フロントページ > 国際テロリズム要覧 (Web版) > 国際テロ組織 > ハフィズ・グル・バハドゥル勢力

ハフィズ・グル・バハドゥル勢力

主な活動地域

パキスタン(連邦直轄部族地域〈FATA〉北ワジリスタン地区)

組織の概要

「ハフィズ・グル・バハドゥル勢力」は,ウトマンザイ・ワジル族居住地の連邦直轄部族地域(FATA)北ワジリスタン地区を拠点とするハフィズ・グル・バハドゥルが率いていた「タリバン」支持勢力の一つである。2014年8月,バハドゥルの後任にマウルヴィ・ハリム・カーンが任命されたとされる。

2006年9月,北ワジリスタン地区の部族とパキスタン政府との間で和平協定が結ばれ,パキスタン軍による掃討作戦の停止と引換えに,治安当局などへの攻撃を行わないことや同地区にいる外国人戦闘員は同地区から離れることなどが合意された。同協定は2007年7月に破棄され,2008年2月に復活したが,パキスタン軍が2014年6月に同地区で掃討作戦を開始したことを受け,再び破棄された。ただし,アフガニスタンでの駐留外国軍への攻撃を重視しているとされる同勢力は,その後もパキスタンの軍や政府に対しては目立った攻撃を行っていない。

同勢力は,2007年12月,「パキスタン・タリバン運動」(TTP)設立に参加し,バハドゥルがTTPの副指導者に任命されたが,程なくしてTTPと距離を置くようになったとされる。その後,2008年6月,同勢力は,「マウルヴィ・ナジル勢力」とともに連合体「ムカミ・テフリケ・タリバン」(MTT)を結成し,バハドゥルが指導者に,ナジルが副指導者に就いたとされる。これは,TTPを率いるベトゥラ・メスードが影響力を拡大することに危機感を持った両勢力の思わくが一致したためとされる。

「ハフィズ・グル・バハドゥル勢力」は,組織間の対立を回避してアフガニスタン駐留米軍との戦いに集中することを目的として,TTPや「マウルヴィ・ナジル勢力」などと,「ムジャヒディン連合評議会」(SIM。2009年2月)及び「シューラ・イ・ムラクバ」(2012年1月)という名称の連合体の結成を発表した。

このページの先頭へ

ADOBE READER

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。