法務省

文字の大きさを変更する

拡大する

標準に戻す

色変更・音声読み上げ・ルビ振りを行うアクセシビリティツールを利用するかたはこちら

トップページ > 広報・報道・大臣会見 > プレスリリース > 過去のプレスリリース > 平成21年のプレスリリース > 刑事施設視察委員会の活動状況について

報道発表資料

平成21年7月30日
法    務    省

刑事施設視察委員会の活動状況について

刑事施設視察委員会の活動状況について

 刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律第10条に基づき,平成20年度において,刑事施設視察委員会から受けた意見に対して刑事施設の長が講じた措置の内容等について取りまとめたので,その概要を公表します。
 全国76刑事施設の同委員会において開催された委員会の総数は398回,提出された意見は659件でした(昨年は75施設で,400回,625件)。
  平成20年度の活動状況(〔 〕内は昨年度の数値)
 委員会数
   76(各委員会は4人以上10人以内の委員で構成)〔75〕
 委員数
   368人(H21.3.30現在)〔363〕
 
職種別内訳: 弁護士78人〔77〕,医師75人〔74〕,地方公共団体の職員72人〔72〕,地域の住民など143人〔140〕
 
 委員の選任に当たっては,弁護士会や地方公共団体など様々な公私の団体から候補者の推薦を受けました。
 会議の開催回数
   398回〔400〕
 刑事施設の視察回数
   207回〔187〕
 
 刑務支所及び拘置支所の視察を含みます。同一日に支所を含め複数の施設を視察した場合は1回としています。
 被収容者との面接件数
   598件〔589〕
 委員会が刑事施設の長に対して提出した意見の数
   659件〔625〕
 前記6の委員会の意見を受けて刑事施設の長が講じた措置などの件数
 


※ 6及び7の概要は,以下のとおりです。

委員会の提出意見及び刑事施設の長が講じた措置等の概要について

 委員会から提出された意見の総数は659件であり,それを受けて刑事施設の長が講じた措置などの内容は次のとおりである。 (注) 1  「意見を受けて講じた措置などの内訳」の数は,平成21年4月末日までに,各刑事施設から法務本省に報告された時点のものである。   2  一つの意見が複数の項目に該当する場合があるので,意見の総数と,各項目の件数の合算数は一致しない(例:「医師の増員」は,「組織・職員に関する意見」と「医療・保健衛生に関する意見」の両項目に計上した。)。   3  参考として昨年度の数値を〔 〕書きとした。   4  「施設限りで対応できず,本省に伝達したもの」については,本省において予算要求等の参考にするなどしている。   5  意見の実例について,当該意見を受けた施設名(略称)及び意見番号(別添の「各刑事施設視察委員会の意見に対する措置等報告一覧表」の通し番号と対応)を《 》書きで付記している。
 組織・職員に関する意見 152件〔155〕
   職員の過重な業務負担の改善や医療体制の充実を図るための職員の増員,職員に対する教育研修の充実などに関する意見が多く見られた。
   ※ 意見を受けて講じた措置などの内訳



 
 意見を受けて講じた措置などの実例
【講じた措置等】
 ・  年次休暇の計画的な取得《三重刑:No.366》
 ・  全所的な業務の見直し・合理化の推進《府中刑:No.206》
 ・  聞き取りやすい人員報告を行うことの周知徹底《秋田刑:No.48》
【本省に伝達】
 ・  職員の増員《長崎刑:No.633》
 ・  介護福祉士の配置《八王子医刑:No.177》
【さらに協議・検討】
 ・  職員全員の名札着用《和歌山刑:No.494》
 ・  看護師・准看護師の当直制度の導入《三重刑:No.374》
   
 施設の建物・設備などに関する意見 62件〔60〕
   建物の増改築や設備の増設などに関する意見が多く見られた。
   ※ 意見を受けて講じた措置などの内訳



 
 意見を受けて講じた措置などの実例
【講じた措置等】
 ・  単独室運動場への屋根の設置《徳島刑:No.600》
 ・  新聞回覧用タイマーを置く位置の見直し《帯広刑:No.13》
 ・  医務の待機ボックスの仕様変更《福岡刑:No.614》
【本省に伝達】
 ・  トイレの洋式化の促進《市原刑:No.127》
 ・  体育館の拡張《横浜刑:No.220》
 ・  単独室の増設《松本少刑:No.301》
【さらに協議・検討】
 ・  単独室への扇風機の設置《滋賀刑:No.400》
 ・  時計の設置《広島拘:No.591》
   
 収容状況に関する意見 26件〔31〕
   過剰収容の是正,解消に関する意見が多く見られた。
   ※ 意見を受けて講じた措置などの内訳



 
 意見を受けて講じた措置などの実例
【本省に伝達】
 ・  過剰収容の改善《岩国刑:No.578》
 ・  共同室に定員以上に収容している状況の解消《静岡刑:No.279》
   
 刑事施設視察委員会に関する意見 62件〔65〕
   被収容者から刑事施設視察委員会(以下「委員会」という。)に書面を提出する手続や委員会の活動の一層の活発化に関する意見が多く見られた。
   ※ 意見を受けて講じた措置などの内訳



 
 意見を受けて講じた措置などの実例
【講じた措置等】
 ・  提案箱の設置箇所の増設《月形刑:No.23》
 ・  被収容者用所内紙に委員会の活動状況を掲載《札幌刑:No.6》
 ・  職員アンケートの実施《徳島刑:No.597》
【本省に伝達】
 ・  最低年6回の委員会活動を可能にする予算措置《静岡刑:No.281》
 ・  委員会開催日以外の視察や面接の実施に対する予算措置《横浜刑:No.227》
【さらに協議・検討】
 ・  委員会の意見書や施設による回答書の所内掲示《京都刑:No.416》
 ・  懲罰執行中の被収容者による委員会への書類の提出《大阪刑:No.422》
   
 物品の貸与等及び自弁に関する意見 112件〔100〕
   被収容者に給与する食事や被収容者が自費で購入する物品に関する意見が多く見られた。
   ※ 意見を受けて講じた措置などの内訳



 
 意見を受けて講じた措置などの実例
【講じた措置等】
 ・  嗜好品の給与に関する被収容者アンケートの実施《笠松刑:No.352》
 ・  水性ボールペンの自費購入《麓刑:No.630》
 ・  室内用雑巾を一般的なタオル地のものへと変更《帯広刑:No.12》
 ・  食事に際してのスプーンの貸与《北九州医刑:No.612》
【さらに協議・検討】
 ・  電子辞書の自弁《旭川刑:No.7》
 ・  食事における生野菜の使用《東京拘:No.307》
 ・  有料でのコピー機の利用《姫路少刑:No.525》
 ・  夏季に汗をかいたシャツの着替えの許可《川越少刑:No.288》
   
 保健衛生及び医療に関する意見 140件〔136〕
   被収容者の衛生面の改善や医療の充実,運動の充実などに関する意見が多く見られた。
   ※ 意見を受けて講じた措置などの内訳



 
 意見を受けて講じた措置などの実例
【講じた措置等】
 ・  歯科治療の待ち期間の短縮《山形刑:No.58》
 ・  散髪後のシャンプーの使用許可《北九州医刑:No.611》
 ・  室内運動時の腹筋や腕立て伏せの許可《播磨センター:No.473》
 ・  生理中の被収容者の入浴方法への配慮《笠松刑:No.350》
【本省に伝達】
 ・  医師の増員《三重刑:No.372》
 ・  各種医療機器の充実《広島刑:No.566》
【さらに協議・検討】
 ・  薬の効能や副作用を記載した書面の交付《東京拘:No.323》
 ・  出所間近の受刑者に対するハサミを使用した理髪の実施《滋賀刑:No.389》
 ・  入浴回数の増加《和歌山刑:No.519》
   
 書籍等の閲覧に関する意見 30件〔27〕
   被収容者が時事の報道に接する機会の増大や被収容者が自費で購入する書籍に関する意見が多く見られた。
   ※ 意見を受けて講じた措置などの内訳



 
 意見を受けて講じた措置などの実例
【講じた措置等】
 ・  書籍の差入れや購入に要する期間の短縮《加古川刑:No.471》
 ・  購読可能な新聞の拡大《松江刑:No.548》
 ・  外国語の書籍の翻訳に関する受刑者の費用負担の軽減《市原刑:No.121》
【さらに協議・検討】
 ・  新聞の夕刊の購入《横浜刑:No.254》
 ・  懲罰中の宗教関係書籍の閲覧《水戸刑:No.77》
   
 規律及び秩序の維持に関する意見 38件〔31〕
   刑事施設内において被収容者が遵守すべき事項(以下「遵守事項」という。)に関する意見が多く見られた。
   ※ 意見を受けて講じた措置などの内訳



 
 意見を受けて講じた措置などの実例
【講じた措置等】
 ・  遵守事項や生活心得に記載された漢字への振り仮名の付与 《函館少刑:No.33》
【本省に伝達】
 ・  懲罰事案について外部の第三者が関与する制度の創設《和歌山刑:No.509》
【さらに協議・検討】
 ・  単独室収容中のすべての未決拘禁者に対する他の被収容者と接する機会の付与《大阪拘:No.540》
   
 矯正処遇等の実施に関する意見 76件〔50〕
   被収容者の作業や被収容者に対する指導・教育に関連する事項に関する意見が多く見られた。
   ※ 意見を受けて講じた措置などの内訳



 
 意見を受けて講じた措置などの実例
【講じた措置等】
 ・  職業訓練の充実《岡山刑:No.561》
 ・  就労支援スタッフの充実《三重刑:No.378》
 ・  トーイックの受験希望への対応《黒羽刑:No.93》
 ・  紅白歌合戦を生放送で終了まで視聴することの検討《和歌山刑:No.523》
【さらに協議・検討】
 ・  優遇区分の指定に関する受刑者からの不満への対応《横浜刑:No.215》
 ・  運動クラブの新設《滋賀刑:No.405》
   
10  外部交通に関する意見 48件〔48〕
   被収容者の面会や信書の発受に関する意見が多く見られた。
   ※ 意見を受けて講じた措置などの内訳



 
 意見を受けて講じた措置などの実例
【講じた措置等】
 ・  弁護人面会室における被告人側への暖房設備の設置《盛岡少刑:No.68》
 ・  面会待合所に標記された面会時間に関する記載振りの変更《青森刑:No.39》
 ・  翻訳に要する時間の短縮《大阪刑:No.417》
【本省に伝達】
 ・  面会時間を確保するための設備面・要員面での改善《名古屋拘:No.386》
【さらに協議・検討】
 ・  面会室内における被収容者のための時計の設置《和歌山刑:No.503》
 ・  信書の発信通数の拡大《東京拘:No.318》
 ・  信書を作成するに当たっての毛筆の使用許可《広島刑:No.570》
   
11  その他
   その他,金品の取扱い,賞罰などに関する意見も見受けられた。
   
参考]  なお,上記の実例は,別添資料「各刑事施設視察委員会の意見に対する措置等報告一覧表」[PDF]を基に,矯正局において要約したものである。
   

Adobe Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
リンク先のサイトはAdobe Systems社が運営しています。

※上記プラグインダウンロードのリンク先は2011年1月時点のものです。

ページトップへ