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報道発表

2013年7月1日 更新

 公安調査庁は,7月1日,次のとおり報道発表を行った。

 公安調査庁においては,平成12年2月以来,「無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律」(以下「団体規制法という。)に基づき,オウム真理教(以下「教団」という。)を観察処分に付し,これまで4回にわたって期間更新を行い,同処分開始以来,13年余りが経過しています。この間,教団については,麻原の意思の捉え方や目的を実現するための活動方針の違いから,平成19年5月,上祐史浩率いる上祐派が「ひかりの輪」を設立し,現在「Aleph」の名称を用いる主流派と,「ひかりの輪」の名称を用いる上祐派という中心的な内部組織に分かれて活動しています。

 教団は,ここ数年来,活発な信徒獲得活動を展開しており,実際に多数の新規信徒を獲得するに至っています。こうした現況を注視しつつ,その活動実態の把握に努めていたところ,別添1のグラフに示したとおり,本年6月末時点で,両派を合わせた信徒数が,従前の約1,500人から約150人増加し,約1,650人になったものと認められます。

 信徒増加の背景・要因としては,とりわけ主流派(「Aleph」)において,幹部信徒の指導の下,出家あるいは在家信徒が,(1)大学構内の掲示板に大学非公認のサークルの案内を示しながら,学生に対して声かけを実施したり,(2)インターネット上で提供される交流の場であるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを通じて宗教,ヨーガ等に興味を持つ者と接触を図り,教団名を秘匿して運営するヨーガ教室に誘い出したり,あるいは,(3)信徒自身の親族に対しても,入会するよう執拗に説得する,といった,様々な勧誘活動を組織的かつ積極的に展開したことによるものです。
 なお,出家信徒については,組織統制の強化によって,組織運営に不満を持った者が相次いで脱会したことなどから,減少したものと認識しています。
 
 また,最近における教団の特徴的動向として,立入検査に非協力的な姿勢を強めている主流派(「Aleph」)が,公安調査官や警察官,弁護士ら主流派に敵対する者の写真を日本刀を模したナイフ様の物で串刺しにし,祭壇付近に置いている状況が,先般の立入検査において確認されました。

 別添2の資料は,ナイフ様の物で串刺しにされた写真の束が祭壇付近に置かれていた状況と,それを裏返したものの写真です。写真の束の先頭には,立入検査に従事する当庁職員の写真が,その下には,信徒の脱会支援に取り組む弁護士の写真が,更にその下には,当庁長官以下,教団の規制に関与する幹部及び現場の職員の写真や警察官の写真などがありました。

 今回の串刺し写真は,かつて麻原が,殺人を暗示的に勧める危険な教義である「タントラ・ヴァジラヤーナ(秘密金剛乗)」を背景に,「真理に仇(あだ)なす者はできるだけ早く殺す」などと述べ,一連の事件を引き起こしてきたことに照らすと,現在も教団の持つ危険性,反社会的体質にいささかの変化もないことがあらわれていると言えます。

  公安調査庁においては,地下鉄サリン事件前と変わらぬ危険性を保持しつつ,勢力を拡大する教団に対して,引き続き,観察処分を適正かつ厳格に実施し,その活動実態を明らかにして,地域住民の恐怖感・不安感の緩和に努めていく所存です。


「別添1・オウム真理教の信徒数について」(PDFファイル・別ウィンドウで開きます)
「別添2・写真」(PDFファイル・別ウィンドウで開きます)






 

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