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世界のテロ等発生状況(中東・北アフリカ)

2016年  1月 2月
2015年  6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
 

2月

2016/2/28(日)
  • イラク首都バグダッドのシーア派居住地区サドルシティーで,2度の自爆テロがあり,少なくとも70人が死亡,100人以上が負傷。爆発は,最初にバイクに乗った男が市場で自爆し,人が集まったところで別のバイクの男が自爆。「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が犯行声明を発出。

2016/2/26(金)
  • ソマリア首都モガディシュで,爆弾を積んだ車両がホテル入り口に突っ込んで自爆した後,武装集団がホテル内に侵入,警備員と銃撃戦となり,少なくとも市民12人が死亡。「アル・シャバーブ」が犯行声明を発出。

2016/2/21(日)
  • シリア首都ダマスカス郊外のシーア派聖廟付近で,計4回に渡って自爆や自動車爆弾による爆発があり,少なくとも134人が死亡,100人以上が負傷。 また,同国中部・ホムスのザフラー地区でも2度の爆発があり,少なくとも59人が死亡,数十人が負傷。 いずれの爆弾テロについても,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が「シーア派を狙った」などとする犯行声明を発出。

2016/2/17(水)
  • トルコ首都アンカラで,同国軍兵士を乗せた軍用車を標的としたとみられる爆弾が爆発し,28人が死亡,60人以上が負傷。
    18日,ダウトオール同国首相が,「クルド労働者党」(PKK)のシリアにおける関連組織「民主統一党」(PYD)の軍事部門「人民防衛隊」(YPG)による犯行と指摘するも,PKK及びPYDは,関与を否定。
    19日,PKK関連組織とされる「クルド解放のタカ」(TAK)が犯行声明を発出。観光地を標的とした新たな攻撃を予告。

2016/2/15(月)
  • ソマリア首都モガディシュで,ムハヤディン・モハメド元国防相の車が走行中,爆発し,同元国防相が死亡,同乗の1人が負傷。「アル・シャバーブ」が犯行声明を発出。

2016/2/8(月)
  • サウジアラビア首都リヤド南部で,同国軍兵士の自宅前に駐車してあった自家用車が爆発。人的被害は発生しなかったものの,同車両のほか,周囲の自動車が損壊。同日,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)の支持者によるメディア組織「アーマク・ニュース・エージェンシー」が,「『イスラム国』の仲間複数によって取り付けられた粘着爆弾が爆発した」などと主張。翌9日,ツイッターなどでISILも同様の主張を展開。

2016/2/2(火)
  • ソマリアの首都モガディシュに所在するモガディシュ国際空港からジブチへ向けて飛行していたダーロ航空のエアバスA321機内で,爆弾が爆発して機体側面に穴が開き,2人が負傷。同航空機は,出発した同空港に緊急着陸。機内に爆弾を持ち込んだ実行犯は,爆発の衝撃で機外に放り出されて死亡。「アル・シャバーブ」が犯行声明を発出。
 

1月

2016/1/31(日)
  • ロンドンに本部を置く「シリア人権監視団」によると,シリア首都ダマスカス南部のサイエダ・ゼイナブに所在するシーア派モスクで自爆テロなどがあり,71人が死亡。同監視団によると,モスク付近で自動車爆弾が爆発し,人々が集まったところでさらに2人が自爆。

2016/1/29(金)
  • サウジアラビア東部・東部州アル・アフサ県のシーア派モスクで金曜礼拝中に自爆及び襲撃テロが発生し,少なくとも4人が死亡,36人が負傷。犯行の手口から,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)の関与が指摘。

2016/1/28(木)
  • イエメン南部・アデンに所在するハーディー大統領宮殿付近で,自動車爆弾による自爆テロが発生し,少なくとも7人が死亡。自爆犯は宮殿の敷地に入ろうとした車列を狙ったとみられ,爆弾を積んだ車で検問所に突入。爆発当時,大統領は執務室にいたが,無事。ISILの「アデン・アブヤン州」が犯行声明を発出。

2016/1/26(火)
  • シリア中部・ホムスで,自動車爆弾などによる3件の連続自爆テロが発生し,少なくとも25人が死亡,100人以上が負傷。爆発は,検問所で自動車爆弾による自爆が2回,次いで,爆弾を身につけた男が自爆。ISILが犯行声明を発出。

2016/1/21(木)
  • エジプト首都カイロ近郊のギザで,警察が武装勢力の隠れ家とみられるアパートを捜索中,仕掛けられていたとみられる爆弾が爆発し,警察官8人を含む11人が死亡,10人以上が負傷。22日,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)がインターネット上に犯行声明を発出。
  • リビア沿岸部・ラスラヌフで,ISILが石油施設を襲撃し,13棟の石油貯蔵タンクのうち5棟が炎上し,300万バレル以上が消失。
  • ソマリア首都モガディシオで,武装集団がレストランで爆弾を爆発させた後,店内で銃を乱射し,少なくとも19人が死亡。実行犯も4人が死亡し,1人は拘束。「アル・シャバーブ」が,アラーの敵に対する大規模作戦を実施した旨の声明を発出。

2016/1/16(土)
  • 英国首都ロンドンに本部を置くNGO「シリア人権監視団」によると,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)は,シリア東部・デリゾール県都デリゾール北郊のアル・バガリヤ地区に侵攻し,同地区を制圧。その際,民間人約85人,政府軍兵士約50人を殺害したほか,民間人約400人を拉致。同制圧により,ISILはデリゾールの約6割を支配。

2016/1/12(火)
  • トルコ西部・イスタンブールの観光地スルタンアフメット地区で,爆弾が爆発し,ドイツ人観光客10人が死亡。ダウトオール・トルコ首相は,同爆発が「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)による自爆テロであると指摘。また,同首相は,実行犯が,最近,難民としてシリアから入国しており,監視対象者リストには入っていなかったと指摘。

2016/1/11(月)
  • イラク首都バグダッドの商業地区で,銃乱射や自爆テロが発生し,少なくとも12人が死亡,30人以上が負傷。また,同市北郊のカフェでも連続爆弾攻撃が発生し,20人が死亡。両事件について「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が犯行を自認。

2016/1/9(土)
  • エジプト首都カイロ近郊で,警察官が乗った車両が銃撃され,警察官2人が死亡。事件後,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が「戦士が攻撃した」旨の犯行声明を発出しているが,事件に便乗したプロパガンダの可能性が指摘され,声明の信ぴょう性は不明。

2016/1/8(金)
  • エジプト東部・紅海県ハルガダ市で,武装した2人組が,リゾート・ホテルを襲撃し,外国人観光客3人が負傷。犯行声明は確認されず。

2016/1/7(木)
  • リビア西部・ミスラタ県ズリテン市で,警察の訓練施設を標的としたとみられる自爆テロが発生し,少なくとも60人が死亡。8日,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)の「トリポリ州」が犯行を自認。
  • エジプト中部・ギザ県のピラミッド付近のホテルで,武装集団が,バスに乗り込もうとしていたイスラエル人観光客に発砲したが,死傷者はなかった。8日,「ISILエジプト」名で犯行声明が発出。

2016/1/3(日)
  • イラク北部・ティクリートで,自動車爆弾などによる自爆テロが発生し,イラクの治安部隊員少なくとも15人が死亡。事件後,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が「カリフの国の戦士7人が基地を攻撃した」旨の犯行声明を発出。
  • イラク中部・バービル県ヒッラで,武装集団がイスラム教スンニ派のモスク2か所を爆弾や銃で襲撃。犯行声明は未発出。
 

12月

2015/12/23(水)
  • トルコ西部・イスタンブールのサビハ・ギョクチェン空港で,駐機中の航空機付近で爆発があり,清掃員1人が死亡,1人が負傷。26日,「クルド労働者党」(PKK)との関係が指摘される「クルド解放のタカ」(TAK)が犯行を自認。

2015/12/16(水)
  • イラク南部・ムサンナ県で,鷹狩りで同地を訪れていたカタール人26人(27人との情報もあり)が武装集団によって拉致。武装集団は数十人で,機関銃を積んだ50台以上の車両で乗り付け,拉致された中にはカタール首長の一族も含まれている模様。

2015/12/15(火)
  • トルコ南部・カフラマンマラシュで,同国警察が,同国北西部・イスタンブールに所在する米国総領事館への自爆テロを計画していた「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)戦闘員とみられるシリア人の男を逮捕。

2015/12/10(木)
  • シリア北東部・ハサカ県タルタメルで,ガソリンを積んだタンクローリー2台及び爆弾を積んだトラック1台が別々の場所で相次いで爆発し,巻き込まれた市民60人が死亡,少なくとも45人が負傷。「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が,「3人の戦士が爆発物を積んだ車を使った自爆作戦でクルド人の拠点を狙い,背教者60人以上を殺害した」などとする犯行声明を発出。

2015/12/6(日)
  • イエメン南部・アデンで,爆発が発生し,付近を車で通っていたアデン州知事や護衛ら7人が死亡。「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)の「アデン・アブヤン州」名で犯行声明が発出。

2015/12/1(火)
  • トルコ・イスタンブール西部の地下鉄駅付近で爆発が発生し,居合わせた市民5人が負傷。爆発は,警察車両が通過した直後に発生しており,当局は,警察を標的とした爆弾テロの可能性があるとみて捜査。
 

 

11月

2015/11/28(土)
  • エジプト首都カイロ市近郊ギザ県のピラミッド付近で,武装集団が検問所を襲撃し,警察官4人が死亡。同日,「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)エジプト」名で犯行声明が発出。

2015/11/24(火)
  • エジプト北東部・北シナイ県エル・アリシュ市で,3人組の武装集団がホテルを襲撃し,同ホテルに宿泊していた裁判官2人を含む計7人が死亡。襲撃犯のうち2人が自爆し,残る1人は治安部隊との銃撃戦で死亡。同日,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)の「シナイ州」名で犯行声明が発出。
  • チュニジア首都チュニスで,大統領警護隊が乗ったバスを標的としたとみられる自爆テロが発生し,隊員少なくとも12人が死亡。25日,「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)チュニジア」名で犯行声明が発出。

2015/11/20(金)
  • イエメン東部・ハドラマウト州シバームで,武装集団が,同国軍の検問所などを襲撃し,少なくとも兵士15人が死亡,30人以上が負傷。「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)「ハドラマウト州」名の犯行声明が発出。

2015/11/13(金)
  • トルコ南部・ガズィアンテプで,地元警察が同市内にある「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)構成員とみられる男の関係先を家宅捜索したところ,同男が自爆し,警察官4人が負傷。現場は,市内の10階建ての高層住宅。

2015/11/12(木)
  • レバノン首都ベイルート南部の繁華街で,武装した男が自爆し,その直後に別の男も自爆し,少なくとも43人が死亡,240人が負傷する事件が発生。同日,「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)レバノン」名の犯行声明がツイッター上に掲載。

2015/11/09(月)
  • ヨルダン首都アンマンの東部に所在するヨルダン国際警察訓練センター内で,ヨルダン人警察官1人が銃を乱射し,訓練指導員の米国人2人,ヨルダン人2人,南アフリカ人1人の5人が死亡,6人が負傷する事件が発生。同警察官はその場で射殺。

2015/11/04(水)
  • エジプト北東部・シナイ半島でロシア機が墜落し,同日,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)「シナイ州」名の犯行声明が発出。声明では,シリアでの軍事介入への報復として,同機を墜落させたと主張。

2015/11/01(日)
  • ソマリア首都モガディシュで,武装集団が,高級ホテルを襲撃し,国会議員や元軍高官を含む少なくとも15人が死亡。「アル・シャバーブ」が犯行を自認。

 

10月

2015/10/26(月)
  • サウジアラビア南西部・ナジュラーン州都ナジュラーン市アル・ダフザ地区所在のシーア派モスクで男が自爆し,少なくとも1人が死亡,26人が負傷する事件が発生。同日,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)「アル・ヒジャーズ州」名の犯行声明がツイッター上に掲載。
  • トルコ南東部・ディヤルバクル県で,警察当局が,自爆テロの準備を行っているとの情報の下に「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)メンバーとみられる武装集団の拠点を捜索したところ,武装集団と警官隊との間で銃撃戦が発生。警察官2人と武装集団側7人が死亡。

2015/10/23(金)
  • エジプト中部・ギザ県のピラミッド付近の広場で,治安当局が爆弾処理中に,同爆弾が爆発し,警察官2人を含む4人が負傷。同日,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が,犯行を自認する声明を発出。

2015/10/18(日)
  • 米国防総省が,米軍主導の有志連合がシリア北西部で15日に実施した空爆で,「アルカイダ」系武装組織「ホラサン・グループ」の最高位の指導者とされるサナフィ・ナスルを殺害したと発表。同人はサウジアラビア国籍。カーター国防長官は,「ホラサン・グループ」の対米攻撃計画に大きな打撃を与えた」と強調。

2015/10/16(金)
  • サウジアラビア東部・東部州カティーフ県サイハト市アル・カウサル地区所在のシーア派モスク付近で,武装した男が同モスクや付近の通行人に向かってマシンガンを無差別に発砲し,女性1人を含む5人が死亡,9人が負傷する事件が発生。同日,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)「バーレーン州」名の犯行声明がツイッター上に発出。

2015/10/13(火)
  • シリア首都ダマスカスで,ロシア大使館周辺にロケット弾2発が着弾。死傷者はなかったが,当時,大使館周辺にはロシア空軍による空爆など軍事介入に謝意を表明する政権支持派の市民ら数百人が集合。

2015/10/11(日)
  • イラク軍は,同国西部・アンバール県のシリア国境付近で,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)幹部らによる会合に向かっていた最高指導者アブ・バクル・アル・バグダディの車列を空爆したと発表。同発表によると,アル・バグダディの生死は不明。一方,会合場所も併せて空爆し,多数の幹部が死傷したとも発表。
  • ヨルダン川西岸の検問所で,自動車を使用した自爆テロが発生し,警察官1人及び実行犯1人が負傷。実行犯はパレスチナ人の女で,警察官が不審な車両に停止を指示し近付いたところ,女がアラビア語で「神は偉大だ」と叫んで自爆。

2015/10/10(土)
  • トルコ首都アンカラの中央駅付近で,クルド系政党の国民民主主義党(HDP)支持者らが平和を呼び掛けるデモ行進を行っていた中,2度の爆発があり,97人が死亡,約250人が負傷。トルコ当局は,男2人による自爆テロと発表。

2015/10/06(火)
  • イエメン南部・アデンで,同国のバハーハ首相や閣僚が滞在し、政権が拠点にしているホテルなどにロケット弾が着弾し、アラブ連合軍に参加しているアラブ首長国連邦(UAE)の兵士3人及びサウジアラビア兵士1人を含む15人が死亡(首相らに怪我はなし)。政権は,シーア派系ザイド派武装勢力「フーシー派」による攻撃と主張。他方,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)「アデン・アブヤン州」名で,「車爆弾で攻撃した」などとする犯行声明が発出。

2015/10/05(月)
  • イラク西部・アンバール県で,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が敵対するスンニ派部族ブニムル族の部族民約70人を殺害。同部族民らは,ISILが4日に県都ラマディ付近で拉致。
  • シリア大統領府は,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が世界遺産パルミラの凱旋門を爆破したとして非難する声明を発表。

2015/10/03(土)
  • イラク首都バグダットで,3人の自爆テロ犯が検問所で自爆し,少なくとも24人が死亡,60人以上が負傷。「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が犯行声明を発出。

 

9月

2015/09/24(木)
  • イエメン首都サヌアに所在するシーア派系ザイド派武装勢力「フーシー派」のモスクで,爆弾テロが発生し,少なくとも25人が死亡,数十人が負傷。「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)「サヌア州」名の犯行声明が発出。

2015/09/17(木)
  • イラク首都バグダッド中心部にある2つの広場で自爆テロが相次ぎ,警察官及び市民ら24人が死亡,100人以上が負傷。2件の自爆テロについて,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が,シーア派の民兵を狙ったなどとする声明をインターネット上に発出し,犯行を自認。

2015/09/07(月)
  • イラク首都バグダッド北方のバイジ近郊で,同地域を視察中のオベイディ国防相が何者かに銃撃され,同相は無事だったが警護要員1人が負傷。 また,8日には,首都バグダッド北東部で,司法省高官が黒ずくめの武装集団によって拉致され,同高官の運転手が負傷。

2015/09/04(金)
2015/09/02(水)
  • イエメン首都サヌアで,礼拝が行われていたモスクで自爆テロが発生し,少なくとも28人が死亡,75人が負傷。「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)「サヌア州」名で,「イエメン内戦の当事者である『フーシー派』への報復だ」とする犯行声明が発出。
  • イラク首都バグダッド北部のサドルシティーで,黒ずくめの武装集団がサッカースタジアムの建設に従事するトルコ人労働者ら18人を拉致。
  • シリア北西部・ラタキアで自動車爆弾が爆発し,少なくとも10人が死亡,25人が負傷。国営メディアは「テロリスト」の犯行と報道。

2015/09/01(火)
  • シリア国境に近いトルコ南部・キリス県で,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が支配するシリア側から銃撃があり,トルコの国境警備兵1人が死亡,1人が負傷したほか,1人が行方不明。
  • ソマリア南部・ジャナレ地区で,「アル・シャバーブ」がアフリカ連合(AU)平和維持部隊(PKO)基地を襲撃。フランス公共ラジオによると,AU兵士50人以上が死亡し,約50人が行方不明になったと報道。

 

8月

2015/08/31(月)
  • イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が,イラク政府軍による掃討作戦に協力するシーア派民兵の捕虜4人を焼殺するビデオを,インターネット上で公開。ビデオでは,ISIL側の人物が「シーア派民兵が先にスンニ派戦闘員を焼き殺した」とし,「これは報復である」と主張。

2015/08/30(日)
  • シリア中部・パルミラで,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が,ローマ時代の遺跡であるベル神殿を爆破。国連は31日,衛星写真により同遺跡の破壊を確認と発表。

2015/08/27(木)
  • イラク西部・アンバール県ラマディ郊外で,イラク軍が爆弾を積んだ自動車による自爆攻撃を受け,同県における軍事作戦を指揮していたイラク軍副司令官ら2人の高官を含む兵士10人が死亡,11人が負傷。「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が犯行声明を発出。

2015/08/23(日)
  • シリア中部・パルミラで,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が,世界遺産に認定された古代遺跡バール・シャミン神殿を爆破。25日には,神殿が爆発する様子を撮影した画像を公開。

2015/08/20(木)
  • エジプト首都カイロの治安関連施設付近で,自動車爆弾が爆発し,警察官8人を含む30人が負傷。同日,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が,犯行を自認する声明を発出。

2015/08/19(水)
  • トルコ南東部・シールト県で,軍用車両が移動中に路上に仕掛けられていた遠隔操作式とみられる爆弾が爆発し,トルコ軍兵士8人が死亡,数人が負傷。地元メディアは「クルド労働者党」(PKK)の犯行とみられると報道。また,トルコ最大の都市イスタンブールでは,ドルマバフチェ宮殿を警備する警察官に手りゅう弾が投てきされ,警察官1人が負傷。警察は,現場周辺にいた容疑者2人を逮捕。「革命人民解放党・戦線」(DHKP/C)メンバーとみられるとの報道。
  • チュニジア北部・スース県で,バイクに乗った2人組が警察官に発砲し,警察官3人のうち1人が死亡,2人が負傷。犯行声明は未発出。チュニジアでは,3月の首都チュニスの博物館襲撃及び6月のホテル襲撃テロを受け,非常事態宣言を発令中。

2015/08/13(木)
  • イラク首都バグダッドのシーア派居住地域サドル・シティーの市場で,爆弾を積んだ自動車が爆発し,同国保健省によると,少なくとも76人が死亡,212人が負傷。同日,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が犯行を自認し,今後の更なる攻撃を警告する声明をツイッター上に掲載。

2015/08/12(水)
  • イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)「シナイ州」を名のる組織が,7月22日にエジプト首都カイロで誘拐したクロアチア人労働者とされる遺体の画像を発出。同画像では,橙色のジャンプスーツを着せられた人質のものとみられる遺体の画像と,クロアチアがISILに対する攻撃に参加していると非難する文章を表示。これに先立ち,同組織は5日,48時間以内にエジプト政府が拘束中の女性囚人らを釈放しない限り,同クロアチア人を殺害すると警告する動画を発出。同動画では,橙色のジャンプスーツを着せられた囚人が,跪いて同組織の主張を代弁。

2015/08/10(月)
  • トルコ北西部・イスタンブールで,2人組の武装した女性が米総領事館を襲撃。死傷者はなく,襲撃犯1人が拘束。同日,マルクス・レーニン主義系過激組織「革命人民解放党・戦線」(DHKP/C)が犯行を自認する声明を発出。また,イスタンブールの警察署を狙った自爆テロ及び襲撃があり,警察官1人と襲撃犯2人が死亡,警察官ら10人が負傷。さらに,南東部・シュルナク県の爆弾テロで警察官4人が死亡したほか,軍のヘリコプターがロケット弾攻撃され兵士1人が死亡。翌11日,「クルド労働者党」(PKK)が犯行を自認する声明を発出。

2015/08/07(金)
  • シリア中部・カリヤタインで,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)がキリスト教徒数十人を含む住民少なくとも230人を拉致。連れ去られた者の中には,女性45人と子供19人がいる模様。ISILは,6日のシリア軍との戦闘で同カリヤタインを占拠。その後,独自に作成したとみられるアサド政権への協力者リストに従って住民を選別し拉致。
 
2015/08/06(木)
  • サウジアラビア南西部・アシール州都アブハで,治安部隊本部にあるモスクを狙った自爆テロが発生し,少なくとも治安部隊員ら15人が死亡。同日,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)「アル・ヒジャーズ州」名の犯行声明がツイッター上に掲載。

2015/08/02(日)
  • トルコ東部・アール県で,治安部隊駐屯地付近で爆弾を積載したトラクターが爆発し,兵士2人が死亡,31人が負傷。トルコ政府は,「クルド労働者党」(PKK)の犯行とみて非難。

 

7月

2015/07/26(日)
  • ソマリア首都モガディシュで,高級ホテルを狙った自爆テロが発生し,中国大使館関係者1人を含む少なくとも13人が死亡。イスラム過激組織「アル・シャバーブ」が,犯行声明を発出し,同組織に対する掃討作戦を行うソマリア政府及び「アフリカ連合ソマリア・ミッション」(AMISOM)に対する報復である旨主張。

2015/07/23(木)
  • エジプト東部・シナイ半島で,道路脇に仕掛けられていた爆弾が爆発し,同国軍兵士4人が死亡。

2015/07/22(水)
  • トルコ南東部・シャンルウルファ県ジェイランプナルで,警察官2人が頭部を銃撃されて死亡。「クルド労働者党」(PKK)が犯行を自認。20日に同県スルチで発生した「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)によるとみられる自爆テロに対する報復であるとし,同組織への対応が消極的であるトルコ政府に責任があると主張。

2015/07/20(月)
  • トルコ南東部・シャンルウルファ県スルチで,クルド人が集会を行っていた文化センターで自爆テロが発生し,32人が死亡,約100人が負傷。トルコ当局は容疑者を特定し,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)支持者の犯行とみられると発表。

2015/07/17(金)
  • アルジェリア北部・アインデフラ県で,「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ」(AQIM)が同国軍部隊を待ち伏せ攻撃し,同国国防相によると兵士9人が死亡,2人が死亡。一方,AQIMは犯行声明で,兵士14人を殺害と主張。

2015/07/16(木)
  • エジプト軍が,同国北東部・シナイ半島沖で巡視船が海岸沿いの武装集団から攻撃を受け炎上したが,死傷者はいない旨発表。「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)「シナイ州」名の犯行声明が発出。ISILによるエジプト軍艦船への初の攻撃。

2015/07/9(木)
  • エジプト首都カイロで,在カイロ・イタリア領事館前に駐車していた自動車に仕掛けられていた爆弾が爆発し,領事館が損壊。1人が死亡,10人が負傷。「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)「シナイ州」名の犯行声明が発出。

2015/07/07(火)
  • イエメンの首都サヌアに所在するシーア派モスク付近で,自動車爆弾が爆発し,少なくとも1人が死亡,5人が負傷。「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)「サヌア州」名で,「フーシー派」を狙った攻撃であった旨の犯行声明が発出。
  • ソマリアを拠点とする「アルカイダ」系イスラム教スンニ派過激組織「アル・シャバーブ」が,ソマリアとの国境に近いケニア北東部・マンデラ郊外の集落を襲撃。建物を爆弾で爆破した後,銃を乱射し,14人が死亡。

2015/07/04(土)
  • 米軍主導の有志連合が,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が「首都」であるとするシリア北部・ラッカを空爆。少なくとも22人が死亡,数十人が負傷。死者・負傷者の多くはISIL戦闘員であるが,民間人も含まれている模様。

2015/07/01(水)
  • エジプトのシナイ半島北部で,複数の軍検問所が武装勢力によって襲撃され,その後,同国軍は,北シナイ県シェイクズウェイドで,同勢力の拠点に対する掃討作戦を実施。軍の発表によると,軍兵士17人,武装勢力の戦闘員100人が死亡。同日,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)「シナイ州」名で,「15か所以上の検問所を襲撃し,3件の自爆攻撃を実行した」とする犯行声明が発出。

 

6月

2015/06/29(月)
  • エジプト首都カイロの高級住宅街で,同国検事総長の車列を標的とした爆弾テロが発生し,同総長が死亡,警備員ら計8人が負傷。同日,「ギザの人民抵抗運動」を名のる組織が犯行を自認。
  • イエメンの首都サヌアで,車両爆弾が爆発し,少なくとも28人が死亡。「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)「サヌア州」名で,「フーシー派」を狙った攻撃であった旨の犯行声明が発出。

2015/06/27(土)
  • イエメン南部・アデンに所在する,ハディ大統領の政府軍が掌握する石油精製施設を武装集団が砲撃。砲弾は石油タンクに命中し,炎上。

2015/06/26(金)
  • チュニジア北部・スース県で,武装した男が高級ホテルのプライベート・ビーチを襲撃し,外国人観光客ら38人が死亡,数十人が負傷。同日,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が,「カリフ国家の戦士ヤヒヤ・アル・カイラワニが悪の根城を標的とした」などと犯行を自認する声明を発出。
  • クウェート首都クウェートのシーア派モスクで,金曜礼拝を狙った自爆テロがあり,27人が死亡,227人が負傷。 
    28日,同国内務省は,実行犯がサウジアラビア人のファハト・カバア容疑者で,事件当日に空路でクウェートに入国したこと,また,同容疑者を現場まで送り届けた車の運転手を拘束したことを発表。
  • ソマリア南西部・下シャベレ州レゴで,数十人の武装集団が,「アフリカ連合ソマリア・ミッション」(AMISOM)の基地(ブルンジ部隊駐屯地)を襲撃し,兵士約50人が死亡した模様。同国を拠点に活動するイスラム過激組織「アル・シャバーブ」が,犯行を自認。

2015/06/17(水)
  • イエメン首都サヌアに所在する3か所のモスク付近及びシーア派系ザイド派武装勢力「フーシー派」拠点付近で,自動車爆弾が連続して爆発し,少なくとも31人が死亡した模様。「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)「サヌア州」名で,「『フーシー派』への報復」などとする犯行声明が発出。

2015/06/16(火)
  • アラビア半島のアルカイダ」(AQAP)が,声明を発出し,同組織の最高指導者ナーセル・アブドゥルカリーム・アブドッラー・アル・ウハイシが米無人機の攻撃により死亡したことを認めるとともに,同組織軍事司令官のカシム・ヤヒヤ・アル・リミ(別名アブ・フレイラ・アル・サヌアニ)が後任に選出され,就任したことを発表。米大統領府の国家安全保障会議は同日,ウハイシの死亡を確認したとの声明を発出。

2015/06/10(水)
  • イラク首都バグダッド北部の検問所に爆弾を積んだ車両が突っ込んで自爆し,警察官3人及び民間人6人が死亡,少なくとも22人が負傷。また,同国中部・アンバール県ファルージャ東部の警察署前で爆弾を積んだ車両が自爆し,警察官9人が死亡,10人が負傷。警察は,過去に「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)がイラク軍から奪った車両が使用されたと発表。

2015/06/09(火)
  • イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)「トリポリ州」を名のる組織が,リビア中部・シルト市の制圧を宣言。「トリポリ州」は,1月ころ同市に進出。2月に政府庁舎やラジオ局などを占拠し,5月には空港を占拠。今回,同市の発電所を占拠し,完全制圧を果たしたとする声明を発出。

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