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「子どもの人権SOSミニレター」を全国の小・中学校に配布!
全国一斉「子どもの人権110番」強化週間を実施!

1 「子どもの人権SOSミニレター」について

法務省の人権擁護機関(法務局・人権擁護委員)では,学校における「いじめ」や体罰,家庭内での虐待などの子どもの人権問題に対する活動として,全国の小学校・中学校の児童・生徒に「子どもの人権SOSミニレター(便箋兼封筒)」を配布しています。

「子どもの人権SOSミニレター」の便箋部分に相談したいことを書いて,封筒部分に入れてポストに投函すると,最寄りの法務局・地方法務局に届き,人権擁護委員や法務局職員が,希望する連絡方法(手紙・電話)で返事をします。

本年度は,5月下旬から全国の小学校・中学校を通じて,「子どもの人権SOSミニレター」の配布を開始しています(地域によって,配布時期が異なります)。

2 子どもの人権110番について

また,法務省の人権擁護機関は,専用相談電話「子どもの人権110番」(フリーダイヤル・ 0120 ( -007 ぜろぜろななの -110 ひやくとおばん ) )も開設しています。

「子どもの人権110番」に電話をかけると,最寄りの法務局・地方法務局につながり,子どもの人権問題に詳しい人権擁護委員や法務局職員が相談に応じます。

相談は無料で,相談内容についての秘密は守られます。

3 強化週間について

毎年,子どもの人権問題に関する相談活動の強化を目的として,「全国一斉『子どもの人権110番』強化週間」を実施しています。平成30年の全国一斉「子どもの人権110番」強化週間は,8月29日(水)から9月4日(火)までです。期間中は,平日には,通常時よりも受付時間を延長し,午前8時30分から午後7時まで相談を受け付けるとともに,土曜・日曜には,午前10時から午後5時まで相談を受け付けます。

4 実際の相談事例

高校生である被害者の同級生から,被害者がいじめを受けていることを学校に相談したにもかかわらず,学校が十分な対応を行わないため,いじめが継続しているとして,「子どもの人権110番」に相談がされました。

法務局が,学校に対して,本人との面談によるいじめに係る経緯等の確認と解消のための対応を働きかけたところ,生徒に対する見守り体制が構築されるに至りました。その後,被害者の状況を確認したところ,いじめは解消し,学校で楽しく過ごしているとのことでした。

5 お気軽にご相談ください!

いじめ,体罰や虐待,あるいはインターネットで悪口を書き込まれた等,一人で悩んでいませんか。あるいは,皆さんのまわりにそのような被害に苦しんでいる子どもはいませんか。その時は,お気軽に「子どもの人権SOSミニレター」や「子どもの人権110番」でご相談ください。また,インターネットによる人権相談も受け付けています。

○お役立ちリンク

子どもの人権110番QRコード

「子どもの人権110番」
フリーダイヤル 0120-007-110(携帯電話・PHSからもご利用できます。)

インターネット人権相談窓口