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アサイブ・アフル・ハック(AAH)
Asaib Ahl al-Haq, League of the Righteous

主な活動地域

イラク(南部)

組織の概要

「アサイブ・アフル・ハック」(AAH)は,2006年,シーア派民兵組織「マハディ軍」(JAM)から離脱したカイス・カザリが設立したシーア派組織である。AAH軍事部門は,イラン革命防衛隊から助言や訓練及び資金面での支援を受けているとされる。勢力は1,000~5,000人(2014年2月時点)とされる。

2006年から2007年にかけて駐留米軍などを標的としたテロを繰り返し,2007年3月にカイス・カザリが南部・バスラで多国籍軍に拘束され,2008年には南部の拠点を失ったが,その後も活動を継続し,2010年1月にカザリが釈放された後には駐留米軍関係者を誘拐するなどした。2011年12月の駐留米軍撤退後は,レバノンのシーア派組織「ヒズボラ」に倣い,政治色を強めて政治組織「アル・サディカン」を設立し,マーリキー首相(当時)率いる「法治国家連合」と連携して,2014年4月30日の国民議会選挙に参加した(1議席獲得)。

AAH軍事部門は,駐留米軍の撤退後,民兵組織として治安維持活動に従事してきたが,シーア派の有力一派であるサドル派から,政府黙認の下に暴力行為を行っているなどと非難され,双方は対立関係にあるとされる。

AAH軍事部門は,2011年3月にシリアで反政府運動が発生して以降,同国にメンバーを派遣し,政府側の民兵として反体制派との戦闘に参加させてきたとされる。AAH報道担当は,2014年4月,メンバーがシリアで戦闘に参加していることを認め,その目的について,「シリアにおけるシーア派聖地を防衛するため」と主張した。シリアで活動する軍事部門メンバーらは,「ハイダル・アル・カラル旅団」を組織していると言われる。

2014年1月にISILがイラクで攻勢を開始して以降,同国政府や同国のシーア派宗教指導者などの呼び掛けに応じて,治安部隊と共に,ISILとの戦闘に参加しているとされる。

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