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ジャマー・アンシャルット・タウヒッド(JAT)
Jamaah Ansharut Tauhid

国連制裁対象 (2012年3月12日)

米国FTO (2012年3月13日)

主な活動地域

インドネシア(本部は中ジャワ州スコハルジョ県,地方支部は首都ジャカルタほかジャワ島各州,東カリマンタン州,西ヌサトゥンガラ州)

組織の概要

「ジャマー・アンシャルット・タウヒッド」(JAT)は,「ジェマー・イスラミア」(JI)の設立者で元最高指導者のアブ・バカル・バシールが2008年,インドネシアにおけるシャリーアの施行を目指して設立した公然組織で,宣伝活動を主な活動内容としている。最高指導者の役職については,バシールの逮捕を受け,モハマド・アフワン(2012年3月,国連により制裁対象に指定)が臨時代理最高指導者に就任したが,2014年以降は,ムハンマド・ショレ・イブラヒムが代理指導者を務めている。バシールは,自身が2000年に設立した公然組織「インドネシア・ムジャヒディン評議会」(MMI)内での対立が顕在化したのを機に同組織を脱退し,JATを設立した。最高指導者及び最高指導者により任命される執行評議会が意思決定を行うとされる。

バシールは,2010年2月の通称「アチェの武装集団」の摘発に関連して,2011年にテロ教唆の罪で禁錮15年の判決を受け収監されたが,支持者を通じて獄中から宣伝活動を続けてきた。

国連は,2012年3月,JI関係組織であるとしてJATを制裁対象に指定した。また,執行評議会メンバーには,JIの強硬派古参幹部でアフガニスタンでの戦闘訓練に参加し,フィリピンのJI訓練キャンプの指導役及び地域指導部の責任者を務めたアブ・トルット(2015年10月,仮釈放)や,JI強硬派「トプ・グループ」の中心的メンバーであったウバイド(収監中)が含まれる。

2014年7月,バシールは刑務所内で仲間とともに「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)への忠誠を表明し,JATメンバーにもこれに従うよう命じた。一方,これに反対したとされるアブドゥル・ラヒム(バシールの息子)やモハマド・アフワンを含む主要幹部ら多数は,JATを離脱し,新組織「ジャマー・アンシャルシ・シャリーア」(JAS)を設立した。

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