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コロンビア自警軍連合(AUC)
Autodefensas Unidas de Colombia,United Self- Defense Force of Colombia

主な活動地域

コロンビア(特に北部,北西部)

組織の概要

「コロンビア自警軍連合」(AUC)は,コロンビア政府軍の影響力が及ばない地域で,富裕層や麻薬組織などの権益を反政府共産主義系武装組織から保護するために1997年4月に設立された極右武装組織の連合体である。

1999年以降,コロンビア北東部・南西部にも活動地域を広げて勢力を拡大し,「コロンビア革命軍」(FARC)や「民族解放軍」(ELN)などと支配権争いを繰り広げた。2001年6月に設立者の一人カルロス・カスターニョが組織内の意見対立から最高指導者の地位を退き,サルヴァトレ・マンクソなど9人の司令官で構成される指導部が設置された。AUCの軍事活動に占める費用の大部分が麻薬密売の収益によるもであったとされ,2004年には,カスターニョが麻薬取引をめぐる意見対立から殺害された。

AUCは2002年12月,一方的に停戦を宣言し,2003年7月に政府と公式和平交渉開催で合意した。同年11月,傘下組織が武装解除を開始し,2003年から2006年8月までに約3万2,000人のメンバーが武装解除を終了した。ただし,AUCの一部メンバーは,引き続きFARCなどに対して殺人又は誘拐などを実行しているとされる。2003年の和平合意では,刑期の軽減及び外国への身柄引渡しを行わないことを条件に幹部が投降したが,2008年,コロンビア政府は,和平合意違反があったことを理由に,マンクソを含む幹部らの身柄を米国に引き渡した。2015年6月,米国ワシントン地裁は,マンクソに禁錮15年10月の実刑判決を言い渡した。

米国国務長官は,2001年9月10日,AUCを「外国テロ組織」(FTO)に指定したが,2014年7月15日,同指定を解除した。

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