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アンサール・バイト・アル・マクディス(ABM)
Ansar Bayt al Maqdis

別称:
アンサール・エルサレム Ansar Jerusalem
シナイ州 Wilayat al-Sinai,Sinai Province

米国FTO (2014年4月9日)

主な活動地域

エジプト(シナイ半島)

組織の概要

「アンサール・バイト・アル・マクディス」(ABM)(又は「アンサール・エルサレム」)は,シナイ半島を拠点とするイスラム過激組織であり,2011年頃から活動が確認されている。2014年11月,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)への忠誠を表明し,以後,同組織の一部として「シナイ州」を自称している。米国国務省は,2015年9月,「アンサール・バイト・アル・マクディス」の別名として「シナイ州」を登録した。

2011年8月には,イスラエル・エイラートでバスを襲撃し,イスラエル人8人を殺害したとされる。2013年7月のエジプト・ムルスィー政権崩壊後は,シナイ半島で,同国治安当局を標的としたテロを活発化させたほか,シナイ半島以外でも,同年9月にカイロ市で発生した同国内相爆殺未遂事件(21人負傷)や同年11月にカイロ市内で発生した内務省職員殺害事件などを自認した。

このほか,ABMは,2014年3月,シナイ半島で,観光バスを標的としたとみられるテロ(外国人3人死亡)を実行したほか,同年7月に,イスラエルとパレスチナが衝突した際には,イスラエルに向けてロケット弾を発射した。

2015年には,クロアチア人労働者の殺害(8月)やロシア機墜落(10月,乗員・乗客224人死亡)などの犯行を自認した。2016年にも,シナイ半島で,治安機関を標的としたテロを頻発させた。

首都カイロなどでは,外交使節を標的とした爆弾テロ(2015年7月)などで「ISILエジプト」名で犯行声明が発出されているが,同声明とABMとの関連の詳細は不明である。

なお,「バイト・アル・マクディス」とは,エルサレムを指している。

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