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オウム真理教による凶悪事件

 麻原は下記の15の事件のうち,新宿駅青酸ガス事件と都庁爆発物郵送事件を除く,13の事件で起訴され有罪判決
 
                                                                                             
1 信徒殺人事件(平成元年2月上旬)
 麻原の指示を受けた岡崎一明,早川紀代秀,新實智光らが,静岡県富士宮市所在の教団施設「富士山総本部」の独房修行用のコンテナ内において,教団脱退の意思を有していた信徒(当時21歳)の首にロープを巻いて絞め付けるなどして殺害。

2 弁護士一家殺人事件(平成元年11月4日)
 麻原の指示を受けた岡崎一明,早川紀代秀,新實智光,中川智正及び端本悟らが,教団に対して批判的な活動を行っていた弁護士(当時33歳),妻(当時29歳),子(当時1歳2か月)らの自宅に侵入し,首を絞め付けるなどして窒息させて殺害。

3 信徒リンチ殺人事件(平成6年1月30日)
 難病にかかり教団による治療を受けていた女性信徒と親しくしていた男性信徒(当時29歳)が,女性信徒の息子とともに教団施設に侵入。女性信徒を連れ出そうとしたところを教団信徒に発見され,捕まえられた。
 麻原は,女性信徒の息子に対して男性信徒の殺害を指示。その周囲にいた井上嘉浩らが男性信徒の体を押さえ付け,女性信徒の息子が男性信徒の首をロープで絞め,男性信徒を窒息させて殺害させた。その後,男性信徒の死体をマイクロ波加熱装置とドラム缶などを組み合わせた焼却装置(マイクロ波焼却装置)の中に入れ,これにマイクロ波を照射して加熱焼却し,男性信徒の死体を損壊。


4 弁護士殺人未遂事件平成6年5月9日)
 麻原の指示を受けた遠藤誠一,中川智正らが,オウム真理教被害対策弁護団に所属し,教団信者に対するカウンセリング活動も行っていた弁護士が所有する自動車のフロントウインドーアンダーパネルの溝及びその付近にサリン溶液を滴下し,その後,同自動車を運転した弁護士にサリン中毒症の傷害。

5 松本サリン事件(平成6年6月27日)
 麻原の指示を受けた新實智光,遠藤誠一,中川智正らが,長野県松本市北深志所在の駐車場において,サリン噴霧車に設置した加熱式噴霧装置を作動させてサリンを加熱し気化させた上,大型送風扇を用いてこれを周辺に散布。8人をサリン中毒で殺害,約140人にサリン中毒症の傷害(※)。
 ※ 
刑事裁判記録に基づく被害者数

6 信徒リンチ殺人事件(平成6年7月10日)
 麻原が信徒(当時27歳)にスパイ容疑をかけ,新實智光らに拷問を加えさせたが,拷問を加えてしまった以上このまま生かしておくと後々教団の発展にとって障害になるおそれがあると考え,信徒を殺害することを企て,山梨県西八代郡上九一色村(当時)に所在していた教団施設において,首をロープで巻いて絞め付けて殺害。その後,死体をマイクロ波加熱装置とドラム缶などを組み合わせた焼却装置(マイクロ波焼却装置)の中に入れ,これにマイクロ波を照射して加熱焼却し,同信徒の死体を損壊。

7 VX殺人未遂事件(平成6年12月2日)
 麻原の指示を受けた新實智光,遠藤誠一,井上嘉浩,中川智正らが,山梨県西八代郡上九一色村(当時)に所在していた教団施設を抜け出した出家信徒をかくまい,同信徒に弁護士を紹介するなどした男性(当時82歳)を殺害しようと,東京都中野区の路上において,注射器に入れた猛毒の化学兵器・VXを同男性の後頭部付近に掛け,VX中毒症の傷害。

8 VX殺人事件(平成6年12月12日)
 麻原が,分派を作ろうとしているとの情報があった在家信徒の身辺調査をさせたところ,同人と関係のある不審人物として会社員(当時28歳)の名前が挙がったため,その会社員をスパイと決め付け,麻原の指示を受けた新實智光,井上嘉浩,中川智正らが,大阪市淀川区の路上において,注射器に入れた猛毒の化学兵器・VXを同会社員の後頭部付近に掛け,VX中毒により殺害。

9 被害者の会会長VX殺人未遂事件(平成7年1月4日)
 麻原の指示を受けた新實智光,井上嘉浩,中川智正らが,東京都港区の路上において,注射器に入れた猛毒の化学兵器・VXを,オウム信者の脱会を促す活動を行っていたオウム真理教被害者の会会長(当時56歳)の後頭部付近に掛け,VX中毒症の傷害。

10 公証役場事務長逮捕監禁致死事件(平成7年2月28日)
 全財産を教団に取り上げられることを危惧するなどして身を隠した信徒の所在を聞き出すため,麻原の指示を受けた井上嘉浩,中川智正らが,東京都品川区の路上において,同信徒の実兄である公証役場事務長(当時68歳)をワゴン車内に押し込んで,山梨県西八代郡上九一色村(当時)に所在していた教団施設に連れ込み,大量に投与した全身麻酔薬の副作用(呼吸抑制,循環抑制など)に起因する心不全により殺害。その後,死体をマイクロ波加熱装置とドラム缶などを組み合わせた焼却装置(マイクロ波焼却装置)の中に入れ,これにマイクロ波を照射して加熱焼却し,同事務長の死体を損壊。

11 地下鉄サリン事件(平成7年3月20日)
 麻原の指示を受け,東京都千代田区の営団地下鉄霞ケ関駅に停車する日比谷線,千代田線及び丸ノ内線の各車両内などにサリンを散布させて不特定多数の乗客などを殺害しようと,幹部信徒らが,各車両内において,先端をとがらせた傘でサリン入りビニール袋を突き刺し,サリンを流出気化させて散布させ,乗客ら13人をサリン中毒により殺害,5,800人以上にサリン中毒症の傷害(※)。
 ※ 
オウム真理教犯罪被害者等を救済するための給付金の支給に関する法律に基づき給付金の支給を受けた被害者数

12 新宿駅青酸ガス事件(平成7年5月5日)
 井上嘉浩,中川智正らが,教団に対する捜査をかく乱するため,繁華街の公衆便所内にシアン化水素ガス発生装置を仕掛け,同ガスによりその公衆便所内の利用者などを殺害しようと,東京都新宿区の営団地下鉄新宿駅の公衆便所に備え付けられたゴミ容器内に,シアン化水素ガス発生装置を設置したが,同装置からの発火を目撃した者の通報で現場に臨場した同駅職員によって消火されて未遂。

13 都庁爆発物郵送事件(平成7年5月16日)
 井上嘉浩,中川智正らが,事件を起こして捜査をかく乱し,捜査の矛先を逸らして麻原の逮捕を阻止するため,爆発物を当時の東京都知事宛てに郵送し,都庁7階の知事秘書室において同郵便物を開封した都庁職員に左手全指挫滅切断などの傷害。

14 サリンプラント事件
 麻原は,サリンを散布させて不特定多数の者を殺害する目的で,平成5年11月頃から平成6年12月下旬頃までの間に,山梨県西八代郡上九一色村(当時)に所在していた教団施設「第7サティアン」内にサリンプラントをほぼ完成させ,原料をプラントに投入し,これを作動させてサリンを生成しようとした。

15 小銃製造等事件
 麻原の指示を受け,ロシア製自動小銃「AK-74」を模倣した自動小銃1,000丁を製造しようと企て,平成6年6月下旬頃から,山梨県西八代郡上九一色村(当時)に所在していた教団施設において,自動小銃の部品多数を製造し,平成7年1月1日までの間に,山梨県南巨摩郡富沢町所在の教団施設において,小銃1丁を完成させた。

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