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アンサール・アル・イスラム(AI)
Ansar al-Islam

国連制裁対象(2003年2月24日)

米国FTO(2004年3月22日)

主な活動地域

イラク(中部,西部,北部など)

組織の概要

「アンサール・アル・イスラム」(AI)は,2001年12月,ナジムディン・ファラジ・アフマド(別名ムッラー・クレカル)が設立したイラクのクルド人居住地域で活動するスンニ派過激組織であり,駐留外国軍及びイラク政府などを標的としたテロを続発させた。

2005年5月には,イラクの民間警備会社に勤務していた邦人警備員を誘拐し,殺害した旨主張し,同人の遺体とされる映像をウェブサイトに掲載した。

イラク駐留米軍撤退後の2012年1月には,イラク政府に対する攻撃を継続する旨の声明を発出したほか,アブ・ハシム・ムハンマド・アブドゥルラハマン・アル・イブラヒムの新指導者就任を発表した。

「アルカイダ」から,資金,訓練,装備及び戦闘上の支援を受けていたとされるほか,2009年には,アイマン・アル・ザワヒリに対して,AIを中心とする新たな組織の結成に向けた援助を求めたとされる。

2010年4月に「イラク・イスラム国」(ISI,現「イラク・レバントのイスラム国」〈ISIL〉)最高指導者アブ・ウマル・アル・バグダディらが米軍などの作戦により死亡した後,同月27日付け声明で,同人らの死に対して哀悼の意を示した。他方で,AIは,シーア派住民に対する無差別テロを繰り返すISILとの思想上の違いなどから,同組織との連携を拒否する姿勢を示してきたほか,たびたび,同組織との間で小規模な衝突も繰り返してきたとされる。また,AI指導者は,「アルカイダ」指導者ザワヒリに対して,ISILとの衝突の仲裁を求めていたとされる。

ただし,ISILなどが2014年1月にイラクで攻勢を開始してからは,同攻勢に呼応する形で,治安部隊に対する攻撃を実行したとされる。

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