フロントページ > 国際テロリズム要覧 (Web版) > 国際テロ組織 > パキスタン・タリバン運動ジャマートゥル・アフラル(TTP-JA)

パキスタン・タリバン運動ジャマートゥル・アフラル(TTP-JA)
Tehik-e-Taliban Pakistan Jamaat- ul-Ahrar

主な活動地域

パキスタン

組織の概要

「パキスタン・タリバン運動ジャマートゥル・アフラル」(TTP-JA)は,「パキスタン・タリバン運動」(TTP)のパキスタン北西部・連邦直轄部族地域(FATA)モフマンド地区司令官オマル・ハリド・ホラーサニらが,2014年8月,パキスタンにおけるTTPの分派「アフラル・ウル・ヒンドゥ」(注1)を改称して設立表明したとされるパキスタンにおけるシャリーア施行を目的としているイスラム過激派組織である。指導者オマル・ハリド・ホラーサニは,2017年10月に米国の無人機攻撃で殺害され,同人の副官だったアサド・アフリディが新指導者に就任したとの指摘がある。また,2017年4月には,報道担当のアフサヌッラー・アフサンが治安当局に拘束され,アサド・マンスールが同担当に就任した。なお,同年11月には,TTP-JAの活動方針に反発するメンバーが「ヒズブル・アフラル」(注2)を結成して離反し,「TTP-JAは,罪のない人々を殺害している」などと同組織を批判した。

TTP-JAは,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)との協力関係について否定しているが,ISILの「ホラサン州」が,TTP-JAなどパキスタンの武装勢力とテロ攻撃を調整しているとの指摘も存在し,2017年6月に同国西部・バルチスタン州クエッタの警察施設付近で発生した爆弾テロ(12人以上死亡)では,両組織がそれぞれ犯行声明を発出した。

また,TTP-JAは,北東部・パンジャブ州ラホールの公園で発生したキリスト教徒を標的とした自爆テロ(2016年3月),北西部・FATAクッラム地区に所在するシーア派礼拝所における自爆テロ(2017年3月)などの事件で犯行を自認している。

なお,2015年3月,パキスタン政府及び同国軍との戦いにおいて,「ラシュカレ・イスラム」(LI)と共にTTPの名の下に連合することで合意したとされる一方,2016年10月,アフサヌッラー・アフサンがソーシャルメディア上において,TTPとの関係について,イデオロギー上の相違及び不和はないが,幾つかの問題において争いがある旨を述べている。

このページの先頭へ

ADOBE READER

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。