アル・アクサ殉教者旅団(AAMB)
Al-Aqsa Martyrs Brigade
米国FTO(2002年3月27日)
主な活動地域
パレスチナ自治区,イスラエル,ヨルダン,レバノン
組織の概要
「アル・アクサ殉教者旅団」(AAMB)は,2000年9月の第二次インティファーダ以降,パレスチナ人による独立国家樹立を掲げて台頭した「パレスチナ解放機構」(PLO)主流派「ファタハ」傘下の武装組織である。メンバーの多くは「ファタハ」に属するとされ,イスラエル国内などで自爆テロを続発させた。2004年には,一時,イスラエルに対する攻撃を停止したが,2006年に入り,イスラエル領内での自爆テロや同領内に対するロケット弾攻撃などを再開した。
2012年11月,イスラエルによるガザ地区での掃討作戦に対し,パレスチナ武装勢力が大規模な戦闘を展開した際には,イスラエル領内へのロケット弾攻撃の実行を主張した。2015年2月にはイスラエルに対する開戦を宣言したほか,同年11月,イスラエル兵士及び市民に対する一連の銃撃事件の実行を主張したとされる。