7%であったのに対し,女子は31.1%であった。


14.職業訓練関係について聞きます。 (1)職業訓練を受けたことが社会復帰に役立つと思うかについて(職業訓練を受けた人のみ回答)

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像51

(2)職業訓練を受けたいと思うかについて(職業訓練を受けなかった者のみ回答)

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像52

(3)受けたかった職業訓練について((2)で「受けたかった」を選択した人のみ回答)

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像53

職業訓練を受けた人のうち,「職業訓練を受けたことが社会復帰に役立つ」と回答した割合は,男子61.5%,女子70.8%であった。

職業訓練を受けなかった人についても,「職業訓練を受けたかった」とする回答の割合は,男子64,6%,女子63.1%と半数以上を占めた。

また,受けたかった職業訓練として,男子は「コンピュータ関係」と回答した割合が33.3%と最も高く,これに続いて「自動車関係」(14.2%),「建築関係」(13.7%)となった。一方,女子は「福祉関係」と回答した割合が36.1%と最も高く,これに続いて「コンピュータ関係」(32.7%)であり,この二つで全体の7割弱を占めた。 (「受けたかった職業訓練」に関しては,項目「14(2)」で「職業訓練を受けたかった」とした者のみが回答するべきところ,それ以外の者も回答している。)


15.教育関係について聞きます。 (1)教育活動のうち,役に立ったと思うものを全て回答(教育活動を受けた人のみ回答)

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像54

(2)受けてみたかった教育活動について(二つまで回答)

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像55

(3)図書(施設に備え付けの書籍)の種類について

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像56

役に立ったと思う教育活動として,男女ともに「薬物依存離脱指導」とする回答が最も多く,男子24.4%,女子54.5%であった。次いで,女子は「宗教教誨」(29.1%),「就労支援指導」(21.0%)が続いたが,男子は「特になし」(24.1%),「宗教教誨」(29.1%)であった。

受けてみたかった教育活動として回答が最も多かったのは,男子は,「特になし」(27.6%)であり,次いで「通信教育」(25.5%),「就労支援指導」(12.5%)と続いた。女子は,「通信教育」(30.4%)が最も多く,次いで「特になし」(25.7%),「就労支援指導」(11.7%)であった。

図書の種類については,「不足していた」が男女ともに5割前後を占めた。
(本項目については,新法下での教育活動等の名称についてのみ計上している。)


16.医療関係について聞きます。施設内の医療(診察)について、どのように思いますか。一つ選んでください。

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像57

刑事施設内の医療について,「早く診察してほしい」,「医師から十分に説明してほしい」,「希望どおりの治療をしてほしい」,「希望どおりに薬を出してほしい」という医療に対する要望は,男子66.6%,女子74.3%であった。特に,女子で「希望どおりに薬を出してほしい」と要望する者の割合が30.3%と高かった。

なお,「希望どおりの医療が受けられた」とする回答は,男子24.4%,女子17.2%であった。


17.施設の規則(きまり)についてどう思いましたか。一つ選んでください。

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像58


18.取調べ関係について聞きます。反則行為として取調べを受けたことがある人に聞きます。
取調べについてどう感じましたか。一つ選んでください。

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像59


19.懲罰関係について聞きます。懲罰を受けたことがある人に聞きます。 (1)懲罰についてどのように感じたか

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像60

(2)懲罰に関して不当だと思うことについて(該当すると思うものを全て回答)

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像61

20.不服申立て関係について聞きます。

不服申立てをしたことがある人に聞きます。不服申立ての結果についてどう思っていますか。一つ選んでください。

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像62

刑務所内の規則について,「厳しい」とする回答は,男子47.0%,女子49.1%であった。

取調べについて,反則行為として取調べを受けたことのある人を対象に質問したところ,取調べについて「適正であった」とする回答は男子39.0%,女子46.4%,「適正ではない」とする回答は男子16.3%,女子10.7%であった。

懲罰関係について,懲罰を受けたことのある人を対象に質問したところ,「当然であると思った」が男子39.2%,女子49.6%であり,「不当だと感じた」とする回答が男子15.7%,女子10.6%であった。なお,不当だと思うことについて質問したところ,男女ともに「懲罰の認定方法・理由」とする回答が最も多く,次いで男子は,「取調べ方法」,「懲罰の内容」の順に,女子は「懲罰の内容」,「取調べ方法」の順になっている。

不服申立ての結果について,不服申立てをしたことのある人を対象に質問したところ,「満足している」が男子10.0%,女子13.7%であったのに対し,「不満である」が男子36.6%,女子22.4%であった。

「処理結果が分からないので不満」または「処理結果が分からないので何とも言えない」との回答は,男子26.1%,女子39.7%であった。


21.受刑生活関係について聞きます。 (1)受刑生活で苦労したと思うこと(三つまで回答)

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像63

受刑生活で苦労したこととして,男女ともに「受刑者同士の関係」とする回答が最も多く,男子82.3%,女子77.9%であった。これに次いで,男子は「自由がない・好きなことができないこと」(33.9%),「釈放後の生活設計」(23.6%)であり,女子は「自由がない・好きなことができないこと」(33.5%),「医療」(30.9%)であった。


(2)受刑生活で良かったと思うこと(三つまで回答)

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像64

受刑生活で良かったこととして,男子は,「テレビ・ラジオの視聴」(31.6%),「面会・手紙・差入れ」(30.7%),「読書」(26.9%)の順に,また,女子は,「面会・手紙・差入れ」(37.9%),「刑務作業」(34.0%),「テレビ・ラジオの視聴」(29.2%)の順に回答が多かった。


(3)受刑生活で得られたもの(三つまで回答)

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像65

受刑生活で得られたこととして,男子は「二度と犯罪を犯さない決意ができた」とする回答が51.0%と最も多く,次いで「家族のありがたさが分かった」(48.3%),「忍耐力が付いた」(39.1%)であった。一方,女子は「家族のありがたさが分かった」とする回答が60.1%と最も多く,次いで「二度と犯罪を犯さない決意ができた」(57.1%),「忍耐力が付いた」(34.7%)であった。

また,「罪を償えた」とする回答は男子17.3%,女子17.9%,「被害者に対する謝罪意識が生まれた」とする回答は男子12.2%,女子10.6%であった。


22.出所後に就きたい(就くつもり)の仕事は何ですか。一つ選んでください。

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像66

出所後に就こうと思っている業種について,男子は「建築関係」とする回答が最も多く,18.2%であった。次いで回答が多かったのが「自動車運転関係」(7.9%),左官・土木関係(7.6%)となっている。一方,女子は「福祉関係」とする回答が最も多く,13.0%であった。次いで回答が多かったのが「調理関係」(11.2%),「販売員」(10.8%)であった。

また,「考えていない」及び「働くつもりはない」の合計は,男子7.8%,女子9.1%となっている。


23.出所後の生活のために刑務所でしてほしいことは何ですか。二つまで選んでください。

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像67

出所後の生活のために刑務所でしてほしいことについて,男女ともに「社会復帰に必要な知識・技術の教育」が最も多く,男子32.8%,女子33.8%であった。男子は,次いで「職業訓練」(27.1%),「就職先のあっせん」(26.3%)の順となっており,女子は,次いで「職業訓練」(26.6%),「特になし」(20.2%)の順となっている。

また,「再犯しないための特別教育」とする者は,男子10.9%,女子16.2%であった。


24.最後に聞きます。あなたにとって刑務所は役に立ちましたか。一つ選んでください。

「受刑者に対する釈放時アンケート」の公表について(平成20年分集計結果) の本文画像68

自分にとって刑務所が役に立ったかという質問に対して,「大変役に立った」又は「ある程度,役に立った」とする回答が,男子76.3%,女子84.7%であった。

これに対し,「ほとんど役に立たなかった」又は「全く役に立たなかった」とする回答は,男子11.4%,女子5.5%となっている。

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